中小田井駅【愛知県】(名鉄犬山線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県名古屋市西区北部の住宅街に位置する名鉄犬山線の駅で、名鉄における庄内緑地公園への最寄駅である、
中小田井駅 (なかおたいえき。NAKA OTAI Station) です。
 
 
駅名
中小田井駅 (IY 02)
 
所在地
愛知県名古屋市西区  
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:犬山線  
 
隣の駅
枇杷島分岐点方・名鉄名古屋方……下小田井駅  
犬山方・新鵜沼方……………………上小田井駅  
 
訪問・撮影時
2019年1月 
 
 

中小田井駅は高架駅で、1991年10月27日に高架化されました。同日に上小田井駅が開業しています(正式には平田橋駅の移転扱い)。
中2階が駅舎・改札口、2階がホームになっています。高架下南側に出入口があり、東西からアクセス可能です。
1階と中2階の間は階段とエレベーターで結ばれていて、バリアフリーに対応しています。
そして1階の一部と駅舎の南側高架下は月極駐車場になっていて、北側高架下には駐輪場が設置されています。
また、中小田井駅に駅前広場は整備されておらず、最寄りのバス停留所は約200m西の愛知県青い鳥医療療育センター前に設けられています。
写真は西口です。北東を望む。
 
 

西口駅前の様子です。西を望む。後方に駅舎があります。正面には駐輪場があります。
駅の西側は区画整理が進んでおり、整然とした感じの住宅街が広がっています。戸建住宅と低層の集合住宅が混在していて、商店が点在しています。
約200m西には「愛知県青い鳥医療療育センター」が、その北(駅から約200m北西)には「愛知県立名古屋特別支援学校」が、駅の約200m南西にはスーパー「平和堂」が、そして約400m南西には中小田井公園があります。
 
 

こちらは東口です。北を望む。左が西口方面です。
東口は駅前道路が狭く、裏口といった感じです。
駅舎の1階は天井が低いため、斜行の低い自動車しか駐車できません。
 
 

東口駅前の様子です。南を望む。右前方に東口があります。
こちらの東口側は区画整理が行われておらず、手前(北)から奥(南)へ延びる岩倉街道(県道163号線)沿いには昔ながらの町並みが残っています。商店はほとんど見られません。
岩倉街道沿いの中小田井地区は名古屋市により町並み保存地区に指定されています。
また、駅の約500m南東側には庄内緑地公園が広がっていて、公園の北東端(駅の約1km北東)には名古屋市営地下鉄鶴舞線の庄内緑地公園駅があります。鶴舞線に乗るには上小田井駅まで行った方が便利ですが、運賃は名鉄と地下鉄の合算になるため割高です。
 
 

出入口です。高架下1階より北を望む。
左が西口、右が東口で、後方には月極駐車場との間に通用口があります。
中2階の改札口に通じる階段があり、左側にはエレベーターが設置されています。
階段を登り切った先には改札口があります。
 
 

中2階にある改札口です。北を望む。
中小田井駅の改札口はこの1ヶ所のみです。後方に階段の出入口があり、左後方にエレベーター出入口があります。
以前は有人駅でしたが2004年に駅集中管理システムが導入され、無人化されました。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路設置されており、左がICカード専用通路、右が車いす対応の幅広通路になっています。右端は窓口跡ですが、面影はありません。
改札口の右手前には自動券売機が1台あり、『manaca』のチャージはできません。
あと、改札口の左側(改札外)には飲料自動販売機、証明写真発行機が設置されています。
改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
入場時、ICカードの残額が不足している場合はICカードを改札機にタッチして入場し(残額0円でもタッチの上で入場可能)、改札内または下車駅のチャージ機でチャージする必要があります。
そして2階にある各ホームとの間には階段とエレベーターが設置されています。
トイレと車いす対応トイレは改札内コンコースにあります。
尚、中小田井駅構内に売店・コンビニはありません。西口の南西約100mに「ファミリーマート」があります。
 
 

1番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、隣駅もローマ字が併記されている新タイプです。
そして駅ナンバリングも併記されています (IY 02)。
駅ナンバリング部分には犬山線のラインカラーであるグリーンが使用されています。
尚、駅ナンバリングの「IY」ですが、犬山線の「犬」の「I」と「山」の「Y」を使用しています。
決してイトーヨーカドーの略ではありませんw
また、南隣の駅が「下小田井」、北隣の駅が「上小田井」で、上中下の「小田井」駅が続いています。
ちなみに近くを走る東海交通事業城北線には単なる「小田井駅」があります。
 
 

中小田井駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、南南西~北北東方向にホームが延びています。
右ホーム(西)が1番線で下り犬山・新鵜沼方面、左ホーム(東)が2番線で上り名鉄名古屋方面です。
普通のみの停車駅ながらホーム有効長は20m車8両分あり、平日朝ラッシュ時に当駅に特別停車する一部の急行が8両編成の場合は全扉が開きます。
ホームドアはありません。ホーム幅は上屋下こそ一定の幅があるものの、新鵜沼方の端のエレベーター部分(後方)と、上屋がない名鉄名古屋方(写真奥)はかなり狭くなっているので、通過列車に注意が必要です。
上屋は新鵜沼方の約3両分に設置されています。2両編成は大丈夫ですが、4両編成以上は上屋下に収まるのが新鵜沼方の3両のみで、それより名鉄名古屋方の車両は上屋からはみ出してしまうので雨天時に当駅で下車される際は要注意です。
各ホームにはベンチが設置されています。各ホームの新鵜沼寄り(手前)には階段が、新鵜沼方の端(後方)にはEVがあり、それぞれ中2階の改札内コンコースに通じています。
写真は1番線より枇杷島分岐点方・名鉄名古屋方を望む。
 
 

1番線より枇杷島分岐点方・名鉄名古屋方を望む。
この先、すぐに下り勾配になり、住宅街の中を南南西へ走ります。そして地平区間になると清須市に入り、農地が残る住宅地の中を走ると国道22号名岐バイパスと名古屋高速6号清須線をアンダーパスします。その後も農地が混在した住宅地の中を引き続き南南西へ走ると下小田井駅へと至ります。
 
 

1番線より犬山方・新鵜沼方を望む。ホーム端にはエレベーターが設置されています。
この先、岩倉街道をオーバーパスして高架区間のまま住宅街の中を北北東へ走ると左へカーブします。左カーブ中に城北線をアンダークロスして、直後に右から名古屋市営地下鉄鶴舞線が上下線間に入ると(上り線が鶴舞線上下線をオーバークロスします)、進路を北北西に変えて犬山線と鶴舞線の接続駅である上小田井駅へと至ります。上小田井駅から先は鶴舞線からの直通列車(普通列車)も運行されています。
 
 
あとがき
私が中小田井駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。高架駅で、普通と一部の急行しか停車しませんがホームは8両分ありました。駅前は、西口側は整然とした街並みでしたが、東口側は以前からの住宅地でした。
  
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から犬山線直通の普通列車(主に岩倉行きと犬山行き)に乗車して当駅下車です。準急以上には乗らないで下さい。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線または関西本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがありますが、駅前に気軽に入れる飲食店は存在せず、最寄りのチェーン店は約600m北北東にある「デニーズ」で、近くありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄犬山線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は中小田井駅でも下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)