今日は、長屋門の壁面のうち、「ささら子下見板」を作ります。
昨日の投稿で、「押縁下見板」を表現する、と書きましたが、私が作りたかったものは、正しくは「ささら子下見板」と呼ぶようです。押縁下見板は、下見板を角材で押さえたもので、ささら子下見板は、下見板に合わせた切込みを入れた「ささら子」で下見板を押さえたもののようです。
ささら子下見板の作り方
① まず、下見板を作る。
エコーモデルの「下見板用STウッドセット(2.5mm幅用」で下見板を作ります。
セットの台紙は使用しません。下見板を「ささら子」と「ささら子」の間の幅に切り出すので、切り出しのガイドラインを入れた台紙をARCADで作図しました。
「ささら子」間の幅は、設計上 5.6mmですが、「ささら子」に見立てて下見板の間に挟む 1×0.5角材の誤差を考慮して、5.53mm幅に切り出します。この寸法に根拠はなく、経験による値です。0.01mmの精度で作図できるのがCADの利点です。
STウッドは、アルコール墨汁で染めておきます。
② 下見板を「ささら子」の間の幅に切り出す。
③ 「ささら子」に見立てた 1×0.5角材を挟みながら、下見板を貼っていく。
④ ささら子下見板完成。寸法もぴったりでした。
私にしては作業がはかどり、4つの壁面の「ささら子下見板」が完成しました。
ぼやけて見苦しいですが、拡大画像です。いつもの通り、工作の精度は今一つであるものの、「ささら子」の表現は成功したことにしましょう。
今日は調子がいいので、このまま工作を続けたいところですが、野暮な用事のため、これにて終了です。
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