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こがねたぁぼ たわいない日々

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たわいない事をたわいない男がたわいなく語るブログです。

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21年05月04日撮影記1 姫新線・中国勝山にて。


ついに3回目の非常事態宣言が発動され、GW中は2日から5日までお休みをいただいていましたが、ある1日を除いてステイホームに徹します。

その1日が5月4日の火曜日でした。
宣言発動が噂される前からの計画で、人から見れば不要不急と言われても仕方ありませんが、自分にとっては、この日しかなかったので有要でした(苦笑)

その有要が《west express銀河》です。
山陰コースで運行するところを伯備線・生山駅で収めたいと前から願っていて、普段なら休みと運行曜日が合わないところですが、うまくGWの休みと重なった次第です。

その運行が中止になれば、もちろん出向くのは取り止めですが、宣言発動後も中止の動きは無く、行程の色付けは進んでいき、GWに入ってからも社会情勢を観ていましたが、決行する判断としました。

朝の生山で銀河を迎えるだけならば少し遅く出ても良かったのですが、色付けをした結果で出発は前日3日の23時前です。
道中の中国勝山で滞泊するキハ47を収めたいと考えての繰り上げ出発でした。

googlemapで目的地を中国勝山に設定し、到着予定が3時9分なのを確認してから車を出します。
もうすっかり定番の宝塚から三木へ抜けて姫路へ至るルートです。

ラジオから《さんま》の声が聞こえない事に気付き、この日が土曜日でない事を改めて理解します(苦笑)
宝塚の手前で少しながら給油を済ませ、23時20分に宝塚を通過します。

23時50分に淡河、0時10分に三木を通過して、東播磨道に入ったのが0時25分です。
《不要不急の外出は自粛》
東播磨道から加古川バイパスに入っても案内板の掲示はそんな内容です。

交通量はやや多め、そしてなぜか福山ナンバーの乗用車が多い印象で、出発時からのどこか後ろめたい気持ちは軽減します(苦笑)

バイパスからそのまま一般道に入った相生を0時55分に通過して、有年の手前で山陽本線の線路を跨ぎますが、跨いでから踏切が稼働してるのをチラ見します。
《貨物かな?》
そぉ考えますが、右手を追い抜いていく車体に明かりが見えました。
《終電かな・・・》
ただ、その明かりの色で一般車でない事に気づきます。

『うゎ!銀河やん!』
生山の到着時刻しか把握してませんでしたからその登場に驚いて声が出ます(笑)
『また後ほど〜』
銀河は有年を通過すると上郡方向へのカーブへ入っていきます。

有年からまっすぐと国道2号を進み、国道にまた上郡方向から山陽本線が近づきますが、進むルートは国道から離れて山陽本線沿いを上郡方向へ北上します。
《また対向する銀河に出くわすんじゃね?》
そんな予感は的中せず、線路から離れて県道90号を山間部へと入っていきます。

と、行く手に鹿が横切り《おっと!》
ある程度の遭遇は覚悟してましたが初見は驚くもので、その後も随所で鹿が現れます。
始めのうちは数を数えていましたが、その数が10を超えて数えるのを止めます(苦笑)

岡山県に入ると鹿の登場はなくなり、所々にある案内板には夜の外出を控える掲示が記されています。
1時35分に岡山サーキット前に着くと車を停めて車外に出て背筋を伸ばします。
ここまでの運転で中国勝山への到着予定は10分短縮されました。

少しの休憩で運転再開し、津山の市街地を避けて佐良山へ抜け、2時半少し前に久米のコンビニで休憩です。
その前にある道の駅の駐車場に車中泊する車を見つけ、その多さに感心しながら熱いコーヒーを啜ります。

最初の目的地へラストスパートです。
美作千代駅へと、坪井駅への案内標識を見つけ、それぞれの駅での過去撮りを振り返り、進む国道181号は姫新線から一時離脱していきます。

米子道久世ICを過ぎてしばらくすると久世の街に入ります。
過去に久世ICから米子道へ入った事はありますが、久世の街に入るのは初めてです。
『ここが久世か・・・』と、厚意にさせていただいたご夫妻から聞いていた出身地の通過に、一人つぶやき、ご夫妻の事を思い出します。

そしてまた合流した姫新線と旭川沿いに少し走ると中国勝山駅に到着で、時刻は3時になったところでした。
駅前に車をドン停めして、駅の中に入ります。
駅舎の中には明かりが灯り、改札越しに滞泊しているキハ47・ノスタルジーが目に入ります。
朝晩は無人駅になるのも、滞泊の47がノスタルジーなのも予習して想定内でした。
ただ、改札を入ったホームと47が滞泊する向かいのホーム、そして跨線橋が真っ暗なのは想定外でした。

到着早々に三脚を出してノスタルジーを収め、早々に次の目的地へ動く考えでいましたが、暗さ故に試し撮りする事もなく車に戻ります。

この日の勝山での日の出時刻は5時13分です。
その時間まで待てませんが、少し明るくなるまで待とうと1時間半ほど落ちる事なく横になります。

4時半を過ぎ、山並みが少しわかるくらいになってきたので、車から出て駅に入ります。
そして試行錯誤しますが肝心の顔に光が回らず、画像を確認しては『暗っ!』と呟きを繰り返します(笑)

と、年配と若い二人の男性が改札から入ってきました。
彼らは同業の方たちで、自分が構える後方でノスタルジーにカメラを向けます。


後ろで数回のシャッター音がしてから二人に声を掛けます。
『まだ暗いですね』
『いやぁ、まだ暗いですね』と年配の男性が苦笑しながら同調してくれます。

そして『何時から来られてるんですか?』と尋ねられます。
『3時にここに着いたんですが、暗かったんでさっき入ったところなんです』
『昨日は玉柏に行きましたが、明日までの5周年マーク付きだから多かったですよ』
『へーっ、そんなに多かったんですか』
『大宮ナンバーの車もありました』と年配の男性は苦笑いしながら教えてくれます(笑)


『自分はこれから銀河目当てで生山へ行くんで、日の出までは待てないんですよね』
『銀河ですか・・いやぁ、すっかり運転日を忘れてました』
お二人もこれから生山へ向かわれんじゃないかと考えましたが、もしかしてはありませんでした(苦笑)

その後も話は弾み、ダイヤ改正で津山のキハ47運用に大きな変更はないものの、40との連結順序が変更となってる事とかのマニアックネタを教えてもらい、時間が過ぎていきます。
21年05月04日撮影記1 姫新線・中国勝山にて。_e0413945_21344097.jpg

日の出40分前でやや顔がわかるようになってきました。

二人は三脚を並べますが、年配の男性は若い男性に撮影の仕方を教えていて、それは親子にも見えるし師匠と弟子の関係にも見えます。

21年05月04日撮影記1 姫新線・中国勝山にて。_e0413945_21554849.jpg




刻々と表情が変わってきて、日の出30分前になるとこんな画像です。

サイドからの撮影はここで限界時刻とし、滞泊しているホームへ移動します。





跨線橋内の照明もまだ点いてませんが足元がわかる程度になってきました。
21年05月04日撮影記1 姫新線・中国勝山にて。_e0413945_22361918.jpg
キハ40 1850D 普通 津山行き 中国勝山にて。



子供の頃に大阪駅でよく見た《急行みまさか》の終着始発駅は主に中国勝山でした。
そこがどんなところなのか気になっていた小学生時代でしたが、オッサンになって中国勝山で国鉄急行色を収めれた事に感慨深いものを感じます。
21年05月04日撮影記1 姫新線・中国勝山にて。_e0413945_16324976.jpg
キハ40 1850D 普通 津山行き 中国勝山にて。


津山行きは5時57分発で、まだたっぷりの時間があります。
が、自分の中国勝山滞在はこれが限度でした。

『良いお話をありがとうございました、お先に失礼します』
二人にお礼を言って、5時ジャストに中国勝山駅を出て伯備線・生山駅へと向かいます。



鉄道コム  トレインマーク







Commented by 日本海ファクトリー at 2021-05-15 12:19 x
キハ47もLEDヘッドライトが増えてきたようですね。
まだもうひと頑張り、活躍することの表れでしょうかね~。
Commented by koganeturbo at 2021-05-15 12:33
> 日本海ファクトリーさん、こんにちは。
JR西日本ではとことんまで使いそうですね(笑)淘汰されるのは四国、北海道、九州の順だと予想しています(苦笑)
by koganeturbo | 2021-05-07 19:00 | たわいない遠出編 山陽・山陰 | Comments(2)

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