皆さま、こんにちは！
過去に撮られた駅舎の写真を見ると常々感じることがありまして…
時代考証には、駅前に並ぶタクシーの存在が欠かせないことです。
トヨタのジャパンタクシーが定番車種になったのは最近のこと。
それまではトヨタ・コンフォートや日産クルーが主役でしたが、
都市部ではあっという間に淘汰された気がします。
故か、地方の駅にこれらの車種が並んでるのを見ると
懐かしさを感じたりしてましたよ。
こちらはタクシーが駅前にズラリと並んでいた、
６年前に訪れた紀勢本線・古座（こざ）駅でした。
右側に見える日産ティーダはわかりますが、
左のDY系２代目マツダ・デミオのタクシーは初見だったかも。
この代のデミオって後席が狭い印象しかないのですが、
タクシーがあったことに驚きましたよ。
マツダのタクシー専用車と言えばカペラの印象が強いですけど、
個人的に好きだったのはカスタムキャブ。
これもタクシー専用車でしたが皆さんは記憶にありますでしょうか？
ベースは昭和56年にデビューしたHB系ルーチェ・セダンなのに、
平成７年までロングランセールスされた車種でした。
自分は社会人入りして初めて買ったクルマが
中古のHB系コスモ（ルーチェの姉妹車）ハードトップだったので、
カスタムキャブを見かけるとソワソワしてましたっけ。
今は街中、タクシーはトヨタのジャパンタクシーだらけになりましたが、
またマツダで魅力的なタクシー専用車を作ってもらえませんかね？
その節は個人購入者向けのグレードも。
「はたらくクルマ」が大好きな層は確実にいるので、ぜひ！
話が脱線しましたが
古座駅は紀勢本線（当時は紀勢中線）が延伸した昭和11年に開業した駅で、
駅舎はその当時からあるモノとのこと。
地元の観光協会が入居するため、
現在の姿に平成14年に改装されたそうですよ。
古座駅の木造駅舎は
紀勢本線内で見かける標準スタイルよりも規模がデカめです。
古座町（平成17年に串本町と合併）の玄関口として意匠された
スペシャル仕様なのでしょうね。
串本町の「町」の拠点施設は串本駅で間違いないと思いますが、
「観光」の拠点がここなのはホントなのかしら？
古座町はアクティビティが盛んな町。
中でも駅の北方を流れる古座川のカヌー（カヤック）体験は
超人気なんですって。
この観光協会で受け付けてるらしいですよ。
待合室にも古座川のポスターが貼られてました…
いやいや古座川ではなく古座駅か。
こんなに賑やかな古座駅なのに、
今年の４月から無人駅化されたのにはビックリ！
それ以前は串本市が業務を受託していた簡易委託駅だった模様。
古座駅は特急「くろしお」の一部が停車する駅なのに、
まさか無人駅に変わるとは…
窓口の現在の様子が気になりますな。
構内踏切を渡ってホームに進入します。
古座駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム１面２線構造。
手前側に伸びる線路は国鉄時代に貨車の荷役線として使用されていた
保線車両の留置線でした。
ホームの中央には大きな上屋が架けられてます。
さすが特急列車の停車駅！
側線にはバラストホッパ車が留置中。
古座駅は海岸線からも近く、先述の通り古座川のそばにあるので
バラスト荷役の拠点駅なのでしょう。
国鉄時代から構内の規模が縮小されずに残る駅って
案外少ないと思いますよ。
最後はホームから見た駅舎の画像で〆ます。
特急「くろしお」っぽいカラーリングに見えるのは気のせいかな？
冒頭のタクシーの話の続きですが、
トヨタのジャパンタクシーが
宮城の大衡工場で製造されてることをつい最近知りました。
キャリアカーで陸送中の姿を仙台港周辺でたまに見かけますけど、
地元民として誇らしげに感じてましたよ。
この気分、ソニー製の磁気テープや各種メディアが
多賀城事業所で造られてることを知って以来かも。
熊野・古座の魅力が詰まっている…らしい。
改築前の古座駅の駅舎の写真が掲載されてます。
新宮駅
紀伊勝浦駅
紀伊田原駅
古座駅（平成27年７月15日）
紀伊富田駅
白浜駅
朝来駅
紀伊新庄駅
紀伊田辺駅
芳養駅
南部駅
岩代駅
切目駅
印南駅
稲原駅
和佐駅
道成寺駅
御坊駅
紀伊由良駅
湯浅駅
藤並駅
紀伊宮原駅
箕島駅
初島駅
下津駅
加茂郷駅
冷水浦駅
海南駅
黒江駅
紀伊井寺駅
宮前駅
和歌山駅
紀和駅
和歌山市駅
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします！
