勇気づけの嵐
ベストセラー書「嫌われる勇気」で大ブレークを果たしたアドラー心理学では、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をとても大切なものと考えています。
本ブログは、夫婦関係、子育て等の困難から救われた自らの経験を活かす為、幸福を目指すこの心理学の案内役となり、各種ワークショップやカウンセリング等への橋渡しができればとの思いでスタートしました。
また、勇気づいた人の象徴的存在である嵐の活動、旅や趣味の世界等についても合わせて綴っていますので、同好の方にお楽しみ頂けたらと思います。
巻き起こせ!
勇気づけの嵐
<重要なお知らせ>
<重要なお知らせ>
【記事再掲載のご案内】
前回、本ブログに移行して来る前の記事を現在時刻で再掲載したところ、多くの方にご覧頂き好評でした。
そこで、最初に戻って再々投稿して行きたいと思います。
既にご覧頂いている方々には、はなはだくどい事になってしまいますが、続けてすぐに新規の記事を投稿しますので、少々お待ち頂けると有難いです。
その際、本記事はオリジナル日付2017年6月6日に変更しこちらの記事一覧に加わって行く事になります。
<シリーズ・アドラー心理学キーワード>
【絵空事/適切な建設/ベーシック・ミステイクス】
*「虚構性」
アドラーが大きな影響を受けた「あたかもそうであるかのように(as if)哲学」と言うのをご存知でしょうか?
この哲学は、今までご紹介した目的論や現象学理論とも親和性があります。
人は自ら創造(想像)した主観の中でしか生きられないと言う理論ですね。
この考えは、うつ病治療の認知行動療法にも影響が及んでいる様ですが、この哲学から導き出されたアドラー学派のカウンセリング技法があるんです。
望んでいながらできないと思っている事を、あたかも本当にできるかの様に演じる事を提案します。
子供の頃にでき上がった性格が虚構の産物にしか過ぎないのなら、自分の生み出す虚構性で建設的な方へ、変えて行けない筈はありません。
内弁慶とかユングの言うペルソナの様に、場面や相手によって仮面を自在に付け替えて生活している私達は、意外にすんなり演技者になる才能を持ち合わせているのかも知れませんし、自己受容で自分を大事にしつつ、合理的な対応策として上述の演技力強化や代替案を検討・実践する冷静さを持つ事で、生き易さ、幸福を手に入れる事が可能になる様に思えます。
イメージトレーニングも取り組み易い技法の1つと言えるでしょう。
また、私もしばらく通ったインプロと言う即興芝居を楽しむワークがありますが、「嵐にしやがれ」で生瀬勝久さんが紹介していた様に、気付きが多くこれもお役立ちです。
更に他者について見てみると、虚構の集まりにしか過ぎないものを恐れたり敵対視する必要もありませんね。
ところで、映画やドラマでお馴染みの「時をかける少女」等、SFの作家として名が通っている筒井康隆さんですが、虚構内存在でしかない人間の本質を鋭く描いた実験的作品群が面白く読めます。
一方、筒井作品には荒唐無稽なドタバタ作品も多く、後に同じ様な事件が現実に起きてしまい話題になった事もありました。
これらは、虚構に逃げ込んだり、呑み込まれてしまった悪しき事例で、こう言った非建設的な虚構は、現実に適用するのではなく、作品として楽しんで笑い飛ばすべきものなんですね。
虚構を使いこなす訳ですから、非建設的な役を演じない様にしないといけません。
ネットの悪意に満ちた虚構性にも要注意です。
アドラーは、共同体感覚を欠いた事例として、
「甘やかされた人の夢見る世界、視点、人生についての考えと理解は、現実の世界とは驚くほど異なったものである。」
「自分の誤りをこじつけの議論で守ろうとする。」
と言い、逆に、
「空想が共同体感覚感覚と正しく結び付けば、非常に偉大な行為が期待できると言う事を忘れてはならない。空想は、それが要求する感覚と感情をかき立てる事で、走る車の高められたガス圧の様に作用するからである。」
と語っています。
特に夢を見ている睡眠中は、外界からの入力が遮断されるので、ライフスタイルの一人歩きによって大きくなった空想の力が、課題解決の助けになる様に働いたりする訳です。
夢であれ現実であれ、虚構である主観は、ライフスタイルに忠実に、感覚や感情も動員すると言う点には要注目です。
と言う事は、空想が変わればライフスタイルも変えられるんですね。
*「建設的」
アドラー心理学では善人・悪人との言葉を使いません。
人は、劣等克服を目的として言動する訳ですが、これ自体何も悪い事ではありません。
ただ、言動に現れる無意識的に選び取ったライフスタイル(性格)が、共同体感覚に適った健康的なものであるのか、そうでないのかの違いがあります。
後者には、回避的なものと攻撃的なものがあり、ひどくなると、神経症、精神病、自殺、犯罪、独裁、戦争等につながって来ます。
ところで、スタイルではなく人格に対する善悪の決め付けは、正に変わらない性格を前提にして人を裁き、上からの賞罰で支配すると言う、アドラー心理学が目指している事の真逆を行く事になります。
人そのものと言動、つまり行為者と行為を分けて考え、後者はいつでも変えられるとの見解を取るアドラー心理学です。
なので、どんな人でも尊敬・信頼し、善人・悪人と決め付けず、言動に対しては、適切・不適切や建設的・非建設的と表現するのです。
孔子の言葉に「罪を憎んで人を憎まず」と言うのがあります。
そして、自分を磔にした人々についてのイエスの言葉
「父よ、彼らをおゆるし下さい。彼らは何をしているのか、分からずにいるのです。」
を思い出して下さい。
*「基本的誤り」
人の言動における主観の重大さは前々項に書いた通りです。
そして前項「建設的」の反対。
非建設的なゆがんだ発想によって、自分自身も生きにくく、周囲と摩擦を生じてしまう考えが「基本的誤り」で、
決めつけ
誇張
見落とし
過度の一般化
誤った価値観
の5つを考えます。
例えば、「職場のみんなが自分を嫌っている。」との考えは誇張。
これが浮かんだら、みんなでなく、何人中何人かとの証拠探しをする癖を付けると抜け出せます。
<シリーズ・アメブロ過去記事の復刻>
【前向き】
また、嵐・大野さんのラジオからです。
今日の一言…カモン!
「思考に気をつけなさい
それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい
それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい
それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい
それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい
それはいつか運命になるから」
(BGM♪誰も知らない♪)
いい言葉じゃないすかっ、これぇ。
これは、カトリック教会の修道女であり、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサさんの言葉です。
全ての考え方、行動は、つながっていると言う事ですねぇ。
えぇ、後ろ向きな思いが、えー、よぎる時もあると思いますがぁ、出来るだけ、前向きでありたいものです。
これは、リスナーのミナポニョポニョさんから教えて頂きました。
メールを読みますと。
『智くん、おはようございます。
私は、ネガティブに考えてしまうのですが、この言葉を知った時、ネガティブな考え方は良くないと、改めて思いました。
智くんは、普段から、気を付けて考えてる事、行動してる事ありますか?』
大野さん、アーティストっぽい自由人のスタイルが基本ではありますが、やはりアイドルとしての前向きな取り組みも欠かさない様です。
<シリーズ・旅の写真帳>
新シリーズで、若かりし頃の撮り鉄記を載せて参ります。
自身のアルバムの内、形式写真は巷に溢れていますのでほとんど登場しません。
ここでは、懐かしい情景写真とつたない文章を中心にご覧頂きたいと思います。
では、北の大地から。
当時、沢山走っていた夜行に乗って目覚めると日本最北端間近。
宗谷本線の南稚内-抜海でC55を撮りました。
関西線名古屋口等でも活躍していたC55ですが、撮り鉄デビューの頃にはC57に置き換わっていました。
でも、こうして北海道や九州に行けば、観る事が出来たのです。
夏に再訪した時は塩狩-蘭留で。
こちらは、旭川駅発車の1号機です。
旅する若者でローカル列車もごった返していた良き時代の一コマです。
(続く)
<鉄道動画集>
YOU TUBE「スヌーピー1」からご覧下さい。
(続く)