2021/5/27　山陽本線厚狭〜下関開業120周年記念きっぷ

本日は2021/5/30です．ちょうどこの記事が公開されたとき，柳井駅には「EF65 1124」が35系を牽引した列車が到着し，その数分後には「瑞風」とすれ違うことになっていましたが，いずれも運行はされません．柳井駅はさぞかし賑わっていたでしょう「山陽本線厚狭〜下関開業120周年記念イベント」を行えるのは，過去にも将来にも今回の週末しかありません．大変残念です．なお，下関駅ではイベントが開かれています．

実は今回の臨時列車，筆者も乗車に申し込んでいました(当然，返金されています)．臨時列車が運休になったこともあり，代わりに，せめて記念きっぷだけは買っておこうと思い，先日厚狭駅まで行って買ってきました．「金屋代鉄道」で，2020/3以降の「長門国」での活動を取り上げるのは今回が初です．

販売方法は，「現地で7:00に整理券を配布，その後9:00に集合をかけて順次販売」というものでした．この方法ですときっぷの購入のために列車が助けにならない場合があります．できるものであれば移動は行わないに越したことはなく，なぜこのきっぷを通販で取り扱わなかったのか疑問でなりません．さらに申し上げれば，臨時列車がないのであれば，柳井駅でも取り扱ってほしかったと思います．

表紙はこんな感じです．馬関(現：下関)駅の写真のほか，当日の記念列車に採用されるはずであったヘッドマークがデザインされています．裏は関連年表となっています．

価格は3,000円でした．とりあえず買っておこうというにはちょっと高く，一度に10セット購入可能でしたが，2セット程度の購入が多く，筆者も1セットのみの購入にとどめています．

ちなみに，10年前にも「記念きっぷ発売+臨時列車運行」という類似の企画があり，表紙が出てきましたので掲載することとします．2011/6/1は平日でしたが，筆者もスケジュールを合わせてこのきっぷを購入し，撮りに行った記憶があります．列車の写真は当ブログ内で使用しています．当時よく盛り上がり，2014年には「山陽本線神戸〜門司電化50周年」で何かしらイベントなどがあると期待していましたが，何もありませんでした．

色々

美祢色更新車のキハ120を初めて見ました．

おまけに，現在「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」で盛り上がりを見せる「宇部新川駅」に寄ってきました．

映画を意識した対応がなされていることがわかります．売店でも「500 TYPE EVA」グッズのごく一部を取り扱っていました．なお，筆者が訪問した時間には列車がなく，時間の都合で寄るだけとしました．

また，元々「宇部井筒屋」であった「トキスマ」では5/31まで「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」に関するパネル展・グッズ販売が行われていました．しかし，建物は老朽化しており，「トキスマ」そのものが6/29で閉店になることが報じられています．

宇部市制は2021年で100年を迎えますが，全体的に宇部の町は寂れており，宇部市出身の庵野秀明氏がこの町にかける思いが「シン・エヴァ」には込められていたと感じられます．庵野氏の今後の作品「シン・ウルトラマン」や「シン・仮面ライダー」にもさらに注目が高まります．

なお，最近再度注目された「宇部線BRT化」については，2020年に市長が交代したこともあるのか，2021/1頃に「採算が取れないという調査結果が出た」と報じられています[1]．宇部線の利用者・宇部市内の自動車交通量はそれなりに多く，これに(専用道路を使用するとはいえ)通学・通院用のバスが加わると渋滞多発などの問題があることは容易に想像できるといえます．