こんばんは。
東急の車両計画の無計画性はよく言われることですが、一方でそれはある意味現状に対して柔軟に対応しているともいえることではないかと思います。サービスの質はできるだけ落とさないために既存の車両も適宜いろいろな設備が交換されていますが、一番目にあえて分かりやすいのが車内の案内表示機ではないでしょうか。
以前に近鉄と東武を話題に出してようやくLCDの導入が進んだことを記事として話題にしましたが、東急ではLCDを登場時から搭載した編成が、さらに新しいタイプのものへ交換されていっています。もちろん目黒線の5080系や池多摩線の1000系など車内の案内表示器がLED式だったりそもそも設置されていない編成までいる中でも、2000年代に登場した田園都市線の5000系や東横線の5050系、また最近では大井町線の6000系までもが登場時の15インチのLCDから17インチのちょっと横長のタイプのものに交換されていっています。
今回の記事で話題にするのは大井町線の6000系です。6000系は2019年に6101Fと6102FにQシートが組み込まれたタイミングで交換されたのが一番最初でした。その後一時間が空き昨年からQシート組み込みでない6103F以降も順次交換が進み、いつの間にか6106Fのみ15インチのLCDとなっていました。先日乗車する機会がありましたので簡単に15インチのLCDを撮影。15インチと17インチはデザインこそ同じものの、17インチになるとアニメーションが付き視認性も向上しています。(個人差アリ?)6106Fが交換されると残る15インチは東横線の5050系の一部、東横線の5000系、池多摩線の7000系初期車のみとなります。他にもY500が15インチのままですが、果たして今後交換されていくのか気になるところです。