名鉄特急と近鉄特急の話題 | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

 

社会はまだまだ自粛ムードで鉄道界も例外ではないのだが名古屋発着の私鉄は今春、派手なイベントこそないが地味ながら鉄道ファンを楽しませる企画をした。

近鉄は4月の週末の一部の日に12200系を特別に運転。スナックカー自体は全盛期の輝きが失われつつあり定期列車の時代に乗るとコンセントがないなど粗が目立ったがいざ定期列車から引退となると寂しくなって乗りたくなるもの。4月10日に四日市から名古屋の短区間だが乗ってきた。旧時代の近鉄特急の特徴としてはデッキに洗面台があるという国鉄やJRの車両にない構造があった。昔から近鉄など私鉄利用は国鉄やJRより短距離利用が多いのに通勤ラッシュ時は駅停車中に顔も洗えないんじゃないかと不思議に思うがこれもまた一つの個性。記憶しておきたい。

 

名鉄はGW期間に1200系を中部国際空港駅発着の特急で特別に運用した。国内旅行も帰省も減り、インバウンドは壊滅して空港特急を空港アクセス特急という目的で使う人が激減し、スーツケース置き場など空港アクセスに特化した設備がなくてもいいという事でパノラマスーパーに白羽の矢が立ったのだろう。そして、鉄道ファンへのサービスでもあると言えよう。実際に展望席は早々と埋まっていた。

 

自分は5日に名古屋から空港駅へと乗車。直前にミューチケットを予約したため展望席は満席で2号車に乗ったが十分楽しめた。空港特急車両とは違う重厚な乗り心地、座面がふかふかして座り心地のいいシートに身をゆだねて座席の横に広がる伊勢湾の海を眺められただけで十分楽しめた。

 

折返し、中部国際空港の発車時には盛大に「ドケヨホーン」を鳴らし存在感をアピールしていた。