TOMIXからキハ35系が発売される?!ので、KATOのキハ35系を楽しむ! | キハでGo!

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こんばんは、ゴールデンウィーク明けから初のフル1週間を何とか乗り切りました。

5月場所が始まっているので、いつもは14時頃から職場ではソワソワしているのですが、今回は贔屓の竜電が出ていない影響か、仕事が意外と忙しいのか、いつもの場所とは違う感じがします(笑)

特に17時半に仕事が終わるとついネットで途中経過を欠かさずに見ていたのですが、今回は家に帰ってから確認している日も多く、大相撲に入れ込む熱がちょっと下がっている自分がいますw

といっても大相撲に興味が無くなった、薄れたではないのですが・・・・40代になってからの『大相撲5月病』でしょうか(笑)

 

さて、今回は・・・・

木曜日のTOMIXの新製品情報が更新され、公式動画でも発表されていたキハ35系の製品化発表が正式になされました。

今回はキハ35系の中のキハ35(片運転台+トイレ)とキハ30(両運転台)で一般色からの製品化になります。

ポイントは上の製品特徴を参照ですが、TOMIXのHG仕様になるので、キハ58系やキハ40系のように作り込まれた製品になりそうです。

個人的にはKATOのキハ35系を所有しているので、TOMIXの方はキハ35の2両セットとキハ30のT車で十分かと思っていますが、前面行先幕が2両セットと単品のキハ35では違いがあり、単品は「快速奈良ー天王寺」が入っているようで、単品のキハ35も買おうか要検討ですw(結局、キハ30のM&T、キハ35の2両&単品を一つずつ買ってしまうかもしれませんが・・・w)

 

ただ、キハすきすき線区にはすでにKATOのキハ35系は入線しており、写真の通り、一般色、首都圏色の両方が揃っています。(ただM車は共にキハ30なのでキハ35+キハ36の走行はできませんw)

こちらは10年ほど前にKATOから発売され、従来のキハ40や旧製品のキハ58よりグレードが上がり、行先方向幕が点灯する、カプラーがナックルカプラーとなっており、KATOのキハ58系がリニューアル発売されるまでは一般・急行キハの中では一番のハイグレード仕様になっていました。

当線区には鉄摸愛好会の繋がりで首都圏色の3種が格安で入線し、キハ35、36の一般色はリサイクルショップで格安で購入し、キハ30の一般色はろっこう模型の在庫処分品で入手していますw(詳しくはコチラコチラ

 

以前にもご紹介していますが、簡単に各形式を見ていきましょうw

まずはキハ30でこちらは両運転台仕様の単行運用が可能な車両です。実際は非電化区間用の通勤用として登場しているので、ローカル線を単行で使用されたのは首都圏で電化により不要になってからですが、併結・分離を考えて、両運転台も作られていました。

通勤用で乗客の収容率を高めるため、全席ロングシートで乗降も一度に乗降できるように従来のキハと違って3扉になっています。

模型では色以外にヘッドライト見ていただくと首都圏色は2灯ライト(俗にいうブタ鼻ライト)で、一般色は1灯ライトになっています。また写真では判りにくいのですが、首都圏色の方は踏切事故対策の前面強化改造後の補強版あり仕様となっています。

 

お次はキハ35系です。こちらは片運転台のトイレありとなっています。

両運転台仕様のキハ30がメインと思われがちですが、もともと関西本線の湊町(今の難波)-奈良間の通勤乗客の増加に伴い、従来の客車では近くを走る近鉄電車に乗客を奪われていたため、電化までの間にリリーフとして開発されています。なので1,2両よりも長い編成で運用されることが想定されており、片運転台のキハ35が一番多く、生産されました。

こちらもキハ30と同様にライト、前面補強版の作り分けがされています。

 

最後はキハ36ですが、こちらはキハ35からトイレを省いた片運転台仕様で、キハ35と組むことを目的に開発され、49両生産されましたが、併結・分割の多い国鉄では片運転台同士よりも片運転台+両運転台の方が編成を組成しやすいとのことで、結果的にはキハ36は49両で打ち止めとなり、以降はキハ30が生産されることになったようです。

こちらは先ほどのキハ35と違い、トイレがないので、全てロングシートで妻面は窓が付けられています。側面を見るとキハ35とはトイレ窓の有無のみで大きな差はありませんが、妻面が写真のように特徴となっています。

 

キハ35系の特徴は「外吊り扉」です。気動車で床下に装備が多くなる気動車で従来の客車が使用していたホームと高さを合わせる為に出入り口にステップが設けられ、そのため台枠を切り欠いており、車体の強度不足が生じたことから従来の戸袋式にすることが困難となり、苦肉の策で外吊り式となっています。強度不足で戸袋を作れなかった分、外吊り式はすきま風が入りやすく、首都圏では問題はなかったのですが、電化後に地方へ転籍となった際に不評を買ってしまい、早晩に消えていきました。

模型としてはキハ35と36の中が気になるので、パカリストにより、ボディをパカカっと開けてみましたw

すると床下パーツは共有であり、全てロングシートとなっていました。すなわちキハ36仕様となっています。トイレ枠は無く、キハ35はトイレ近くの座席はトイレ使用客や近い座席に座る客への配慮としてクロスシートになっていますが、模型では再現されていませんでした。

そしてここからでしょうか、中間仕様にする際のライトスイッチがボディを開けないとオン・オフができない仕様になっており、スイッチが中ほどに設置されています。(ライトユニットはTOMIXのキハ40系と同じ座席パーツの下に基盤が入っており、ボディは導光パーツのみとなっています。(KATOのキハ40,58はボディにライト基盤が入っています)

 

共にキハ30がM車となっているので、キハ30+キハ35+キハ36で編成しています。本来はキハ35+36やキハ35+30がポピュラーな編成となっております。

2枚目はナックルカプラー仕様となっているので、連結面はTNカプラーほどではありませんが、KATO従来のアーノルドやNカプラーよりは間隔は狭くなっています。

 

キハ35系を楽しむと言いつつ、KATOのリニューアルキハ58系(詳しくはコチラ)とKATOのキハ40系(詳しくはコチラ)を出してきました。

キハ40系は高校時代にすでに発売されており、造詣はなかなかのものですが、前面種別幕が非点灯であったり、ライトユニットも一応LEDでもありますが、暗く、昔ながらの製品といった感じです。しかしキハ58系は2年ほど前にリニューアル発売され、TOMIXのHG並みに豪華になりました。

これらをお座敷レイアウトに入線させ、ひとまずは形式ごとの走行を楽しみました。

 

そしてキハ35系の名物となっている他系列との混成編成を楽しむことにしました。まずはキハ35(首都圏色)とリニューアル発売のキハ58を連結しますが、キハ35のナックルカプラーに対してキハ58はボディマウントの密自連形カプラーであり、普通には連結はできませんが、少し押し込むと2枚目のように連結したので、今回は良しとしましょう。(しかしナックルカプラー側に変な力が掛かっていそうなので、あまりやるとナックルの方が壊れてしまうかもしれませんので要注意です。)

 

お次はキハ30とキハ47の連結ですが、キハすきすき線区ではKATOのキハ40系は全てKATOカプラーNに交換されています。

こちらは特に問題なくキハ30のナックルカプラーに連結できました。

結局、KATOはTOMIXのアーノルドからTNカプラーのようにスムースにカプラーのグレードアップができず、KATOカプラーN、ナックルカプラー、密自連カプラーなど、メーカー内でカプラーは統一できず、迷走しています。

しかし今後はおそらくキハ58の密自連カプラーに統一されていくような気がします。(ただそうなるとTOMIXの気動車とは連結しにくくなるので、コレクターとしてはナックルが良いのですが・・・w)

 

キハ35系の首都圏色と一般色、キハ58系、キハ40系をKATOのキハ35系のHPにある編成例を参照に組成してみました。

形式、色の両要素で凸凹編成となっており、凸凹編成すきにはたまらないビジュアルになっていますw


走行はキハ30が両色入っているので2M仕様の編成となっていますが、快調に走行してくれます。

寝そべって眺めると車両の形状以外に首都圏色→急行色→一般色→首都圏色と移り変わり、目を楽しませてくれます。

 

今回はKATOから比較的、質の高いキハ35系がすでに両色とも発売され、さらにステンレス仕様(首都圏色、未塗装)も出ており、他のメーカーからは出ないと思っていましたが、今回はTOMIXの45周年記念としてキハ35系が選ばれました。

ネットではKATO潰しと言われていますが、KATOのキハ35系はしばらく再生産されていないので、さほど影響はないかと思いますが、TOMIXの発表により、おそらく再生産はないかもしれません。(その代わりに20系気寝台客車のさくら(長崎、佐世保編成)を再生産して欲しいですw)

KATOのキハ35系は10年前の発売としてはよくできており、今でも十分に通用しているので、TOMIXのキハ35を買うのは迷いますが、TOMIXのキハ58系、40系、20系とTNカプラーで簡単に編成を楽しめると思うと、今回は一般色のキハ35とキハ30だけですが、そのうちに首都圏色やJR移行後の地域色などもバリエーション展開で出るのではと思うと、買っておいた方が良いように感じました・・・。まだ予約までに時間はあるので、熟考したいと思います。(おそらく全種購入することを正当化する熟考と思いますがw)

でわでわ

 

KATOのキハ35系はまだ市場には残っており、プレミアム化は人気の問題か、落ち着いているので、比較的入手しやすいかと思います。ただ数か月後にTOMIXの方が出るので・・・・持っていない方はTOMIXが出てからでも遅くないかもw

ちなみに楽天ではすでに予約が始まっていますねw