余部橋梁のDVD | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 山陰本線の名所、余部橋梁が架け替えられたのは2010年だから、もう10年以上が経った。
 新橋梁の使用が始まって間もない頃、大阪にあった交通科学博物館(現在は閉館、京都鉄道博物館に移転統合)に行ったところ、余部橋梁の架け替えを記念した特設コーナーが設けられているのに遭遇した。


 このコーナーでは、説明パネルや写真、Nゲージ鉄道模型などを使って、架け替え工事の概要が紹介されていたのだが、なかでも目を引いたのが一台のモニター。工事を記録した映像が流されていたのだ。
 工事を請け負った建設会社が撮影していた映像だから、一般にはなかなか見ることが出来ないシーンが含まれている。とりわけ、工事のクライマックスで旧線を新線に切り替える工程は実に興味深かった。
 新橋梁は旧橋梁に隣接して建設されたが、余部橋梁の鎧駅側はすぐにトンネルになっているため、新橋梁に接続するレールはS字にならざるを得ない。そこで工事の最終段階で、跨座式モノレールのポイントのように新線を回転移動させて接続したのだが、この模様が収められていたのだ。
 この映像、市販されているなら入手したいと思って事務室で聞いてみたのだが分からないという。この時は諦めたのだが、最近になって大手通販サイトで販売されているのを見つけ、喜んで購入した次第。
 早速、視聴してみると欲しかったシーンが入っていたので、おそらく同じコンテンツだと思う。収録時間が20分と短いのだが、当時の雑誌の記事を使った小冊子が入っており、これと併せて平成の大工事の記録を楽しむことが出来る。