第1416回('21) ガラガラの関西国際空港を訪問、最後は阪和線を少しだけ降り鉄して帰宅。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2021年3月14日、この日は『青春18きっぷ』を利用して、大阪府南西部の泉州地方を乗り鉄・降り鉄しました。
最大の目的は高架化工事のため2021年5月22日から約3年間運休、バス代行輸送になる南海高師浜線の乗り鉄、特に中間駅である伽羅橋駅(きゃらばしえき)への訪問でした。
また、南海高師浜線は短距離路線であっという間に乗り鉄・降り鉄が終了するため、他にも泉州地方の数駅を降り鉄しました。
 
今回は後半の内容です。
りんくうタウン駅からは特急料金100円を奮発してw『ラピート』で関西空港駅へ。新型コロナウイルスの影響で閑古鳥が鳴いている駅やターミナルビルを訪問して昼食を済ませました。
その後はJRへと戻り、関西空港線で日根野駅まで行き、降り鉄しました。そして和歌山県境近くの山中渓駅と和泉鳥取駅を降り鉄をしてから阪和線~大阪環状線~JR神戸線のルートで帰宅しました。
 
今回の日程 2021年3月14日  (日)   【後半】  
 
りんくうタウン1033(南海空港線・特急ラピートβ37号)1038関西空港1147(JR関西空港線)1201日根野1236(阪和線・紀州路快速)1250山中渓1315(上り紀州路快速)1318和泉鳥取1333(阪和線→大阪環状線外回り・紀州路快速)1446天満1449(大阪環状線内回り・紀州路快速)1451大阪1500(JR神戸線・新快速)1552加古川
 
【帰宅】  
 
りんくうタウン駅を訪問後は、関西空港駅へ向かいます。まずは南海の駅から観察したかったので、『青春18きっぷ』ではなく『ICOCA』で入場してホームへ。発車標を見ると、先発列車が10時33分発の空港特急『ラピートβ37号』になっていて、次の空港急行との間隔が少々開いていました。空港急行まで結構待たなければ…と思っていましたが、泉佐野~関西空港の空港線内のみを利用する場合はレギュラーシートの特急料金が100円である事を思い出しました。せっかくなので久しぶりに『ラピート』に乗ろうと思い、ホーム上にある券売機で特急券を購入しました。私以外にも複数の人が特急券を購入していて、一定の需要があるようです。
 
少し待つと、『ラピートβ37号』関西空港行きが入線しました。開業時からの車両である50000系6連ですが、この車両の寿命は地下線の「なにわ筋線」の動向如何にかかっていると思われます。まぁ、既にデビューから四半世紀以上が経過していますので、なにわ筋線の開業が遅れれば開業を待たずに新型車両に置き換えられる可能性もありますが…。私は指定された4号車レギュラーシートの窓側席へ。乗客はりんくうタウン駅から乗車した人を含めて十数人で、コロナ禍でもあり、まぁガラガラでした…。
 
 

 

関西空港駅にて撮影。
 
実は私、『ラピート』のスーパーシートは利用した事があるのですが、レギュラーシートは初めてだったので着席後は座り心地を確かめたり座席回りを観察したりしましたw そして道中は車窓風景を眺めましたが、防風柵や道路橋に阻まれて眺望はイマイチでした…。そして関空島に入ってしばらく走ると列車は終点の関西空港駅に到着しました。この間、わずか5分でしたが、快適な移動を楽しめました。ちなみに、コロナ禍において3月時点では『ラピート』の大半が運休になっており、この日は私が乗車した37号が下り最終列車でした(上りは折り返し11時05分発が最終)。
 
 

 
関西空港駅に到着後はホームを観察してから改札を出ましたが、まぁ人の少ないこと…。特にコロナ禍の前はインバウンド需要で混雑していた事もあったため、かなり寂しい光景でした。
 
 

 
出場後は駅前を軽く散策しました。その後はターミナルビル内にある「マクドナルド」で早目の飲食を済ませました。当然ながらどの飲食店もガラガラで、マクドで待たずに注文できるのはなかなか珍しいです…。
 
 

 
食事後は駅に戻り、今度はJR線に乗って日根野駅を目指します。『青春18きっぷ』で入場して、ホームを観察してから11時47分発の関空快速・大阪環状線経由天王寺行きに乗車しました。225系5000番台4連で、昼間は関空特急『はるか』が運休しているにもかかわらず車内はガラガラでした。私は転換クロスシート窓側席に座り、道中は往路とは反対側(北側、左側)の車窓風景を眺めました。やはり連絡橋の部分は眺望が優れませんでしたが、本土に戻り、りんくうタウン駅から先は背の高い高架橋から泉佐野市の景色を一望できました。そして阪和線に合流すると、入線ホームには先に『紀州路快速』が停車しているため、停車と徐行を繰り返しながら前に進み、併結が完了すると12時01分に日根野駅に到着しました。私はここで下車しました。列車はこの先、8両編成の関空・紀州路快速となって大阪都心方面へ去って行きました。
 
 

 
私はホームを観察してから改札を出ました。日根野電車区開設や関西空港線との接続により今でこそ主要駅である日根野駅ですが、国鉄時代は普通しか停車しなかった小駅であった事から、駅の重要度とは裏腹に駅前はあまり発展していませんでした…。それでも東口側は再開発が進み、マンションが増えていますが…。また、駅の北側には「イオンモール日根野(旧・ジャスコシティ日根野)」があります。
 
 

 
日根野駅からは阪和線でもう少し南へ行きます。乗車したのは12時36分発の紀州路快速・和歌山行きです。「紀州路快速」と言っても、昼以降の列車は日根野以南各駅停車となっていて、運賃のみで阪和間を高速移動する事ができず、直通利用は不便です(以前の普通のみ停車駅は利便性が向上しましたが)。車両は225系5000番台4連で、私は最後部車両の空いている窓側席に座りました。車内を見渡すと大半の席が埋まっていました。道中は車窓風景を眺めていましたが、大阪府内とは思えないほどローカルな風景です。また、和泉砂川駅を過ぎると右の遠方に大阪湾を見渡せました。そして和泉鳥取駅を過ぎると山間部に入り、JRにおける大阪府最南端の駅である山中渓駅に到着。私はここで下車しました。
 
 

 
山中渓駅は駅名通りの風景で、山の中にあります。数年前まで使用されていた103系には絶対合わない風景ですw 当然ながら無人駅で、小さな駅舎があるのみでした。駅前も民家が少なかったですが、駅近くにある阪南市営の公園「わんぱく王国」に出入りする家族連れが多く見られました。また、山中渓駅周辺は桜の名所ですが、訪問時点ではつぼみの状態でした。さらにコロナ禍も重なり、桜の見物客や鉄道ファンは一切おらず、ひっそりとした駅で秘境感を味わう事ができました。
 
 

 
さらに南、和歌山県方面へ行きたいところですが、時間の関係で戻る事にします。13時15分発の上り紀州路快速・京橋経由天王寺行きに乗車しました。223系4連で、乗り込んだ最後部車両は通路側席の一部とボックス席しか空いていなかったのでドア脇に陣取りました。道中は車窓風景を眺めて過ごし、次駅の和泉鳥取駅で下車しました。築堤高架駅で、以前はホームから大阪湾を眺められたはずですが、ホームの前に住宅地が形成され、見えなくなってしまいました。また駅は郊外にあり、周辺では少しずつ開発が進んでいるものの、駅前は閑散としていました。
 
 

 

 
これにて今回の降り鉄を終了として、帰宅の途につきます。和泉鳥取駅では13時33分発の紀州路快速・京橋経由天王寺行きに乗車。225系5000番台4連で、最後部車両はほぼ全席が埋まっていたため、今回も私はドア脇へ。道中は車窓風景を眺めていました。その後、電車は日根野駅に到着し、後方に関空快速(223系4連)を併結しました。また、日根野駅では一定数の下車客がいて、空席ができたため、私はすかさず着席して水分補給をしました。
日根野駅を発車後も車窓風景を楽しみました。駅ごとに乗客が増えて、堺市駅発車時点で立客が結構いました。そして天王寺駅に到着すると半数ほどの乗客が下車しましたが、代わりに乗ってくる人は少なく、立客もわずかとなりました。梅田の一人勝ちと言われている大阪ですが、天王寺・阿倍野もまだまだ求心力があります。
天王寺駅から大和路線経由で大阪環状線に入り、西回りで大阪駅を目指します。乗車列車は快速ですが、今は大正駅や福島駅にも停車し、速達性は低下しています。そして大阪環状線を半周すると大阪駅に着きましたが、私は下車せずにそのまま乗り続けました。大阪駅では大半の乗客が入れ替わりましたが、混雑するまではいきませんでした。大阪駅を発車後は、車窓から阪急の大阪梅田駅の駅ビルを撮影しました。以前より駅ビルを撮影できるポジションを探していましたが、この日の朝に環状線外回りに乗車した際、環状線の車窓から撮影できる事が判明しました。朝はまだ暗かったため撮影できず、今回リベンジ訪問した次第です。
 
 

 
駅ビルを撮影後は次駅の天満駅で下車しました(14:49着)。
 
 

 
時間の関係で天満駅では「降り鉄」をしませんでした。『青春18きっぷ』使用中なので改札を出ずに内回り線ホームへと移動し、14時49分発の関空・紀州路快速に乗車しました。223系4連+225系5000番台4連で、私は後ろから2両目(225系。紀州路快速)に乗り込みました。ほぼ満席でしたが、偶然1人掛け座席が空いていたため着席し、車窓風景を眺めつつもう一度阪急大阪梅田駅を撮影してから大阪駅で下車しました。下車客より乗車客の方が多かったです。 
 
 

 
大阪駅では改札を出ずにJR神戸線の5番のりばへと移動し、15時00分発の下り新快速・姫路行きに乗り継ぎました。223系8連+4連で、私は最後部車両(4連側)へ。コロナ禍ゆえに普段より乗車率が低く、大阪駅からでも余裕で転換クロスシート窓側席に座れました。それでも発車時点ではほぼ満席でしたが。
道中は車窓風景を眺めつつ、スマホで競馬の結果を調べたりゲームをしていました。乗車率はずっと横ばいでしたが、後方に改札口がある西明石駅で多くの人が下車して、乗ってくる人も少なく、車内がガラガラになりました。そして左側車窓にほぼ完成した状態の、「業務スーパー」を全国展開している神戸物産の本社新社屋が見えてきました。実は、加古川は神戸物産の創業の地であるものの(当初の屋号は「フレッシュ石守」。1号店は現存せず)、長らく本社が隣の稲美町にありました。しかし稲美町は交通の便が悪く、その問題を解消するため本社を加古川駅近くへ移転する事になりました。加古川発祥の全国チェーン店と言えば「業務スーパー(神戸物産)」と「丸亀製麺(トリドール)」がありますが、いずれも社名やブランド名に「加古川」ではない地名を使用しているのが複雑ですね…。それでも、本社が東京に行ってしまったトリドールとは違い、加古川に戻ってきてくれた神戸物産の決断には拍手を送りたいですw 
…などと思っていると、新快速は加古川駅に到着し、私は下車しました。
 
 

 
用事があったので、下車後はそのまま帰宅しました。
人のいない関空は寂しかったですが、撮影は楽でした。また、山中渓には桜の時期に行ってみたいですね…。でも人が多いでしょうね…。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)