上野駅に到着後、当駅発8時45分の常磐線勝田行きに乗り継ぎます。ちなみにこの列車は上野始発。上野東京ラインが開通し、宇都宮線高崎線へは、東海道線からの直通が数多く設定されていますが、これから乗る常磐線には上野始発も数多く残っています。さらに常磐線から東海道線へ直通する列車も品川駅止まり。品川以遠までは行きません。これにはそれなりの事情があるようですが、始発から乗れば座れる確率も格段に上がる、ということで、特に気にしないことにします。まぁ私はグリーン券を持っているので、混雑とは無縁なわけではありますが。

 

案の定上野駅からのグリーン車の乗客は私を含め2名のみ。この時間の下り列車は基本的にはガラガラで、その後も乗客は増えることもなく、その唯一の相客も我孫子駅で下車していきました。

 

貸し切りとなったグリーン車で、時折睡魔に襲われつつ、龍ケ崎市駅には9時39分の到着。予定通りここで下車することにします。

 

 

 

少し鉄道に詳しい方なら、『龍ケ崎市駅?そんな駅聞いたことないなぁ』と思うはずですが、それもそのハズ、この駅は昨年(2020年)3月のダイヤ改正で、それまでの佐貫駅から改称されたばかり。まったくこの地には縁のない私ですら、違和感を覚えるくらいなので、きちんと定着するにはあと数年かかることでしょう。ちなみにこれから乗る関東鉄道竜ヶ崎線の駅名は、佐貫駅のままとなっており、これまたややこしい事態が発生してしまっています。さらにややこしいことに、この駅の所在地やJRの駅名は龍ケ崎市。ですが関東鉄道の路線名や駅名は竜ヶ崎駅となっており、複数の表記があるカオスな状態となってしまっています。

 

その関東鉄道の乗り場へ急ぎます。

 

 

 

 

今度の発車は9時55分。すでに多くの乗客がホームで待機しており、これは少々意外でした。

 

 

それにしても凄いラッピング。

 

 

落書きのようにすら見えてきます。

 

そんな列車に乗り、まずは終点の竜ヶ崎駅へ向かいます。

 

『関東』鉄道などという大それたネーミングが付いていますが、竜ヶ崎線は路線延長わずか4.5km。途中駅も1駅のみというごく小規模の路線となっており、起点の佐貫駅を発車してほんの数分で、終点竜ヶ崎駅に到着しました。あっけない到着ですが、とにかくこれで、1つめの『りゅうてつ』完乗達成です。

 

 

 

構内には車両基地もあり、かなり広め。

 

 

改札を出ると、歴史を感じさせてくれる駅名標が出迎えてくれました。

 

 

コンクリート造りの駅舎の前では、なにやら撮影?が行われていました。何かのイベントだったかもしれません。

 

 

この列車は、わずか2分後の10時04分に折り返していきますが、それではさすがに慌ただしすぎます。幸いその次の発車は10時35分。この時間を利用し、徒歩圏内にある八坂神社まで往復してみることにしました。

 

駅から延びる道を進むこと10分ほどで、目指す八坂神社に到着。

 

 

 

 

小さいながらも由緒ありげで、事前調べでは御朱印もいただけるとのことでここまで来ましたが、残念ながら宮司さんは祈祷のため外出中。結局御朱印は断念することとなりました。なんかちょっと前に、和歌山県新宮でも同じようなことがあったような気がしますが、こればかりは仕方ありません。来た道を引き返し、竜ヶ崎駅へ戻ることにします。