コロナ禍で私の趣味である徘徊も距離の長短を問わず滞り気味です。それは仕方のないことで、年末最後の休日(私の仕事は正月もGWもお盆も関係ありませんから…)に元浅草の喜多方食堂に朝ラー食べに行った帰りにになんとなく上野駅まで歩いて東京メトロ日比谷線に乗るはずが、足が勝手にJR東日本みどりの窓口へ入っていき指定席券売機の前で立ち止まると、今度は手が勝手にズボンのポケットから財布を取り出してこともあろうに山形県の仙山線山寺駅までの乗車券と山形新幹線「つばさ」の指定席券を購入して主人である私を拉致して上野駅の地下深くにある新幹線ホームへと連れていかれて以来、密にならない時間帯の列車を選んで東京の住まいと長野の家をたまに行ったり来たりしたくらいなものです。

 あとは平日休みなので閑散とした時を狙ってあしかがフラワーパークや偕楽園など関東近県は少し徘徊しましたが…。


 そのため、徘徊を記録した記事が信越方面か関東近県ばかりなのは仕方ありませんが、休みの日にこれほど普段の睡眠不足を補ってばかりだと徘徊ネタも底をついてしまって過去記事を焼き直しするくらいしかなくなってしまいます。


 そのようなわけで、先日アップしたJR東日本新潟支社の観光列車越乃Shu※Kura車両によるゆざわshu※Kuraで眺めた初夏の日本海の景色と6年前、北陸新幹線金沢開業とそれに伴う長野~直江津間の第三セクター化を目前に控えたJR東日本信越本線の様子を動画を交えて見比べてみたいと思います。

 焼き直しブログとはいっても長くなりそうなのでいつものように何回かに分けてダラダラとアップしていこうと思います。


 6年前の冬のある日…新幹線で降り立った長野駅は雪が舞っていました。そのまま在来線の信越本線の7番線へとやってきました。
 画像は189系特急型電車で運転される直江津行普通列車「妙高1号」です。長野総合車両センター所属で両端が国鉄時代に485系の編成から外されて余剰となっていたサハ481中間付随車に運転台ブロックを取り付けて先頭車化改造されたクハ188を連結したN103編成でした。

 
 牟礼(長野県飯綱町)付近にて。

 この日は典型的な冬型の天気で、列車が豊野駅を出て飯山線と分岐して信越本線を北上すると車窓の景色はこの地方に昔から言い伝えられている「一里一尺」そのままに積雪がどんどん深くなっていきました。

 近年は地球温暖化の影響もあってか、全国的に昔より積雪量が少なくなっていますが、この年はこの一帯本来の景色といった風景でした。



 古間駅にて。

 黒姫駅にて。

 今月上旬の黒姫駅です。
 季節的には初夏といってもいいのですが、本来ならこの辺りはやっと遅い春本番を迎える頃…。今年は雪が消えるのも早くて春も足早に過ぎようとしていました。
 私が少年時代だった頃に比べると積雪量も1m以上少なくなったのではないでしょうか…。
 ちなみに6年前の画像はかなりの積雪となっていますが、その翌年は記録的に雪が少ない年でした。
 黒姫駅付近までは全く積雪が無く、黒姫~妙高高原間の信越国境あたりでさえ1月だというのにまるで3月下旬くらいの景色だったことを覚えています。それでも今年よりは遅くまで雪が残っていました。

 妙高高原にて。
 例年、黒姫駅から新井駅付近にかけてが最も雪が多い区間で、妙高高原~関山~二本木の間は日本海からの北西の季節風がまともに斜面にぶつかる豪雪地帯です。

 しかし、そんな豪雪地帯だからこそ春から初夏にかけての車窓の沿線風景の美しさといったら…。
 これは各地の雪国にお住まいの方であればみなさん同じだろうと思います。
 続きは明日以降にでも…。