東北本線全駅間歩き5(宇都宮-黒磯) その5・宿場で栄えた氏家市街を通って | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

その4からの続き

 

-氏家(13:05発)-

 

 

鬼怒川沿いに位置する勝山城址に寄り道した後、氏家駅へ向かいました。

 

氏家(うじいえ)駅に着きました。

駅の西側には駅舎に見せかけたお手洗いがあるだけなので、

連絡通路を渡って東側に出ました。

 

今回初めての地上駅舎とはいえ、

かつての急行停車駅だけあって、改札は自動改札でした。

 

 

 

ホームは2面3線で、

真ん中のホームは1本だけ存在する氏家駅始発の列車が使用しているそうです。

 

 

 

1番ホームにはランプ小屋がありました。

建てられたのは1909(明治42)年とのこと。

 

ここで休憩タイムにしました。

ご時世ゆえ屋内での昼食は避けることにしたので、ホームで昼食を食べました。

歩いている時はちょっと暑いくらいだったのに、

風が少し強めに吹いていたこともあって、いつのまにか寒くなってしまいました。

 

 

 

昼食終えて、次の駅へ向かいました。

今度は表玄関にあたる東側を歩いてみたいと思います。

 

 

 

駅前通りと思しき通りには、

昭和の街並みが続いていました。

 

 

 

県道181号線に合流しました。

たぶんこれが氏家市街のメーンストリート。

シャッターが目立つのは地方都市の宿命か…。

 

氏家は奥州街道の宿場町として栄えた街です。

鬼怒川沿いにあるため、江戸時代は街道の結節点として賑わったそうです。

現在の奥州街道は東北本線をなぞるように続いていますが、

江戸時代は氏家から喜連川を経由して大田原へと続いていました。

 

それだけの街が明治19年の日本鉄道初期開通時には

ルートから外されていたのですから驚きですね。

 

 

 

県道は右の道ですが、今回は左の道を進んでみたいと思います。

 

 

 

周囲は閑静な住宅地ですが、

枡形に似た街路もあるので、街道筋だったんでしょうね。

 

 

 

水路も通っていました。

昔から水に恵まれているんだろうな…

 

 

 

と思ったら、やっぱり酒蔵がありました。

 

ここは1806年に創業した仙禽酒造。

醸造一筋の蔵としては県内最古なんだとか。

 

こういう蔵があるのも、

水が豊かで街道が集まる宿場街だからですよね。

 

 

 

さらに進むと、突き当たりに神社がありました。

ここは1000年近い歴史を有する今宮神社。

 

今回もあまり派手に寄り道できませんが、

せっかくなのでお参りしました。

 

 

 

先ほど歩いた県道まで戻り、

そのまま国道に合流しました。

 

 

 

合流したのもつかの間、すぐに国道を離れて東へ。

 

左奥の建物は牛舎でした。

意外と臭わなかったのは風向きのせい?

 

 

 

県道48号に合流して北へ進むと、まもなく氏家中学校が見えてきました。

なんだかんだで氏家の中心市街から30分ほど歩いてきました。

 

勝山公園周辺に住んでいても中学校はここみたいですが、

そこまで離れると自転車通学でもちょっと遠いような…。

 

 

その6へ続く

 

 

氏家駅から蒲須坂駅手前までのGPSログ(1/40,000)です。

 

今回は東へ寄り道してみましたが、

中心市街地を通ったあと、県道62号(線路の西側)に寄り道しても良かったかもしれません。