TOMIX JR東日本 251系 スーパービュー踊り子 2次車旧塗装のレビュー的なもの | TKKseries8000‐677

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東京急行メインに旧大東急系の京王帝都・小田急・京浜急行など
撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

 

185系のみだった伊豆特急の世界に、バブル経済の有頂天だった頃に現れた豪華リゾート特急スーパービュー踊り子

 

先行して引退時まで纏った新塗装が出ていましたが、ここはやはり世代的に旧塗装だとスルーして待っていたら良い感じに出てきましたので購入しました。

 

ということで、10両フル約4万弱と非常にお高い買い物ではありましたがレビュー的なものでございます。

 

 

パッケージ

 

地味にTOMIXのハイグレード製品は初の入線です。

 

 

スリーブを外すと実車イラストとロゴがご開帳

 

こういった系のイラストは1990年代頃の製品に多かったイメージが勝手にあるのですが、製品の雰囲気までバブルリスペクトを感じますw

 

 

横面

 

こちらにも実車ロゴがありますので、棚に収納していてもなかなか存在感がありそうです。

 

 

増結セットのパッケージ

 

同等デザインに仕上がっています。

 

 

基本セットを開封

 

 

製品の取説

 

 

パーツの取り付け方法なども含めて詳しい解説がありますが…

 

 

新塗装発売時から話題になっていましたがクロ250形とクハ251形の解説にて実質的にバラすなと書いてある説明文はなかなかビックリされられます。

 

実際にバラされた先駆者の方を見るに本当に複雑な構造っぽいので迂闊にばらさない方が良さそうです。

 

 

最後に裏面の交換パーツリストなど

 

物が物というだけあり、交換用パーツは修理対応が多めです。

 

車両側

 

ここ最近の各社製品で共通となりつつある、ウレタンを抜くと10両フル編成で仕舞うことが出来る仕様で嬉しいです。

 

 

付属パーツ

 

無線アンテナ、ラジオアンテナ、電話アンテナの3種のみなので、TOMIXのハイグレード製品にしては比較的易しめだとは思います。

 

 

各種インレタ

 

車体番号と号車番号を転写で表現する形ですが、編成番号自体は実車プロトタイプが2編成だけなので第3編成か第4編成のどちらかから選択する形になります。

 

 

増結セットを開封

 

こちらは付属パーツも無く、取説の類も無いので非常にあっさりと車両が4両入っているだけ

 

 

まとめて収納可能なので、レビュー用の写真を撮る前に早速収納してしまう恒例行事

 

1ケース余る形になりますが、そちらはお好みで好きな車両を…ってことでしょうね

 

ちょうど伊豆急8000系が出るので、同じ伊豆方面の車両ってことでそれの収納に使いたいと思います(笑)

 

 

車両を見て行きましょう

 

伊豆急下田方先頭車の1号車クロ250形

 

 

前面

 

特徴的な前面形状でありますが、しっかりと捉えられています。

 

ワイパーアームが2本なのは2次車の特徴的な部分

 

先行する昔からあるKATO製品が1次車をプロトタイプ選定しているのに対して、後発のTOMIX製品は2次車がプロトタイプですので、厳密には競合していません

 

 

特徴的な先頭部分

 

展望席を重視した先頭車は数多かれど、まどのデカさでは国内トップクラスではないでしょうか

 

 

新塗装が出た時から指摘されている部分ですが、窓断面には少々塗り漏れがあり…

 

とはいえ、写真だと結構気になりますが肉眼だと殆ど気にならない部分です。

 

が、やっぱりこうやってみちゃうと気になるので、いずれは何とかしたいところではあります。

 

 

側面

 

 

215系もですが当時の東海道線はダブルデッカーブームだったようで2階建ての特異な先頭車

 

展望席との境目にあるSVOのロゴもしっかりと再現

 

座席も車内パーツが凝っていて見ていて楽しいです(当然ながらちゃんと登場時仕様の座席配置になっていて芸が細かい)

 

 

 

妻面側

 

構造的理由なのか各号車ともに妻面を外すことが可能な設計となっています。

 

こうした方が塗りは楽なんでありましょうね。

 

ハイグレード製品ですので、当然ながらTNカプラーは標準搭載

 

 

屋根周り

 

こちらの部分の凸の少なさはダブルデッカー故というのもありますが、後続のE261系サフィール踊り子よりも徹底している部分

 

 

後付けのパーツは後方に無線アンテナのみ

 

 

最後にライトの点灯状態

 

 

TOMIX製品では上部の補助灯もしっかりと点灯!

 

実車だとあまり点けているイメージは無いのですが、結構存在感があるので模型的には点灯させておきたいものです(笑)

 

買う時に検品するまですっかり忘れていたのですが、室内灯も標準搭載なので10両4万円弱のお値段も納得という感じです。

 

 

尾灯の点灯状態

 

前照灯の豪華さに比べると着飾らずにささやかにという感じに

 

 

続いて2号車サロ251形

 

 

スーパービュー踊り子は乗車可能なドアがホームライナー系統での例外を除いて制限されており、基本的にはドアに窓がある車両からの乗り降りとなっていました。

 

引退時まで昔のロマンスカーのようにアテンダントさんに特急券を見せてから乗車するシステムでありましたので、非常に特別感があり、ここに関しては後継のサフィール踊り子にも踏襲されなかった部分なのでスーパービュー踊り子が勝っている部分でもあります。

 

 

2号車は1階がグリーン個室、2階が通常のグリーン席という形に

 

2階のグリーン席は海側が1人掛けという伊豆特急としては非常に珍しい設計で、お一人様旅行に優しい…という意図ではなく構造上の理由でやむを得ずだそう

 

スーパービュー踊り子のグリーン車は結局乗れず仕舞いでしたが、今にして思うとウェルカムドリンクが出てくる特別な空間を味わっておくべきでしたorz

 

 

東京方の妻面側

 

お隣の3号車からはハイデッカー車なので、貫通路の位置が高め

 

 

トイレがある地点の足回りにはトイレタンクの描写があります。

 

プラ成型ママなのでそのままだとちょっとチープにも感じますが、足回りを盛り上げる演出として走らせてしまえば十分でしょう。

 

 

屋根周り

 

こちらの車両は全くアンテナの類が無いので1号車以上にすっきりとした屋根周り

 

 

3号車モハ250形

 

 

ここからは普通車に

 

後継のサフィール踊り子は全車グリーン席以上という形ですが、スーパービュー踊り子はA特急とはいえ普通席があったのは大人数での移動が伴うファミリー層なんかへの金銭的配慮もあったりしたのでしょうかね…。

 

 

座席のグレートは当然ながらグリーン車ですが、普通席も上部まで回り込んだ大きな窓があって負けていません

 

上部に回り込んだ窓の設計に関しては、サフィール踊り子の天窓へと踏襲された部分でありましょうか

 

 

4号車モハ251形100番台

 

 

こちらは普通車のパンタグラフがある車両に

 

 

パンタグラフがある地点は必然的に天井を低くせざるを得ませんが、上手く客室に当たらないようにしてカバーしているのは素晴らしいポイント

 

 

それでも極力天井に干渉しないように、JR東日本の電車としては非常に珍しい下枠交差式のパンタグラフになっています。

 

ハズレを引いたようでパンタグラフは一回持ち上げた時に水平に上がってくれなかったのですが、組みなおしたらしっかりと直りました。

 

 

5号車モハ250形100番台

 

 

こちらはサービスコーナー兼売店がある号車

 

右側の部分がそうなのですが、乗った時にそこで菓子パンとコーヒーを買ったなぁと懐かしい思い出が模型を通じて蘇ります。

 

 

6号車モハ251形

 

 

模型的にはこちらがモーター車に

 

床下の描写もほぼモーターがあることが気になりませんし、車内に関してもハイデッカー構造が模型的に上手く作用して動力がある事を全く感じさせない仕上がりになっています(笑)

 

 

7号車モハ250形と8号車モハ251形

 

既に紹介している3・4号車と同等なので2両纏めて略m(__)m

 

 

 

ということで飛ばして9号車サハ251形

 

 

普通車ながらもグループ客の利用を見越した大型テーブル完備のボックスシートなのが特徴的

 

伊豆方面への観光特急という性格上、こういった装備は非常に良いと思うのですが、リニューアル時に全号車共に通常の座席に変更という形で非常に改悪されています。

 

それと同時にホームライナー等への運用の充当も始まっています。

 

 

東京方にある小窓はデッキに設置の多目的室

 

こちらは車椅子対応でありましたので、同じくハイデッカーで短命に終わった小田急ロマンスカーHiSE車&RSE車と違い長きにわたって活躍することになりました。

 

 

最後に東京方先頭車の10号車クハ251形

 

 

伊豆急下田方先頭車の1号車クロ250形と同様に展望席ありの2階建て車両ですが、こちらは普通車という太っ腹な設定です。

 

こちらもリニューアル時に大きく座席配置が変わっていますが、製品では当然ながら原形なので窓割とシートピッチがあっているのが美しいですね。

 

 

2階は9号車サハ251形同様に4人掛けボックスシート、1階は子供が遊べるキッズスペースとなっています。

 

キッズスペースの手すりはしっかりと別パーツで色分けされており、眺めていて楽しい部分であります。

 

 

妻面側

 

こちら側の上部に無線アンテナとラジオアンテナの装備が付きます。

 

 

ということで、TOMIX JR東日本 251系 スーパービュー踊り子 2次車旧塗装のレビュー的なものでした!

 

KATOの251系も欲しかったのですが金銭的事情でスルーせざるを得ず、TOMIXから製品化された時は新塗装ということでスルーをしましたが、ようやっとTOMIXから一番欲しかった旧塗装が発売ということで結果として待っていて非常に良い選択をすることが出来たということになりましたね(笑)

 

1990年代も段々とレトロフューチャーされるようになりましたが、私と同じぐらいの世代なら絶対に刺さる製品だと思いますので、是非とも思い出に1編成如何でしょうか

 

頑張って色々と集めて、最終的にはこの時代のフラッグシップ車を色々と並べられるようになるのが理想的でありますね。

 

 

とりあえず今はこんな遊びを…

 

 

KATOのE261系サフィール踊り子と並べて、新旧伊豆豪華特急

 

251系旧塗装かつ、観光特急仕様だった登場時の並びは模型でしか楽しめない特権

 

こんな光景を手軽に楽しめるのでありますから、非常にありがたい趣味でありますね。