木駅での珍しい出会い。

 

神中線における砂利、米軍輸送以外の車扱貨物は1963年まで存続していました。これらは殆どが横浜機関区の8620やC50で賄われ、一方臺頭機関支区に配属されていた6760や茅ケ崎のC11は主に米軍関係の輸送に割り当てられていました。後に日産座間工場から出荷される自動車輸送列車が加わります。

 

 

砂利貨車の入れ替えに余念がないのは横浜の8630で、埠頭の引き込み線で使用する金色のベルを付けていたので有名な機関車です。

 

相模線側の線路を発車して行くのは、この前年から夏季臨時として走り出した準急「常念」相模編成です。増大し続けるレジャー需要に対応する形で設定された列車ですが、準急用気動車はどの局でも定数目いっぱいで割当に非常に苦労したと聞きます。ここに見る2両のキハ55型も長野局の車両で、出稼ぎに来ているようなものでした。