当ブログでは、番外におきまして、去る３月１３日改正によります、ＪＲ九州の終着時刻ランキングベスト１０に関しましてご紹介しておりました。

　この改正では、これまで存在しておりました１時台に到着する列車が姿を消しておりまして、最も遅い列車で上の画像１の７８３系電車「ハウステンボス」・「みどり」編成を使用しております「きらめき１４号」が０時５３分着、次いで画像２の福岡市交通局（福岡市営地下鉄）の車両を使用します、筑肥線の５７３Cで０時４９分着となっております。

 

　これは、「新型コロナウイルス」によります需要減、そしてそれに伴う生活の変化によりまして、終電・最終列車も約３０分繰り上げられた路線も見られておりまして、全国的にも終電・最終列車の繰り上げを行うなどの流れが見られておりますので、その流れが九州でも見られていると言ってもいいかとも思います。

　さて、今回は前回が終着時刻ランキングでありましたが、今回は始発時刻ランキングベスト１０も調べておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

　この後のランキングにも分かりますように、ランキングに入っておりますのはいずれも普通列車もしくは区間快速列車でありまして、特急列車はランキングの中には入っておりません。

 

　かつては、運行されておりました夜行特急「ドリームにちりん」・「ドリームつばめ」の名残から、「ソニック」・「にちりん」・「有明」の４時台発の列車も見られておりましたが、現在は九州の特急列車の始発列車でも延岡駅５時１２分発の「ひゅうが１号」が九州では最も早い列車となっております。

　では、以下が始発列車ランキングベスト１０でありますが、６位以上が４時台発となっております。こうして見ましても、福岡都市圏を中心に早くから運行されている列車が存在している事がお分かりいただけます。

 

 

　では、ここからはベスト３の解説を行ってまいります。まずは３位の５５２２Mからご紹介します。先述のように、改正前には４時台発の「ソニック」も柳ヶ浦駅・大分駅発で存在しました日豊線でありましたが、これらは始発列車を引き下げておりますし、さらにかつては普通列車も柳ヶ浦駅発で４時台発の列車も存在していた日豊線でもありました。しかし、その列車も平成３０年のダイヤ改正で残念ながら姿を消しておりまして、現在の５５２０Ｍ（行橋駅５時０９分発）がその名残となっております。

 

 

　次は、２位の指宿枕崎線を運行します１３２１Dであります。ランクインの中では唯一の鹿児島地区でありますが、始発が４時４７分発となっております。尚、改正前は４時５１分発となっておりまして、改正前としますと４分早くなっておりますが、この列車は終点の山川駅で枕崎行き（６時１１分発）にも接続しておりまして、約２時間４０分もかけまして全線行く事も可能になっております。

 

 

　そして、１位の筑肥線３２０Ｃであります。前回ご紹介しました終着列車もランクインする筑肥線でありますが、始発列車に関しましても４時台発の列車も存在しておりまして、改正前は西唐津駅４時４４分発ですので、３分早くなっております。この列車は終点筑前前原駅に着きますと福岡空港行き４２２Ｃ（筑前前原駅５時２６分発）に接続しておりまして、終点福岡空港駅には６時１４分に着く事ができまして、朝７時過ぎに相次いで発ちます航空便にも間に合う事ができるようにもなっております。尚、運行列車はその下の画像にあります１０３系１５００番台電車でありまして、３両ワンマンで運行されております。

 

　（１０３系１５００番台電車）

　今回は、始発列車ランキングをご紹介しましたが、こうして見ましても、以前は４時台発の列車も普通・快速列車に合わせまして特急列車も存在していた訳ですが、それが見られなくなっているのも需要も関係する所ではないかとも思います。やはり、それだけ早くに発つ列車も様々な目的がある方が沿線で多く見られている事も伺える所でもありますし、かつ運用の都合と言う流れも見られている所もありますので、それぞれが伺える所でもありましょうか。とにかく、それでも各地域このように運行されておりますので、利用する機会がある方は利用していただきたいと思います。