みなさんこんにちは。今日の話題です。




先般から「日本初にして、日本最後の多扉車」となった「京阪電車5000系」についての記事をお送りして来ました。
「京橋(大阪市都島区)」にて。


6月の引退に際し、お別れイベントとして、残り1編成となったその「5000系」を用いた臨時団体列車が、今月の16、29の両日に運行される予定になっていました。

完全事前予約制なので、頑張って?予約を取ってみせようぞ!と意気込んでいたのですが…



目下、関西3府県の緊急事態宣言が5月末までに延長。なんとなく予感はしていたのですが、イベントはやはり中止になってしまいました…




先日の記事でも触れましたが、実に三度目になる、関西3府県に対する緊急事態宣言が発出されている土日祝には、京阪電車ではこれまでに例がないほど列車本数が減便された「臨時ダイヤ」が、さらに継続して設定されることになりました。


このような状況では、否が応でも人が集まるイベントなど出来っこありません。枚方市にて。



行程では、京阪本線をほぼ走破し、さらに「寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)」では列車に乗りながらの洗車体験、また「三条駅(京都市東山区)」上り方にある、入れ替え線での折り返し体験…

これが中止とは、返す返す残念です。



仕方ないといえば仕方ないのですが…
という過日、所用の際、またも偶然に、その臨時団体列車に充当されるはずだった、最後まで残った「5000系」の1編成と遭遇しました。

「京橋駅(大阪市都島区)」にて。


よくよく観察していますと、運転室からは、実に大きな声で、確認喚呼をする声が聞こえて来ました。
どうやら指導員さん同乗のもと、見習い運転士さんが教習をされている列車だったようです。


「側灯良し!」「発車!」「定時!」などと、ホームにまで響き渡る、実に気持ち良いほどの喚呼が印象に残りました。


ラストランは、6月とはなっています。

ただ、具体的にいついつなのか、ということはおそらくはこのご時世ですから、公表されることはないであろうと思われます。



「通勤ラッシュ」という、どちらかといえば、縁の下の力持ちに徹して来た「5000系」。

その生き様の如く、このまま、ひっそりと引退の時を迎えそうです。

ともかく、無事にラストランを迎えられることを願いたいと思います。


しかし、あと何回乗れるやろか…

今日はこんなところです。