キユ25平窓車の連結面の貫通扉には、窓が無いことが判明しましたので扉の加工をします。
左端が貫通ホロを外して加工中のキユ25ですが、貫通扉の横幅が狭く感じましたので、比較用にKATO製キハ28を準備しました。中央がKATOのキハ28旧製品(品番6050/6017)、右端がKATOのキハ28現行製品(品番6115)です。キユ25の貫通扉の横幅を計測すると、キユ25が4mm,キハ28の旧製品が4.7mm,現行製品が4.2mmと差があります。
キユ25の実車に関して、図面で確認すると扉幅700mmとなっており、縮尺1/150では4.67mmとなりますので、KATOの旧製品が最も近い寸法です。また、ネット上で見た写真では貫通ホロは装着されておらず、ホロ枠のみとなっていました。以上を勘案して、KATOの旧製品で貫通路を塞いだ姿が、キユ25の実車イメージに最も近いことが判りました。
キユ25に平窓前面部を供出したKATOのキハ58旧製品ボディの残骸がありますので、これを活用したいと思います。(側板中央の下部欠損は、キロ58に給水口を供出した痕跡です)
左側のキユ25は、妻板下辺の切り込み箇所が広過ぎるのでプラ板で一旦埋めてしまいます。右側のキハ58旧製品ボディの残骸は、貫通路をプラ板で塞いでから、ホロ枠の外周に沿って切り出したものを、キユ25の連結面に移植することにします。
キユ25は0.5mm厚のプラ板を1.2mm×9mmに切って、妻板表面で面一になるように裏面から接着しました。キハ58ボディの残骸は、窓なしの貫通扉を表現するため、0.5mm厚のプラ板を4.7mm×12mmに切ったものを嵌めて、妻面から僅かに沈めた位置で裏面から接着剤を流して固定しました。鉛筆によるケガキ線を消し忘れたまま接着してしまいました。
接着箇所を確実に固着させてから、移植作業に着手します。(続く)
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