第1418回('21) 山陽本線と赤穂線の岡山県内駅を降り鉄して帰宅 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2021年3月20日、この日は『青春18きっぷ』を利用して、岡山県東部を乗り鉄・降り鉄しました。
岡山駅以東の山陽本線と赤穂線の駅を全駅制覇するのが目的でしたが、それだけですと時間が余るため、津山線の駅も降り鉄していきました。
 
今回は後半の内容です。
昼食後は、未訪問だった赤穂線の大多羅駅と、山陽本線の東岡山~熊山の各駅を降り鉄していきました。
熊山駅下車をもって山陽本線岡山以東の全駅制覇を成し遂げた後は、18きっぷシーズンに混雑する普通列車に乗って帰宅しました。
 
今回の日程 2021年3月20日  (土)   【後半】
 
岡山1124(山陽本線→赤穂線)1137大多羅1216(赤穂線下り)1220東岡山1300(山陽本線)1303上道1326(普通)1330瀬戸1430(普通)1434万富1512(普通)1516熊山1537(普通)1616相生1618(新快速)1651加古川
 
【帰宅】  
 
岡山駅滞在時に大急ぎで昼食を済ませ、味噌汁をこぼすアクシデントがあったものの何とか乗車列車に間に合いました。岡山駅から乗車したのは11時24分発の赤穂線直通・西大寺行き普通列車でした。以前は長船駅まで運行していた系統ですが、コロナ禍により西大寺駅までに短縮されました。元『マリンライナー』用の213系2連で、乗り込んだ後部車両は大半の転換クロスシート窓側席が埋まっていました。私は空いている窓側席に座り、道中は車窓風景を眺めました。はじめは山陽本線を走りますが、昨年8月に下車した西川原・就実駅と高島駅はパスしました。その後は未訪問の東岡山駅もパスして、赤穂線に入って1駅目の大多羅駅で下車しました。大多羅駅は山の斜面にホームがあり、ホームからは駅前の住宅地を見下ろせました。1面1線の小さな無人駅ですが、結構乗降客が多かったです。余談ですが、これにて赤穂線の途中駅を全て制覇できました。
 
 

 

 
残る未訪問駅は赤穂線の終着駅である東岡山駅のみとなりました。早速訪問するため、大多羅駅12時16分発の下り普通・新見行きに乗車しました。213系2連で、先程乗った1960Mの折り返し列車です。後方車両に乗り込んだものの、始発の西大寺駅の時点で窓側席が全て埋まっていたため、私は最後部のフリースペース窓側に陣取り、車窓風景を眺めました。それにしても西大寺駅1駅で多くの乗客がいるもんだと驚きました。調べると、西大寺は元々「西大寺市」として独立しており、1969年に岡山市へ編入されて現在に至ります。そのため、地方の小都市クラスの人口を有しており、市街地も形成されています。百貨店の「天満屋」も西大寺が発祥です。
私は1駅先の東岡山駅で下車しました。下車客は少なく、乗車する客の方が圧倒的に多かったです。岡山の求心力は高いです。尚、乗客は若い人の割合が高かったです。
東岡山駅は山陽本線と赤穂線の接続駅であり、広い構内を有しています。南口が正面口で駅員が配置されています。また、並行する山陽新幹線の高架下には北口がありますが、駅員無配置です。駅前は住宅地ですが、北口の東側一帯には田園風景が広がっていて、駅や駅前にローカルな部分も見られました。余談ですが、私の地元・加古川市には加古川駅に対して東加古川駅がありますが、東岡山駅前より東加古川駅前の方が発展している印象でした。
 
 

 

 
東岡山駅からは山陽本線(姫路~岡山)の未訪問駅を降りつぶしていきますが、姫路~和気と東岡山~岡山は制覇していますので、残るは熊山~上道の各駅です(万富駅は2013年に下車)。
乗車したのは13時00分発の山陽本線上り普通・瀬戸行きですが、3月ダイヤ改正(改悪?)以前は和気駅まで行っていた系統です。コロナ禍の名のもとに利便性が低下しています。115系4連で、最後部車両に乗り込みました。大半の転換クロスシート窓側席が埋まるほどの乗車率で、私は空いている窓側席に座りました。道中は水分補給をしながら車窓風景を眺めて過ごし、自駅の上道駅で下車しました。駅の読みは「じょうとう」ですが、同じJR西日本の境線に、「上道」と書いて「あがりみち」と読む駅がある事はあまり知られていませんw
上道駅はいかにも後からできた新駅といった感じで、国鉄末期の1986年に開業しました。簡素な橋上駅舎を有していますが、2年前の2019年に無人化されました。正面口にあたる南口側の丘陵地に住宅が広がっていて、裏口にあたる北口側は田園が広がっていました。東岡山駅同様に山陽新幹線が並走しています。
 
 

 
上道駅では後続の13時26分発、普通・相生行きに乗りました。短い115系3連で、予想していましたが車内は満席で立客もいました。『青春18きっぷ』シーズンおなじみの光景ですが、ガラガラの瀬戸行きに4連、混雑する相生行きに3連というのは疑問です。私はドア脇に陣取り、のどかな田園風景などを眺めて道中を過ごしました。そして1駅先の瀬戸駅で下車しました。瀬戸駅は今や昼間の半数の列車が折り返す主要駅で、近隣の駅が続々と無人駅になる中、有人駅であり続けています。しかし駅前は旧・瀬戸町(現・岡山市東区)の中心部であるものの、閑散としていました。また、跨線橋には無人の東口改札口があり、カメラ付きインターホンで『青春18きっぷ』を提示して出場しましたが、店は一軒もなく山沿いに小さな新興住宅地が広がっているのみでした。
 
 

 

 
瀬戸駅からは、2週間前であれば約30分後の列車に乗って次の駅へ行けたのですが、残念ながらダイヤ改正(?)によって和気行きの列車が瀬戸行きに短縮されてしまったので、都合瀬戸駅では1時間の滞在となりました。そのため、次に乗車したのは14時30分発の相生行きでした。この電車は115系の4連でしたが、1両増えただけで立客が全くいなかった事に驚きました。それでも最後部車両は大半の座席が埋まっていましたが、瀬戸駅で下車した客と入れ替わるように転換クロスシート窓側席をゲットできました。まぁ、この列車が仮に3両編成だとしたら先程の列車のように座席からあふれる客が多少出ていたでしょうね…。
今回も道中は車窓風景を眺めて過ごし、右手にキリンビール岡山工場が見えてくると万富駅に到着しました。私はここで下車しました。万富駅は2013年に一度下車していますが、今回は行程の都合で立ち寄れることになったので8年ぶりに下車しました。駅の外観は8年前と大して変わりありませんでしたが、やはり万富駅も2019年に無人化されていました。近年、JR各社では急速に無人駅が増加していますが、名鉄や神戸電鉄のように徹底的に改札内外を隔てていないため、入場券がなくても中に入れる駅が多いです。また、駅前は相変わらずローカルな風景でしたが、この万富駅までが岡山市内である事に驚きました。
 
 

 

 
万富駅では15時12分発の和気行きに乗車しました。昼間帯に瀬戸止まりになる系統ですが、15時を過ぎて下校時間帯に差し掛かってきたため、従来通り和気行きとして運転されています。115系3連で、湘南色でした。車内は比較的空いていました。私はボックス席を独占して、水分補給をしながら車窓風景を眺めました。途中で吉井川を渡りました。そして私は次の停車駅である熊山駅で下車しました。山あいにある小さな駅で、木造駅舎が残っていました。すぐ近くを吉井川が流れているため、駅前には小さな集落が形成されているのみでした。
 
 

 

 
駅舎と駅前を撮影していると、南側から中高生が次々と駅にやって来ました。何ぞやと思いましたが、後で調べたら、駅南側に私立の岡山白陵中学校・高等学校があるとの事でした。学校の名前は知っていて、本校が兵庫県高砂市にあるのですが、岡山白陵が熊山にある事を初めて知りましたw 白陵、岡山白陵と言えば進学校として有名です。また、兵庫県から岡山白陵に通学している生徒も多いようですね。
 
ちなみにこの日の降り鉄は熊山駅で終了として、あとは帰るのみです。和気駅以東の各駅は訪問済みです。
あまり時間がなかったのですぐにホームへと戻り、15時37分発の普通・相生行きに乗車しました。岡山白陵の生徒も半数ほどがこの電車に乗りました(残りは岡山方面へ)。この電車も115系3連で、車内は既に満席でした。私は何とかドア脇を確保しました。岡山白陵の生徒たちも立席でした。普段は県境でガラガラになるので所定が3連なのでしょうが、『青春18きっぷ』シーズンはどうしても乗車率が上がります。「密」を避ける意味でも18きっぷ期間はせめて4連を投入してほしいですね。
道中は車窓風景を眺めつつ、熊山の学校(⇒岡山白陵)の事をスマホで調べていましたw 次の和気駅で一定数の地元客や少数の岡山白陵の生徒が下車しましたが、混雑状態はなかなか緩和されません。私は立席のまま、引き続き車窓風景を眺めました。吉永と三石でも少しずつ乗客は減りましたが、ほとんどの乗客は相生まで乗り通しました。船坂峠を越えて兵庫県へと入りましたが、今度は上郡で結構乗客が増え、再び混雑気味になってきました。あと有年で少し乗客を増やすと、定刻の16時16分に終点の相生駅に到着しました。結構な数の岡山白陵の生徒も相生駅まで乗り通していました。
 
 

 
相生駅では山陽本線列車と同時入線した赤穂線からの新快速・野洲行きに乗り継ぎました。山陽本線の相生行きが3両編成、乗り継ぐ新快速が8両編成だったので、「相生ダッシュ」と呼ばれるイス取りゲームは行われませんでした。223系8連で、播州赤穂からの乗客はさほど多くなく、相生行きからの乗継客が全て着席したとしても満席にはならないほど座席数に余裕がありました。私は最後部車両で転換クロスシート窓側席に着席しましたが、最後部車両はガラガラでした。
道中は車窓風景を眺めつつ、スマホを操作していました。新快速といえど姫路までは各駅停車で、停車駅ごとに少しずつ乗客が増えましたが、前寄りに223系or225系4連を増結した姫路駅でも大して乗客が増えませんでいた。そして姫路駅からは新快速本来の韋駄天ぶりを発揮して、16時51分に加古川駅に到着。私は眠らず無事に下車できました。
 
 

 
加古川駅で下車後は駅前の百貨店「加古川ヤマトヤシキ」内にある紀伊国屋書店で鉄道雑誌を購入しましたが、書店横の催事場では北海道フェアを開催していて、多くの人で賑わっていました。ちょっとのぞいてみましたが、いい土産物がなかったので今回はパスして、帰宅の途につきました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)