先月の母ちゃん誕生日プレゼントの意味も込めた「ゆざわShu※Kura」乗車記が続きます。


 キハ4 558(1号車・びゅう旅行商品専用車)+キハ48 1542(2号車・フリースペース)+キハ40 552(3号車・普通座席指定車)からなる越乃Shu※Kuraは上越妙高駅を起点とし、行先により列車名が異なることはすでに述べていますが、それぞれの運転日や車内の案内が車内にも掲示されています。
 また、1号車のびゅう旅行商品のお酒や料理の案内も(現在は春と夏)掲示されています。
 信濃川(長野県内での呼び名は千曲川)に沿ってくる飯山線と魚野川に沿ってくる上越線が接続するのは越後川口駅ですが、魚野川も越後川口付近で信濃川に合流します。車窓から眺める信濃川。

「くつろぎペアシート」…通路への出入りはテーブルの中央部分を跳ね上げます。パテーションで仕切られているので隣のペアシートが気になりません。
「展望ペアシート」のパテーションにはこの列車のロゴマークが行灯式で取り付けられており、トンネル内など暗いところでは点灯していることがわかります。
「くつろぎペアシート」は床が高くなっているので通路を隔てた「展望ペアシート」の背後とはいえ車窓を楽しむことはできます。
 また、デッキ寄りの「くつろぎペアシート」のみ段差無し、そして「展望ペアシート」側のデッキ寄り部分は車椅子スペースとなっているので車椅子利用者でも予約して乗車できますし、しっかり展望を楽しむことができます。

 上越線信越本線に合流する宮内駅に近づいてきました。
 列車は信越本線をオーバークロスして合流して宮内駅を一旦通過して長岡駅へ向かいます。
 往路では長岡駅到着前に宮内駅に停車、復路では長岡駅出発後に宮内駅に停車します。

 長岡駅に到着しました。
 8分間の停車時間があるのでホームに降りて撮影です。
「父ちゃん、撮影に夢中になって乗り遅れるんじゃないよ❗」
と、母ちゃんの声を背にホームへ出ました。

 長岡駅のホームに立つのは久しぶりです。いつも通過するばかりで、最後に長岡駅のホームに降り立ったのは北陸新幹線金沢開業の前月に485系快速列車「くびき野」に惜別の乗車をしたとき以来だと思います。
 このような観光列車が運転されるのはだいたい行楽シーズンの土日や祝祭日、連休のときですから盆も正月もGWも関係なく仕事をしている私はこういうときに自分の休日が重ならないとなかなか乗車する機会がなくて、列車を見かけてもいつも羨望のまなざしで見送っているばかりでした。
 ここまで先頭に立っていた3号車のキハ40 552が今度は最後尾となります。

 そして反対側の1号車キハ48 558がここから終点の上越妙高駅まで先頭に立ちます。
 長岡駅で8分停車の16時13分発。

 16分後の16時29分発の定期列車快速・新井行が後続してくるのですが…実は柏崎駅で抜かれるダイヤなのです。快速なのに快速に抜かれる…臨時列車であり観光列車ならではののんびりダイヤです。

 長岡駅を発車すると宮内駅に停車、そして今度は信越本線を上っていきます。
 先ほど通ってきた上越線下り線の高架をくぐって次の停車駅である来迎寺駅へと向かいます。

 まだまだ続きます。