(前回記事の続き)
(日光軌道線の路面電車 @東武日光駅前)
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東武日光駅前の日光軌道線路面電車
東武日光駅前には、かつてこの地を走っていた路面電車が静態保存
日光軌道線100形109号
東武鉄道日光軌道線
東武鉄道日光軌道線(栃木県)は、日光駅前(にっこうえきまえ)〜馬返(うまがえし)間(10.6km)を結んでいた路面電車で、1968年(昭和43年)廃止。
当時活躍していた路面電車は、100形(ボギー車)と200形(2車体連接車)。
100形は、1953年(昭和28年)宇都宮車両にて製造。
日光軌道線廃止後、岡山電気軌道(岡山県)に全車譲渡、3000形となり、限定的ながら現在も2両が現役で活躍中。うち1両は日光軌道線時代の復刻塗装で活躍。
また、岡山電気軌道で廃車後、日光へ里帰りし、霧降高原(栃木県)の観光施設「チロリン村」で静態保存されていた100形109号車両は、2020年(令和2年)3月に、ここ東武日光駅前広場に移設され静態保存。
200形は、現在、1編成が東武博物館で静態保存中。
2020年(令和2年)3月に東武日光駅前にて展示保存
日光駅前から、馬返(うまがえし)までを結んでいた。
行先表示は「馬返」
昭和28年宇都宮車両製造の銘板
この日光軌道線100形電車は、現在も、岡山県の岡山電気軌道で2両が現役で走っている。そのうち1両はこの日光軌道線塗装を復元し、今も岡山の街を走っている。冷房がないため夏場を除き、原則毎月第一土曜日の限定運行だが、車内には日光軌道線時代の路線図が掲げられていたりと、日光軌道線時代を再現している。
反対側の行先表示は「日光駅」
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東武日光駅ホームへ。
100系特急車両スペーシアが停車中
100系スペーシアは1990年(平成2年)にデビュー。デビューから約30周年を迎えたのを機に、リバイバル塗装に変更予定。
第1弾として、100系のうち5編成(102・105・107・108・109編成)をデビュー当時のカラーリングに変更し、2021年(令和3年)6月5日以降、塗装変更した編成から運行(今年度は2編成をリバイバル塗装化予定)。
また、今後、100系101編成を別のリバイバル塗装に変更の計画もあるとのこと。
奥には、新型特急車両500系リバティ
14時23分発の特急「リバティけごん32号」浅草行き
レトロな350系車両を使用する、14時00分発 臨時特急「きりふり284号」浅草行きも入線
東武鉄道の新旧優等車両が並ぶ。
350系のヘッドマークの幕回し。
「急行 スノーパル」
「特急 スノーパル」
「特急 尾瀬夜行」
「急行 ゆのさと」
「急行 きりふり」
特急きりふり号のヘッドマークにセット。
土休日のみ運行の臨時特急きりふり号、浅草行き
新型特急車両500系リバティ(左)と、最古参の特急車両350系が並ぶ。
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臨時特急きりふり号復路(東武日光→浅草)
臨時特急きりふり号284号、東武日光(とうぶにっこう)駅を14時00分発車
浅草まで所要2時間05分の旅路。
下今市(しもいまいち)駅
下今市駅手前で東武鬼怒川線と合流。鬼怒川線普通列車がやってくる。
6050系電車と並ぶ。
下今市駅と鬼怒川温泉駅を結ぶ観光列車「SL大樹」用の元 国鉄・JRの14系客車
青い車体に白帯の懐かしい国鉄時代の塗装を維持する14系客車だが、近々旧型客車を模した「ぶどう色」に塗装変更する。
まず、1両を2021年(令和3年)6月19日(土)からぶどう色で営業運転開始。
当面の間、新旧塗装の混色編成で運行するが、残る2両もぶどう色化し、14系客車3両全てぶどう色に統一する予定。
国鉄時代から続く青い車体は、間もなく見納め。
栃木路を行く。
思川を渡る。
新栃木(しんとちぎ)駅
車庫(南栗橋車両管区新栃木出張所)の脇を通過
JR新宿駅・池袋駅方面から東武鉄道に乗入れる特急「日光」「きぬがわ」用のJR253系特急型電車も留置。
JRの元・成田エクスプレス号車両を転用したもの。
栃木(とちぎ)駅
渡良瀬川を渡る。
関東平野を行く。
利根川橋梁(673m)
車庫(南栗橋車両管区)の脇を通過
東武博物館所有の動態保存車8000系8111編成が留置。東武鉄道通勤車のかつての標準色セイジクリームを唯一まとう編成。
荒川橋梁を渡る。
曳舟駅を通過。東武亀戸線が分岐。
隅田川橋梁(166m)を渡る。
※2021年(令和3年)春