今回もネタ切れのため、3年前の2018年5月12日~13日にかけて、JR東日本のフリー切符「週末パス」を利用して、長野県内で鉄道趣味を満喫したり黒部ダムを観光した旅日記をお送りいたします。今回は新たに作成した総集編です。
2018年5月12日にラストランを迎えた上田電鉄7255編成、2018年11月30日で終了となった関西電力トロリーバス(2019年から電気バスに転換)に乗るため1泊2日の長野旅に出たのです。

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この旅で大活躍した「週末パス」(2日間有効 ¥8,730注意当時の価格)は、JR東日本線のほか一部地方私鉄(伊豆急・富士急・長野電鉄・上田電鉄・しなの鉄道・福島交通など14社)も利用できるフリー切符です(閑散期のみ発売)
では旅の模様をご覧下さい。

【2018年5月12日】

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大宮駅から6:54発の北陸新幹線「はくたか」551号に乗車

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いつもの鈍行列車の旅とは異なり今回は指定席で駅弁をいただきながら優雅に移動新幹線でも座席が固いアセアセ

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7:53に上田駅に到着、上田電鉄別所線に乗換えます(上田電鉄も週末パスで乗車可能)

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上田電鉄の顔がいよいよラストランか・・・

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この日が最後の運転となった上田電鉄7255編成(元東急7258編成)

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この車両は1968年に製造、東急電鉄で活躍後1993年から上田電鉄の顔として塩田平を走り続けました。

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下之郷駅周辺で撮影する事にしました

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県道65号線に出て撮影ポイントへ行く途中に「生島足島神社」があります。

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生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社です。

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下之郷駅から約10分にある撮影ポイントで7200系など撮影

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2本列車を撮影した後はラストラン列車に乗り乗車証明書をゲット

別所温泉まで乗車

舞田駅付近で緊急地震速報が流れたため10分ほど遅れて別所温泉駅に到着

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元祖丸窓電車と7255編成を絡めて撮影、次の列車で上田へ戻りました。

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上田駅に戻り「しなの鉄道」乗り場へ向かうと観光列車「ろくもん」を見送る真田幸村?の姿が(しなの鉄道も週末パスで乗車可能)

ホラ貝の合図で発車した「ろくもん」を見送った後、テクノさかき付近でコカ・コーララッピングを撮影
さらに足を伸ばしてJR飯山線沿線で展示用の写真を撮影しました(展示使用したため割愛させていただきます)
飯山線内で「VOITURE AMITIE’」(ヴワティールアミニティエ / フランス語で友情の列車)リバイバル塗装を撮影できて凄く嬉しかったですキラキラ
1991年から1997年にかけて運行された「VOITURE AMITIE’」塗装は、個人的に好きなカラーリングでした(キハ52に施されていた当時 / 1991年8月・小海線 小諸駅にて)
夜は長野駅構内で「TRAIN SUITE四季島」など撮影、この後の滞在時間が短かったので長野駅から少し離れた場所にあるネットカフェで夜を明かしました。


【2018年5月13日】

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滞在時間が5時間程度のため長野駅近くのネットカフェで一夜を過ごすzzz5月13日は朝4時にネットカフェを出発、長野総合車両センターで廃車車両を観察した後、松本・信濃大町経由で立山黒部アルペンルートに入り、扇沢と黒部平を往復して帰路につくという行程で旅を続けました。
長野総合車両センターに集う車両を観察 

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夜明け前の長野市内で1人北長野駅方面へ黙々と歩きました

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目的地はコチラ、長野中央警察署の裏辺りの(長野駅から徒歩約30分)高架下にある有名ポイントから廃車車両を観察、左から八高線205系・189系国鉄色・E351系・189系グレードアップあずさ色など解体待ちの車両がズラリと並んでいましたぐすん

ラストランまで追いかけていた2本の189系やE351系達に、解体の時が迫っている事を実感し切なくなりましたね。

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E351系と並ぶイタリアンな189系M52編成はライトや前面幕など撤去され悲しげだ

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E351系と並ぶ元八高線205系

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解体業者のユンボを見つめる189系M51編成
(緑の仮囲いの中で数多くの車両が解体された)

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長野中央警察署裏から徒歩約20分で長野電鉄 権堂駅に到着

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6:10発の長電長野ゆき8500系に乗車、地下駅だと東急田園都市線と錯覚してしまいますねアセアセ
(長野電鉄も週末パス利用可能路線です)

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乗車券だけで特急車両(E257系)に乗れるのがウリ?の6:55発 快速 松本ゆきに乗車
注意2019年3月ダイヤ改正で廃止

イメージ 20松本で大糸線に乗り換え、途中下車して展示用の写真を撮影、1本後の電車で信濃大町を目指す

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10:19 信濃大町駅に到着

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信濃大町駅前のバス乗り場で扇沢までの切符を購入し、アルピコ交通の旧型日野セレガに乗車(路線バスでこの仕様は嬉しいですね♪)

注意下記運賃は当時の料金です

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立山黒部アルペンルートの玄関口である扇沢駅まで路線バス(アルピコ交通・関電アメニックス)が駅前から出ています(扇沢まで片道1,360円)

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立山黒部アルペンルート(公式HPから抜粋)

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約30分で扇沢駅に到着、ウインドブレーカーなど上着が無いとかなり冷えます雪だるま
(1階に切符売場があります)

観光放水が行われていないオフシーズンを狙って行きましたが、外国人団体客で賑わっており(心なしか日本人が少ない印象)、改札待ちの間は異国にいる気分となり日本語が聞こえるとホッとする状態でしたアセアセ今のご時世でなくてもいるだけで拷問おーっ!

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記念撮影用のトロリーバス(左側)にはラストランまで201日の表示が・・・
記念撮影用の制帽を被って記念撮影

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11:30発の関電トロリーバスで黒部ダムへ

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武骨な車体に可愛らしいラッピング、一見ただのバスに見えますが、屋根にパンタグラフの役割を担う「トロリーポール」があり、電車同様に架線から電力を供給して走るトロリーバスなんですよウインクかつて都内や川崎・横浜・名古屋・京都・大阪などの都市部で活躍したトロリーバスは、2018年11月30日の関電トロリーバス廃止によって、国内のトロリーバスは立山黒部貫行の立山トンネルトロリーバスのみとなりました。

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翌年に電気バスへ切り換えられたトロリーバスは鉄道扱いになっています(運転士は大型二種免許と動力車操縦者運転免許(電車の免許)が必要)

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モーター音(しかもVVVFインバータ制御)を響かせながら走るバスに違和感を感じましたが、とても座り心地が良く、電車とバスが合体した面白い乗り物だと思いましたキラキラ

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トンネル内で県境を越えて富山県入り、いよいよ終点の黒部ダム駅です

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黒部ダム駅に約15分で到着

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改札を出て220段の階段を上がれば展望台へ行けましたが悪天候のため行くのを断念アセアセ

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さすがスケールが大きいダムだ

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階段を下り黒部ダム方向にトンネルを歩くと黒部ダムが見えてきます

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5月なのに残雪が

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黒部ダムのど真ん中

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黒部ダムは霧で視界不良でしたが堰堤(えんてい)から景色を十分楽しめました

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黒部湖駅へ移動

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黒部湖駅から12:20発の黒部ケーブルカーに乗って黒部平へ

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トロリーバスなどの改札には各ポイントのライブ映像が流れていて助かりますねキラキラ

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黒部ケーブルカーは日本で唯一の全線地下式です(景色が終始トンネル)

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1969年に製造されたケーブルカーは車内も勾配がキツくなっていました

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天気が悪く残念傘

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5月とは思えぬ寒さでした雪だるま

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黒部平駅から屋外階段を上り展望台へ

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展望台から立山ロープウェイが見えます

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売店を出ると春を待ちわびる桜がお出迎え

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13:00発のケーブルカーに乗り黒部湖へ向かいました
いつか黒部ダムの観光放水を見てみたいな

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帰りのトロリーバスは特等席をゲットキラキラ

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くろにょん、前のバスばかりズルいぞえーん

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黒部ダムのマスコットキャラクター「くろにょん」が見送ってくれましたルンルン

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扇沢駅に到着アセアセ歩道から撮影しましたよアセアセ
(後からだとトロリーバスらしく見えますね) 

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行きと同じバスで信濃大町駅へ向かった後は、大糸線撮影のためタクシーで南大町駅へ移動(運賃900円)※大糸線の写真は展示使用したため割愛させていただきます

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南大町から松本に戻ると、機器更新工事のため長野総合車両センターへ向かう途中の、常磐線E231系マト101編成が停車していました

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松本から千葉ゆきの特急あずさに乗って帰るか迷いましたが、乗り過ごすのが怖いので18:37発の大月ゆきに乗って帰りました(大月21:25着)※画像はイメージ

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帰りの列車は、オールロングシートの211系で大月まで約3時間揺られ、さらに地元まで2時間掛かったので、体中の痛みや疲労は酷かったですねアセアセ(写真は上越線211系車内)

イメージ 43今回の旅は、最後の乗車となった上田電鉄7200系や関電トンネルトロリーバスの乗り鉄、189系などの廃車車両とのお別れがメインでしたが、立山黒部アルペンルートの雄大な自然などにも触れる事が出来て、我ながら大満足の良い旅となりました。

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ちなみに週末パスを利用した事で、乗車券分は4,520円得しました。

今年も旅行に行ける状況ではありませんが、緊急事態宣言が解除されて少し経った頃に旅行できたら良いなと思います。関東から出たいえーん

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今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム