奥出雲おろち号運転終了…木次線の未来は? | 山陰人のボヤ紀行

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昨日、山陰ローカルのニュースを見ていたら、「奥出雲おろち号が運行終了の予定」というニュースが流れてきました。

 

 

【独自】人気のトロッコ列車 JR西日本が終了方針(山陰中央新報) - Yahoo!ニュース

 

まだJR西日本からの公式発表はないのですが、地元紙の記事によれば「2023年度で運行終了」とのことです。

 

実は、地元では「いつまで運行する(できる)のか?」と予想されていたんですよね。というのも、「奥出雲おろち号」は12系客車の改造車のため、車歴はもう40年を超えています。オーバーホールをしようにも部品はないでしょうし、そもそも赤字路線である木次線に投資なんかできないでしょうしね・・・

 

地元自治体が沿線の利用促進のために導入した観光列車ですから、地元が出資して新車を導入するなりしないと存続は難しそうです。

 

 

 

(備後落合駅にて。このスハフ12は客車に運転台を付けた、魔改造車です笑)

 

で、ここで同時に懸念されるのが「これって木次線廃止の序章では?」ということです。

 

木次線の実態として、

 

・全線で通過人員が190人/日(2019年度)しかいない。

・宍道、大東、横田に高校があるので、通学需要は辛うじてある。(木次も一応、三刀屋高校の最寄りか?)

・出雲横田~備後落合は18きっぷシーズン以外は基本、誰も乗っていない。(乗っていても片手で数えられる程度)

 

というところです。

 

特に、出雲横田~備後落合間は「奥出雲おろち号があるから存続している」のが実態でして、この運行終了と併せて廃線になるのでは?とも考えてしまいます。宍道~出雲横田は、さすがに廃線になることはないと思います。(木次~出雲横田は少し怪しいですが)

 

 

島根県としては「奥出雲おろち号存続」を要望するようですが・・・どうなるでしょうか。今後の動きが注目されます。