伊東駅発行 伊豆急行 伊豆満喫フリーきっぷ~2 ダイヤ改正後の新券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

伊豆急ネタをもう1つ。

 

拙ブログの2021年3月5日のエントリでご紹介いたしました、「伊東駅発行 伊豆急行 伊豆満喫フリーきっぷ」ですが、エントリ内で申しましたように、このきっぷの2021年3月16日のダイヤ改正前の発売は、2021年1月31日の発売をもって終了しています。

 

その後、「伊豆満喫フリーきっぷ」は2021年4月1日から発売が再開されましたが、2021年3月16日のダイヤ改正での特急「踊り子号」の全車指定席化により、新しい券に切り替わりました。

 

 

 

上段が大人専用券、下段が小児専用券となります。

 

 

 

 

 

先のエントリでご紹介いたしました券の画像の再掲です。

 

 

ダイヤ改正後の新しい券も基本的な様式は同じですが、【ご利用案内】の第1項の2行目以降が(特急列車ご利用の場合は特急券が別に必要です。)に変わり、路線図の左上の「特急踊り子号の自由席車両」の記載が削除されたほか、発行箇所は旧券では「伊東駅発行」が印刷されておりましたが、新券では記入式に変わって「伊東」のゴム印が押印されています。

 

予想通りと申しますか、やはりこの券のみでは「踊り子号」の利用は出来なくなっており、2019年9月1日以前の効力に戻ってしまいましたが、発売額は「踊り子号」の自由席が利用出来た2021年1月31日までの大人1900円/小児950円と同額で、同じ効力で自由席特急券が別途必要であった2019年9月1日以前の発売額は大人1700円/小児850円でしたので、効力は狭められたのに発売額は変わらない事態となりました。

 

「踊り子号」の利用には特急券が必要となった事で、この券の使い勝手は大幅に低下してしまいましたが、3月16日のダイヤ改正では伊豆急行線内の自由席特急料金の大人410円/小児210円が廃止されて、指定席・座席未指定同額の大人520円/小児260円の特急料金となり、自由席利用の場合と比べて大人は110円/小児は50円値上げされておりますので、個人的には大人1900円/小児950円の発売額を値上げしてでも、「踊り子号」の座席未指定での利用を可能にした方が良いのでは無いかと思います。