新幹線「新岩国」から錦川清流線で「岩国」へ【山口のローカル鉄道④】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(岩国駅)
 


小野田線の旅 ☆ 山陽本線で新山口へ。【山口のローカル鉄道③】 







JR山陽新幹線  新山口→新岩国

山陽新幹線 特急「こだま846号」新山口駅、午前10時03分発 




徳山(とくやま)駅

駅前は海に面した周南コンビナート

徳山駅前の港には、九州・大分県竹田津港とを結ぶスオーナダフェリー(周防灘フェリー)が発着する。






新岩国(しんいわくに)駅、10時34分着
市街地からかなり離れた山間部に位置する山陽新幹線の新岩国駅から、岩国駅までのアクセスは、バスか錦川鉄道利用となる。バスは所要約30分で本数は多い。錦川鉄道は所要約15分であるが本数は少ない。

新幹線の新岩国駅にある、錦川鉄道乗り場案内
新岩国駅改札を出て、新幹線の高架線真下の狭い業務用通路のような歩道を約300m歩くと、錦川鉄道錦川清流線の「清流新岩国駅」に着く。



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錦川鉄道 錦川清流線で岩国へ。


錦川鉄道錦川清流線の「清流新岩国駅」


新幹線乗換駅とは思えない山間の静かな駅

清流新岩国駅発車時刻表。一日上下各10本。

昔のコンテナ緩急車の車掌室部分を改造し、再利用した待合室

待合室には、清流新岩国駅に改称前の駅名、「御庄(みしょう)駅」の表記が残る。



清流新岩国駅と新幹線の高架線。新幹線の新岩国駅は左側にある。

清流新岩国駅ホームから錦町方面を望む。

ホームには、他に乗客はいない。


錦川鉄道の一両きりのワンマン列車が到着


清流新岩国(せいりゅうしんいわくに)駅、午前10時43分発車

後部展望

車内。乗客は数人程度。


座席は転換クロスシート

錦川鉄道の錦川清流線は1987年(昭和62年)に旧国鉄特定地方交通線の「岩日線(がんにちせん)」を第三セクターに転換して開業した路線。


森ヶ原(もりがはら)信号場

ここで、JR岩徳線と合流

森ヶ原信号場は「単線分岐型信号場」であり、列車交換や待避はできない。

JR岩徳線の線路と合流

森ヶ原信号場〜川西駅間は、JR岩徳線と錦川清流線の二重戸籍区間(JR西日本と錦川鉄道両社が第一種鉄道事業者)



川西(かわにし)駅

岩国を代表する名勝、日本三名橋・日本三大奇橋である5連アーチ木造の「錦帯橋(きんたいきょう)」までは、川西駅から徒歩約20分。

川西駅には、錦川清流線の0キロポストが設置

錦川鉄道の全列車は、JR岩徳線に乗入れ、岩国駅まで直通する。

錦川を渡る。

錦川は山口県一の大河







西岩国(にしいわくに)駅


西岩国駅は、かつての岩国駅


1929年(昭和4年)建造の洋風建築で、国登録有形文化財



長いプラットホームが現在も残り、当時の盛況を偲ばせる。




JR山陽本線と合流

JR岩徳線用キハ40系気動車が留置


山陽本線上り線を走行するコンテナ貨物列車と並走






終点の岩国(いわくに)駅、午前10時59分到着

錦川鉄道 錦川清流線は、行き止まり式の岩国駅0番線ホーム発着

NT3000形気動車、NT-3001「せせらぎ号」
 
折返し午前11時10分発の錦町行きになる。



岩国駅の錦川鉄道 錦川清流線時刻表。一日10本。




JR岩徳線

首都圏色(タラコ色)のキハ40形気動車

JR西日本の国鉄型車両は、JR民営化に伴い各地域ごとにバラエティー豊かな地域色に塗装変更されたが、
近年になり、経費削減等合理化により鋼鉄製の国鉄型車両を中心に大部分の車両が単色化された。その際、気動車は朱色一色とされ、かつての国鉄時代の首都圏色(タラコ色)が復活した。

窓枠などは大掛かりに改装され、下段窓は固定化された。

午前11時21分発、岩徳線徳山行き普通列車




岩国駅の1番船の奥が、錦川清流線用の0番線





跨線橋から岩国駅を望む。右奥が錦川清流線用の0番線。



(続く)