母ちゃんを引率しての「ゆざわShu※Kura」の旅もいよいよフィナーレを迎えました。


 復路の終点・えちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインの上越妙高駅に到着しました。
 おもに1号車を担当していたアテンダントさんに楽しい旅を演出してくれたお礼を伝えて下車。

 直江津駅で先行した特急「しらゆき8号」が既に乗客を降ろし終わって回送列車として直江津方面に折り返していきました。
 ちなみにこの「しらゆき8号」は季節によっては私の被写体となる列車です。

 折り返し回送列車となります。
 アテンダントさんたちは新潟支店勤務なので、この回送列車で長岡駅まで戻って上越新幹線に乗り換えて新潟まで帰るのだそうです。それにしてもアテンダントとしてこの列車の往復の勤務時間と勤務地と営業列車との回送を含めた往復時間などを考えるとかなり長拘束となりますね。本当にお疲れ様でした。おかげさまでとても楽しい思い出に残る列車の旅になったし、母ちゃんへの誕生日プレゼントとしても「いい時間」を過ごせました。
 
 おでこのある種車時代の種別幕があった窓部分に取り付けられている「越乃Shu※Kura」表示は1号車と3号車ではデザインが違うのですね。こちらは3号車側です。
 こちらは1号車側です。


 名残を惜しんでこの列車のディーゼルエンジンのアイドリング音を記録しておきます。


 側面のLED表示も「回送」に変わりました。

 今回は1号車での往復を楽しみましたが、3号車の普通座席指定でもシートピッチは広いしリクライニングの角度が大きいようだったから機会に恵まれればこちらにも乗車してみたいですね。リラックスした姿勢で乗車するのなら窓も大きいし3号車の方がオススメかもしれませんね。1号車はコンセプトが異なるからリクライニングシートではないので…。

 以下は私の素人考えとなりますが…。

 さまざまな壁はさておき、この列車の運転区間をもっと延長したらいいのに…ということです。
 上越妙高駅よりもっと南下して妙高高原駅、あるいは一気に長野駅まで延長するとか…。

 1号車の「展望ペアシート」と「くつろぎペアシート」は日本海を向いたシートとなっていますが、この向きは二本木駅から妙高高原駅までの間は妙高山などの山並みを眺められる向きでもあり、とくに春から初夏にかけての残雪を抱いた山々を眺められる車窓はとても美しい。
 長野県側に入れば妙高山から黒姫山や飯縄山、その向こうに白く輝く戸隠山などが楽しめます。

 復路の列車では日没後となってしまいますが、往路では美しい車窓を楽しめます。
 残雪を輝かせる山々、そして日本海側に出てからの海を眺められる風景の対比を楽しめると思うのです。

 えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの車窓から…関山付近にて。
 長野駅~直江津駅の間がJR東日本から切り離されて何年も経過していますが、元は同じ信越本線であることを考えれば決して不可能とも思えません。

 そこまで拡大すると越後の酒蔵をイメージしたコンセプトとは少し外れてしまいますし、アテンダントさんの勤務時間の問題やJR東日本新潟支社管内にとどまらず第三セクターしなの鉄道JR東日本長野支社まで巻き込む話になるので難しいかとは思いますが…。

 そんな思いも描きながら乗り継ぎの妙高高原行普通列車を待ちました。

 この列車で妙高高原駅まで戻ります。