皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今日は近距離でしたが出張で疲れましたので小ネタだけで済ませたいと思います。

 

先日はTomixさんのリニューアル再販品であるキハ183系500番代シリーズが発売され、これに合わせウチにあったN183系・NN183系の新特急色シリーズを整備しました。

 

 

 

 

 

その際に、古い設計でダミーカプラー付きのキハ183 1550についてはパーツ流用等してTN化しました。

 

↑右の2両は古い製品であるキハ183 550番代「北斗」セットのキハ183 1550で、連結器がダミーカプラーになっています。

 

最近の水準ではボディーマウントTNを付けるのが標準になっていますので、隣の今回新製品であるキハ183 550増結セットのキハ183 1550と共にBMTN化しました。

 

しかし、キハ183 500・550番代シリーズ用のTNである先頭車用のJC6368は在庫は無く、汎用の0374を使用したりしてその場を凌ぎました。

 

↑キハ183 500、550の編成共に中間に入る予定の先頭車は汎用TNである0374でとりあえず済ませました。しかしエアホースが無くジャンパ栓の表現も合わないのでパーツがあればJC6368を付けたいですよね。

 

しかしJC6368はお馴染みの模型屋さんにも無く、○○オクでも出てきません。出てきたところできっとプレミア価格でしょうね(泣)

 

 

ところで、そういえばTomixさんは5月にパーツの在庫・生産リストを更新しており、キハ182・183 100用のJC6377が再生産されるアナウンスがされていました。

 

 

 

↑キハ182・183 100番代用のJC6377が再販されるアナウンスがされています。

 

キハ183 500・1500・1550用はJC6368ですが、キハ183 100用と何か違うのでしょうか?

 

 

↑キハ183 100と500の図面を確認しましたが、車端部から台車までの距離も同じですし、特に連結器やスカート部の寸法が異なるような気はしません。

 

↑スカートやジャンパ連結器、胴受周りの形状も100番代と500・1500・1550番代で大きな差異は無さそうですが…。

 

今度JC6377が再販されるのであれば、これをキハ183 1500に流用できないものでしょうか?

 

では次は実車ではなく模型を比べてみたいと思います。

 

 

↑奥が100番代、手前が1550番代です。スカートやジャンパ連結器周りに大きな差は無さそうですが…。

 

↑正面からです。こちらから見ても大きな差は無さそうです。

 

ではバラシてJC6368とJC6377の差を見てみましょう。品番が違うのだから恐らく何かが異なるような気がしますが。

 

↑奥がキハ183 100、手前が1550です。床板の構造やスカートとTNの爪の部分等に差がありそうですね。

 

↑スカートを外してみました。ぱっと見は双方のTNに差は無さそうですが。

 

↑外してみました。

 

↑うーん、良く見るとJC6377(奥)とHC6368(手前)でTNの長手方向の寸法や、爪の位置が異なりそうですね。これ、入れ替えたらカプラーの出の寸法が変わってしまいそうです。

 

↑キハ183 100の床板(奥)に1550番台用のJC6377を取付け、キハ183 1550の床板(手前)に100番台用のJC6368を付けました。付くことは付くのですが、カプラーの出がおかしくなっているような気がします。

 

 

↑スカートを嵌めようとしましたがハマりません…。

 

↑キハ183 100の床板にJC6368を付けてみたら、カプラーとスカートが前に出すぎてしまいますし、スカートと床板の引っ掛け部が合わないので取り付け不可です。

 

↑キハ183 1550の床板にJC6377を付けてみたら、カプラーとスカートが後方へ奥まってしまい、取り付けが出来ません。

 

 

ということでJC6368とJC6377は基本的に互換性が無いことが分かりました。スカート共に外観自体は同じなのでしょうが、模型自体の製造時期の差から床板の構造が違うため、TNの取付爪の部分の寸法が異なり互換が無いようです。

 

正直言って、今回のリニューアル再販の際に床板もリニューアルしてキハ183 100と共通にしてくれると良かったのですが。というのも…

 

↑キハ183 550番代シリーズの金型はかなり古く、DMF13HSエンジンはただの真四角のベースにシリンダーヘッドと吸気配管が表現されているだけです。ラジエータも四角くなってます。

 

これに対し、同じくDMF13HSエンジンを搭載したキハ185系は、

 

↑キハ185系の床下機器は、最近生産された新製品ということもあり、非常に精密な表現がされています。

 

そしてそのお値段はというと、キハ183 550番代の増結セットは2両で6160円、キハ185系の増結セットは7260円で、キハ183 550の増結セットは中間車が入っていることから中間車と先頭車の価格差はだいたい1000円から1500円としても殆ど同じくらいの価格です。同じくらいの価格で片や設計が古く現行水準からすると若干見劣りするレベルで、片や最新設計で精密にできているとなると、ちょっと微妙ですよね。

 

キハ183 500・550シリーズはそろそろ床下のリニューアルをしても良いのではと思ってしまいますね。最近はキハ58系でもエンジンが別パーツになる等の改良が加えられるそうですし、キハ183系についてもリニューアルを期待したいですね。というかキハ181系はどうなっているのでしょう!?

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!