東海道新幹線 新型車両N700S系(普通席)に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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2021年1月7日(木)

21時20分 名古屋駅

 

名古屋での用事を終えて夜21時すぎに東海道新幹線で帰浜することにしました。

今回は自由席を取っていて、自由席車両が多く、それでいてのぞみ号と所要時間がほとんど変わらないひかり号で帰ろうと上り方面のりばへ。

5両ある自由席車両のうちなるべく密を避けようとホーム先端の1号車まで進んで新幹線が来るのを待っていると…

 

東海道新幹線の新型車両のN700S系が入線してきました!

 

 

2020年7月1日にデビュー。新型車両の一番列車といえば出発時刻があらかじめ告知されて、多くの人に見守られて華々しくデビューするわけですが、

密集を避けるためにどの列車が一番列車になるかの告知はされないというイレギュラーな形でデビューしました。

全ての編成が一気にN700S系に置き換わるわけではなく、一部の列車に運用されていて、どの列車に当てはまるかは公表されていませんでした。(現在は時刻表で検索可能)

一方で駅員に聞けば教えてくれて、狙って乗ることも可能でしたが、個人的には偶然の出会いを大切にしたかったので、7月以降たまに東海道新幹線に乗車する時は入線を楽しみにしていたところで、この日がやってきました。

おめでとうございます!ありがとうございます!←

 

名古屋21時24分→新横浜22時50分

ひかり666号

 

早速1号車に乗車。

普通席の1列あたりの座席数ははN700系と変わらず3×2です。

N700系というと2013年から改良型ともいえるN700A系(AdvanceのA)が登場していましたが、従来のN700系とは外観、内装は全く変わらずで、ブレーキの制度が良くなったとか技術的な面に留まっていました。

一方で、最高級を意味する"Supreme"の頭文字のSから名付けられたN700Sは内装部分にて細かな箇所が改善されています。

特に今回乗車した普通席だと5箇所、加えてグリーン席とは共通になりますが2箇所が改善されていますので、簡単にご紹介します!

 
 

①背面テーブル斜め上に上着掛けフックが設置されたこと

新幹線に限らず鉄道車両には窓際には上着掛け用のフックが備え付けられていますが、通路側にはつけられていません。

 
 
折り畳んで膝に置いておくとかしていたわけですが、全ての座席に新しくフックがつけられたので、上着以外でもビニール袋なんかも楽にかけることができます。
 
 

②全席電源コンセントが備え付けられたこと

これまでだと最前列、最後列を除いて窓側座席にしかなかった電源コンセントが通路側(C席D席)と中央席(B席)にも付けられたことで全席完備!充電難民にならずに済むようになりました。

新幹線の普通車で全座席にコンセントがつけられているのは北陸新幹線などに充当されているE7系、W7系に次いで2例目です。

ちなみにE7系、W7系は前の座席の足元部分にあるので、充電しながら胸元までスマホを持ち上げていると窓側の乗客が降りるときはケーブルが邪魔で通れなくことがあり、一旦スマホをシートバックポケットに入れるなど配慮しなければなりません。

一方でN700S系だと肘掛けの先端に差込口があるので、床に垂れるくらい長いケーブルを使っていたら話は別ですが、1mとか常識的なケーブルの長さであれば邪魔になることはないでしょう。

 

 
なお、壁際にあったコンセントはなくされています。
 
 

③座席を倒すと座面も比例して持ち上がること

N700A系までの普通席は座席を全開で倒しても座面は一切動かないので、腰が伸びきってしまって、

例えば東京大阪まで2時間半乗車していて、さぁ立ち上がろうか!と思ったときに腰に軽くダメージを追っていることがしばしばありました…

そんなわけで全開に倒すことは滅多にしなかったわけですが、N700S系では座席を倒す角度に比例して座面部分がわずかに浮き上がるように設計されています。

写真は全開で倒したときのものですが、ほんのわずかに裏太ももとふくらはぎの間あたりが浮き上がって、臀部部分がわずかに下がっているのを確認することができるかと思います。

 

 

通常状態から倒し出すとゆりかごに包まれているような感覚というか…まぁ本物のゆりかごには座ったことがないので、この例えが正しいかはわかりませんが、

実はグリーン席には備わっていて、たまにグリーン席で移動するので、倒す瞬間だけグリーン席に座れた気分になることは間違いありませんでした!

 

 

本当に細かい改善なんですが、N700Sに初めて乗れた場合は試しに全開で倒すことをオススメします!

体全体が座席に包まれるような気分になって、驚くと思います。
 

④車内通路照明の明るさが変わること

通路を照らす照明は天井と荷物棚に設置されていて、天井からの光は間接照明となっています。

そして、走行中は照度は抑えめにしてリラックスできるような雰囲気となっていて、

 
 
駅到着前は照明の照度が上げることで乗り越しを防止や忘れ物の注意を喚起するように工夫がなされています。
 
 

⑤カーテンを閉めてもペットボトル飲料にぶつからなくなったこと

N700系までだと窓テーブルに500mlのペットボトルを置いてカーテンを下げると、必ずぶつかっていたわけですが、N700S系だと見事に解消されています。

乗車した時には500mlのペットボトル飲料はなく、390mlのボトル缶しか持っていなかったんですが、試しに置いてみると、

 
 

しっかり一番下までカーテンを下ろすことができて、感動しました…

この改善が一番革命的なんじゃないかって思っています。

 

グリーン車と共通で改善されたところは、

①車内テロップの見易さが向上

ディスプレイのサイズがN700系からほぼ2倍になり、2行に分けて情報を伝えることができます。

 
 
途中駅通過時も2行表記で「まだ見ぬテクノロジー」を感じています!
 
 
22時9分に静岡に到着。
 
 
到着前には乗り換え案内も表示されるようになりました。
 
 

東海道線だけと寂しいものですが、東京名古屋新大阪であれば相当な量が表記されることでしょう。

 

 

②トイレにウォシュレットがついたこと

個人的にはウォシュレットがついてないとトイレを我慢する傾向があったんですが、N700S系なら安心して用を足すことができますね~

 

 
 

こんな感じで個人的に改善されたと思ったところをまとめてみました。

変更点は他にも山ほどあって、調べてみればその手のサイトで調べてみてください。笑