こんにちは。

今日はED75機番シリーズの第119回ということで、ゴロ合わせ?(笑)の119号機を取り上げます。ED75一般形の1両ですが、細かい話ながらちょっと変わった点がありました。

 

ED75 119[長] 1967年落成 → [青]1968年~ →[長]1969年~

長町へ新製配属、1年程青森在籍の時代があったようですが再び長町へ戻っています。

 

最初の撮影は初めて福島へ行く途中、普電乗換の郡山駅で撮影したものと思われます。

まだ国鉄時代、重連の高速貨物列車の先頭に立って来ましたが、何かスカートが妙、補修か何かされたでしょうか?奥には”急行色”の455系がチラ見えしたりします。

1986/09 東北本線(以下同様) 郡山駅 3060レ

 

国鉄民営化でJR貨物へ継承され、引き続き貨物列車牽引に活躍します。

この機関車の変わった点はJR化後もデフロスタが残ったこと だったと思います。前面左右窓の黒い”枠”がそれです。JR化後までデフロスタが残った機関車って、記憶に無いんですよね。

因みにガラスの曇り止めのために付けられたもの、鉄道模型ではデフロスタ付表現が多いですが、JRになる前に大半が取り外され、窓そのものに電熱線が入る熱線ガラスになって行ったようです。

1988/10 久田野-白河 4086レ

 

ワムハチの車扱貨物列車を牽引して来ます。ピンを外しちゃった失敗作なんですが(汗)、車体が綺麗で銀パン..恐らく全検上がりだったと思うんです。感電マークは付きましたがなおデフロスタも健在..こんな機関車あったんだー とScanしていて思ったのでUpしました。

1989/08 新白河-白坂 5160レ

 

1日中ほっつき歩いて撮影して、夕方の締めで撮影していました。望遠で構えていたら、近づいて来る119号機が突然前照灯点灯、機関士さんが手を振ってくれました。左手が上がってるのが見て取れますよね。シャッター押した後こちらも手を振ったら”ピッ”と短笛一発、こういうの気持ちいいですねー。もう31年前の話ですがありがとうです。なお、今では昼間でも当たり前の前照灯点灯走行ですが、この頃は昼間点灯せず、構えているのを見つけて点けてくれたんだと思います。ここへ来てデフロスタは無くなっていました。

1990/05 平泉-前沢 9075レ

 

タキ43000系列の車扱貨物を牽引、ここは何故か撮影成功率の低いポイントでしたが、何とか止まっていたかな(笑)。上り方1End側もデフロスタが無くなっているのが確認できます。

1990/08 新白河-白坂 5172レ

 

朝の高速貨物列車を重連牽引..何かボディーが痛んでいる感じですね。これが赤塗装の119号機最後の撮影になりました。

1994/05 豊原-白坂 3067レ

 

119号機は1994年秋に更新工事を受け”シロガマ”になります。白Hゴムですから郡山工場施工でしょうね。暫く撮影の機会が無く、更新後2年以上経ってからの撮影、既に薄汚れた感じですが、80号機を従えた重連で車扱貨物を牽引して来ました。

1997/03 東白石-北白川 5673レ

 

前の写真と列番は同じですが、こちらはタンク車編成、シロシロ重連が行きます。この頃には[仙貨] 仙台総合鉄道部の所属になっています。

2000/07 松川-金谷川 5673レ

 

奥に見えるのは奥中山駅、ナナゴー重連が重いコンテナ貨物を牽いてサミットを越え、峠道を下って行く所です。2001年 土崎全検を受けてから2か月後位の姿、黒Hゴム化され、碍子も緑です。

2001/08 奥中山-御堂 3060レ

 

昼下がりの豊原駅を単機で通過、長閑な雰囲気です。左奥に見えるのは(旧)豊原駅舎、一時期ピンク色の塗装が目立っていましたが、色褪せて馴染みいい味出していました。

2005/07 豊原駅 単5179レ

 

コンテナを牽引して梅ヶ沢を行きます。これが最後の撮影になりました。

2007/04 新田-梅ヶ沢 92レ

 

119号機は2008年に廃車になっています。

 

JR化後もデフロスタが残ったレア機、貨物列車牽引に活躍する姿を記録できた1両でした。

 

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