快速〇〇のはなし乗車記①往路(下関→東萩) | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

2021年2月20日…ここはJR九州とJR西日本との境界駅の下関です。

 

先ほど415系で小倉からやってきました。

 

今日はここから観光列車に乗って東萩という場所を目指します。

 

その観光列車の名は「〇〇のはなし」。

新下関~下関~東萩間で運行される列車で、キハ47形2両の専用編成で運行されます。

 

新下関始発ですが、九州方面から乗るには下関から乗車したほうが便利。さらに関西方面からも新下関に「のぞみ」が停車しないこともあり、小倉を経由して下関から乗車する客も多いとか。

 

10:08、新下関方より入線してきた〇〇のはなし。

1号車は緑色の車体。

 

2号車は赤色の車体。

 

そしてその2つをつなぐように青色が配されています。

 

車内に入ってみます。

 

 

こちらは2号車(東萩向き)。テーマは「西洋に憧れた日本(洋)」で内装は洋風です。

座席は海側を向いた2人がけのシートと、山側にも同じく海側向きのシートが配置されています。

 

 

 

車端部には販売カウンターが設置されています。

 

 

こちらは1号車(下関向き)。テーマは「西洋が憧れる日本(和)」で内装は和風です。

海側向きには大きなテーブルを挟んだ4人用席、山側には2人用席。

奥には海側を向いた席が配置されています。

 

こちらの座席はなんと畳敷きの上に椅子が配置された形。

考えようによってはこれもお座敷車両…なのかも。

 

車端部には下関・長門・萩の名産品が展示されたディスプレイがあります。

 

 

美味しそう…

 

ハート型のふく刺し。前から気になっていますが食べる機会はなく。

 

ユーモラスなふく提灯。

 

それでは、1号車の自席に戻り、発車を待ちます。

10:20、定刻通り発車しました。

さっそく車内放送が始まります。

その中で「〇〇のはなし」の名前の由来が紹介されました。

萩の「は」、長門の「な」、下関の「し」を取って「はなし」だそうで。

この3地域の「はなし」を探す旅をしていけたらな…と思います。

 

列車は次の幡生で運転停車。

山陰本線の普通列車と行き違いです。

 

幡生を出ると山陽本線と分かれます。

 

車内では事前に注文した方にお弁当が渡されましたが、私がこの列車の切符を取ったときにはすでに申込期限を越えていたため今回はパス…

なお、事前申し込みを除いて車内での飲食物の発売は一切ありません(2021年2月現在)。

 

しばらくすると車窓には響灘の景色が広がりました。

 

その後列車は一旦山の中へ。

 

梅ヶ峠駅を通過します。

車内放送によると、ここは実は本州最西端の駅。

本州最西端の地・毘沙ノ鼻までは徒歩で90分なのだとか。

 

下関を出て最初の停車駅・川棚温泉に停車。すぐの発車です。

 

続いて小串に停車。下関からの普通列車の一部がここで折り返します。

 

小串を発車すると再び海沿いへ。

 

1番海に近い場所で列車は海の景色を眺めるために停車。

響灘の絶景を楽しみます。

天気がいいので遠くまではっきり見えますね。

 

停車した場所には「〇〇のはなし」の停車位置目標がありました。

 

発車してすぐ、また海が近い区間となったので停車。

 

列車の行く手を見ると、綱が張られた岩が見えます。

これは二見夫婦岩。

古くから神聖な岩として信仰されていたようです。

 

列車は滝部に停車。

 

ここから有名な角島大橋へバスで行けるとあって、数名下車してきました。

 

滝部のお隣、特牛は難読駅名として知られる駅。

特牛と書いて「こっとい」とはとても読めませんね…

 

ちなみに特盛牛丼を思わせる名前の割には、近くに牛丼屋は全くありません。

 

(関連記事:サテライトブログ)

 

さらにそのお隣、阿川にも停車。

 

ここは駅前にガラス張りのカフェがある面白い駅ですが、復路で長く停車するようなので、紹介はそのときに。

 

車窓にはまたもや海の絶景が広がります。

 

人丸に停車。

 

4分停車するので外に出てみました。

 

車内に戻る前にふと見ると、トワイライトエクスプレス瑞風の停車位置目標が。

そういえばこの辺りも走るんでしたね…

 

次の長門古市で運転停車。

 

対向のキハ40と行き違います。

 

そして、3度目の絶景ポイント停車。

この辺りは海底に貝殻が砕けでできた白い砂が広がっているため、海がエメラルドグリーンに輝いて見えます。

向こうには奇岩・洞門で有名な青海島が見えますね。

いつか青海島クルーズしてみたいです。

 

絶景スポットを発車してしばらく、列車は広い構内を持つ大きな駅へ入っていきました。

 

長門市駅です。

 

ホームでは地元の方と駅員が大漁旗を張ってお出迎え。

 

そのホームの端にはたくさんの赤い鳥居が…

CNNにも認められた「元乃隅神社」をイメージしているのでしょうね。

 

長門市に2分停車した後、列車は発車。

ここからは初乗車の区間です。

 

長門市より先でも日本海の絶景を楽しめます!

 

列車は三見で運転停車。

 

 

三見から2駅、萩に到着です。

萩駅というと萩の中心地に見えますが、実は萩市役所へはお隣の東萩駅が近く、2005年まで運行されていた特急いそかぜも当駅は通過していたそうです。

 

ここでも地元の方に見送られて出発。

 

萩駅を出てすぐ、阿武川を渡るとまもなく終点の東萩です。

 

12:52、東萩に到着しました。

 

萩を訪れるのはもちろん初めて。

帰りの時間まで萩観光を楽しみます。

続きは次回。

 

★乗車データ

8826D 快速○○のはなし 東萩行き 下関(10:20)→東萩(12:52) キハ47-7003+キハ47-7004

※2021年2月20日乗車

次回

 

 

★〇〇のはなし(往路)詳細時刻表[下関→東萩間](2020年2月20日運行分)

8826D

 

下関1008-1020
[幡生1024-1031]
川棚温泉1053
小串1058

[絶景スポット①小串~湯玉間1102-1103]

[湯玉1107]

[絶景スポット②宇賀本郷~長門二見間1113-1114]

滝部1126

特牛1131-1132

阿川1136-1137

人丸1153-1157

[絶景スポット③黄波戸~長門市間1211-1212]

長門市1216-1218

[三見1236-1238]

萩1246-1247

東萩1252

 

※実際の計測時間です。

※[ ]は運転停車を表します。