前回までは「父ちゃん企画ミステリーツアー」シリーズでアップしてきましたが、母ちゃんへのタネ明かしも説明してしまったので、今回からはタイトルを「母ちゃんを引率してゆざわShu※Kura」とします。

「父ちゃん、また同じのに乗るのかえ?」

「行ったら戻ってこなくてはならんからな…」

「なるほど❗」

 折り返しの時間まで1時間半ほどあるので駅前に出てみました。
 駅前には足湯もありましたが、けっこう密になっていたのでやめておきました。


 往路での「Echigo-Breakfast 」はまさに軽食程度のボリュームでしたので、どこかのお店で昼食でもと思ったのですが、駅ナカも駅周辺も外待ち状態でしたのでコンコースにある立食いそば屋さんへ…。
「ぜいたくそは」なるものを食べました。

 駅構内の跨線橋から長岡方面を眺めます。停車中の列車はE129系ローカル列車。

 母ちゃんを引率して駅ナカのcocoroぽんしゅ館で買い物をして時間を潰してホームへ戻ってきました。

 3号車のキハ40 552は両運転台の車両ですが、前面に出る側はLED前照灯化されているのに対し、普段は先頭に出ることのない2号車のキハ481452と連結する側はオリジナルのままです。

 2号車のキハ481452は1号車と向かい合わせに連結されていますが、LED化されています。

 所属基地を示す電略(電報略号)の表記は新津運輸区である「新ニツJR東日本新潟支社・新津運輸区所属を示す電略です。
 どうでもいいことかもしれませんが、鉄旅をしていて旅先で列車に乗車するときや通勤で普段は目にすることのない車両が現れたときにはこのようなところを気をつけて見てみると違った楽しみ方もできるかもしれませんね。

 余談ですが、かなり前のことになるけれど管理職になる前に会社の労働組合で役員を務めていたときに交通関係の部会があって、航空や鉄道、バス、ハイタク、船舶、物流関係の企業の労組の役員が集まっている部会で、会議の後の懇親会でJR東日本の新幹線に乗務していた方と話す機会がありました。
 JR東日本の新幹線の場合は地方の運輸区に勤務している方はその運輸区がある路線のみの勤務らしいのです(例えば長野総合運輸区なら北陸新幹線の東京~長野と上越新幹線の一部列車)が、東京で勤務する方は東北・上越・北陸新幹線すべてに乗務しているのだということを聞いたことがあります。
 他にもJRや民鉄、地下鉄の方から差し障りのないいろいろな裏話を聞かせていただいた思い出があって、鉄道が好きな私にとって楽しいひとときでもありました。

 復路の「ゆざわShu※Kura」も1号車のびゅう旅行商品専用車両に乗車します。長岡駅まではこの車両が最後尾となり、長岡駅からは逆向きに走るのでこちらが先頭に立つことになります。

 国鉄分割民営化から30年以上が経過した現在では「ある原則」が崩れた部分がありますが、その原則とは「東京駅から西へ向かう下り列車の編成は先頭から1号車となる」こと、そして東京駅(上野駅や新宿駅を含む)から北へ向かう列車は東京方が1号車となるということです。
 新幹線でも同じで、東海道・山陽新幹線では新大阪や博多へ向かう下り列車の先頭が1号車、東北・上越・北陸新幹線では東京へ向かう上り列車の先頭が1号車となり、号車の付番の仕方が同じ方向を向くようになっています。
 うまくできているとでもいうのか、中部地方以北では太平洋側から日本海側へ向かって本州を横断する路線の多くが北(青森方)へ向かって日本海側の幹線に合流するかたちとなっていることです。
 そのため、例えば上野駅を発車した北陸方面への上越線や信越本線の列車は長岡駅や直江津駅で方向が変わって編成が逆向きとなって1号車が先頭となるのですが、共通運用を組んでいた北陸から関西方面へ向かう列車に充当されても大阪に着くときには東京から東海道を下ってきた列車と編成の向きは揃っているということになるのです。
 しかし、北陸新幹線は方向転換しないので大阪まで延伸した暁には反対向きの編成で西を向くということになりますね。

 ちょっと余談が多くなりすぎました。本題に戻りましょう。


 復路の「ゆざわShu※Kura」の1号車に乗車してアテンダントさんに乗車券や食事券を手渡すと、
「復路もご乗車していただきましてありがとうございます。復路の1号車はお客様お二人だけなのでお好きなお席にお座りいただいても結構ですよ」
とのこと。

「往復乗車するなんて馬鹿でしょう?」
と、思わず訊き返してしまいました。

 往路では窓側のカウンター席の「ペアシート」への乗車で、復路は「くつろぎペアシート」を予約していたのですが、カウンター席にも座っていいとのお言葉をいただきました。
 4人掛けの「らくらくボックスシート」以外ならどこに座ってもいいと仰ってくれました。ちなみに言うと「らくらくボックスシート」は3・4名での予約なので二人では予約できません。

「帰りは貸切かぁ…こんな人気観光列車で信じられないなぁ」

「父ちゃん、こんな贅沢してバチが当たらないか心配だよう❗」


 復路もウエルカムドリンクや升酒、Shu※Kura限定大吟醸のお酒は同じですが、料理は内容が異なる「Ecigo-Kurameshi」です。
 カウンター席のペアシートは展望が良い代わりに背もたれが腰までの木製なので片道3時間ほどのこの列車の乗車時間が限界かもしれません。「くつろぎペアシート」や「らくらくボックスシート」は背もたれが高いソファー風のシートなので、ペアシートに比べると座り心地はいいです。
 お恥ずかしい話ですが、魚沼地域を走行中は越後三山が背中側となるので他に誰もいないのをいいことに小さな子どもみたいに座席に反対向きに正座して座って外を眺めていました(笑)。

 次回に続きます。


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 年中目にしているアルクマ(長野県)ぐんまちゃん(群馬県)かな…。