青海川駅での停車時間は約20分。

 西日を浴びるキハ48 552。

 北陸新幹線が金沢まで開業してここを通る特急列車は1日5往復と少なくなってしまいましたが、それこそ北越急行が開業する以前の特急列車の運転本数だった頃に待避線もないこの駅でこのような長時間停車の列車の設定は難しかったかもしれません。

 列車の乗客だけでなく、車でやってきて撮影する方も多かったので、人物を入れずに撮影するのにタイミングが必要でした。

 跨線橋の小さな窓からスマホで撮影しました。
 高い位置にある小さな窓なので昔のようにファインダーを覗かなくてはならなかったら勘に頼って撮影するしかなかったですね。周囲の迷惑を顧みずに狭い通路で踏台や脚立でも使用すれば別ですが、私にはとても真似できません。
 定期列車は普通列車しか停まらないので、観光列車とはいえ日本海が目の前に広がる駅で長時間停車してくれる列車は観光列車とはいえ有り難いです。

 下り(往路)列車では5分ほどの停車時間ですが、夕日を眺められる上り(復路)列車は停車時間が長いのでゆっくり楽しめます。
 昨年の夏…9月の初めでしたが、これよりもう少し遅い時間に車でやってきて青海川駅を通過する貨物列車や特急「しらゆき7号」「しらゆき8号」を俯瞰して撮影したことがありました。そのときは時間も遅かったから夕日がもっと海面近くまで沈んでいいタイミングでした。ただし列車は少し黒く潰れ気味になってしまいますが…それはそれで味があるものです。

 画像奥の赤い橋は国道8号線。さらに右の奥には北陸自動車道が通っていますが、鯨波付近から富山県に入るまではトンネルだらけの北陸自動車道より海岸線を通る国道8号線の方がドライブを楽しむにはおすすめです。

 車体側面や客室内は大きく改造され、塗装も観光列車らしく大胆に変わっているものの、前面や乗務員室回りは大きく手が加えられていないので国鉄型という古さは感じます。

 現在は列車の編成が短いためにホームが長く見えますが、これでも短くなったのです。
 平成19年(2007年)7月16日に発生した新潟県中越沖地震により駅に接する法面が崩落して駅施設や線路、架線などが土砂に埋まる被害に遭い、ホームの一部が撤去されたためです。

 下り線ホームからの撮影です。

 越後湯沢駅で垂れ幕を持って歓迎してくれた駅員さんから母ちゃんがもらってきた旗です。
 JR東日本新潟支社には信越本線や羽越本線、磐越西線など車窓が楽しい路線と観光列車が豊富。

 次回に続きます。