皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
他人様のフンドシをお借りして早3日(笑)
今日が完結編でございます。
昨日、長文にしてまとめても良かったのですが
字数の多いものはそれなりに内容もありますから
この車両が生まれた背景に
作者さんがどんな事を考えて作ったのか、
そういった事まで思いを馳せるのも
また自由形を見る楽しみでもあると思うのです(^^)
まあ、とりあえず、
能書きはまた後にして
(まだ書く気かい、笑)
工作のラストスパートと、
その続きをお楽しみください(^^ゞ
★★ 新幹線E6-901(自由形)
作者:YONEDENさん ブログ:「プログレSF作家米田淳一のなければ作ればいいじゃん・2nd」
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第七日目
集電シューを長いものに交換、無事安定して点灯するようになりました。
第八日目
最後に4窓分しかない客室の室内灯もつくようにしました。しかしここで何度も取り外し取り付けしてきた内装板の樹脂パーツの合いが緩くなってしまい、うまく外装と締結できなくなっていました。あきらめてもう一両の予備の中間車の内装板を使い、なんとか再組み立てできるようになりました。
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そして、完成後に走る勇姿がこちら!
Youtube等にはまだアップなさっていないとの事、
ひとまずツイッターのリンクをお貼りしておきますね。
ああ、サムネイルがリンクされないのが惜しい!
https://twitter.com/ebi_tekke_n/status/1382045851283968000?s=20
編成になるとまた真実味が増しますねえ(^^)
そして、こうした最新鋭感の強い車両には
こんなに遠くからでも良く目立つ
少し青めの強いヘッドライトの光が
良く似合うものですね!
新幹線だからとあえてカッ飛ばさず
赤羽から浦和あたりの区間を
遠慮気味に走っているような雰囲気も
また都会的でリアリティを感じました。
ではでは最後に面白い車両紹介を。
普段は当ブログの規格(?)に合わせて
改行や句読点を調整しているのですが
ここはあえてそのままいきましょう、
では、再び作者さんの文章でどうぞ(^^ゞ
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車両の設定
しかしこの先頭車、どういう経緯で登場したか、ストーリーを全く考えていませんでした。14日になってようやくそれをひねり出しました。以下の文章がそれです。
孤高の試作新在直通新幹線E6-901(Z25編成)
登場の経緯
JR東日本は、2000年策定の中期経営構想「ニューフロンティア21」で「世界一の鉄道システムの構築」として新幹線の最高速度360キロ営業運転を目標とした。そして2002年に新幹線高速化プロジェクトが発足。FASTECH360(E954・E955)を開発、2005年から地上設備を含めた各種試験を行い、結果320キロ運転が妥当と判断、E5とペアを組む新在直通新幹線としてE6系が開発され、2013年に営業運転を開始した。
そして北海道新幹線札幌開業を視野に360キロ営業運転可能な車両開発を目的として、2019年、ALFA-Xが登場する。
360キロ営業運転計画は一度諦めることとなったが、それでも2000年代、いずれ360キロ、ゆくゆくは400キロ運転を目指すべきだという高速化を強く求める意見は強くあった。しかしそう速いペースで試験新幹線編成をいくつも建造する力はJR東日本にはない。
そこでJR東日本は周遊列車事業でかねてより協力関係にある北急電鉄との協力で、試験目的任務を付与したハイグレード新在直通周遊新幹線の開発を計画した。
それがE6系Z25編成である。そのなかでも特徴的な車両が15号車E637-901の先進形ビュフェ車と17号車E621-901先進形先頭車である。
E621-901先進形先頭車
E621-901はFASTECH360でできなかった超ロングノーズ形状と先進形車両姿勢制御技術とカナードを試験する目的で、思い切ったスタイルとした。先頭車だけの試験のために試験編成を1本仕立てるのは投資過大であり、また試験後に毎回その編成を1本まるごと廃棄するのも本来なら好ましくないというJR側の思惑と、周遊新幹線事業のスタートにはっきりとわかりやすいアイコンが欲しかった北急の思惑が一致したのだ。そこで試験先頭車であるが試験終了後は営業運転に投入する前提での開発が行われた。
車体傾斜機能付き姿勢制御アクティブサスは試験用として通常より物理的に可動域が拡大され、また前頭部には空力乱流制御と非常ブレーキ時にエアブレーキとして作動するカナード(ATCWS:Anti Turbulence Control Wing System)が設けられた。これらは営業運転時には機能しないように封印されることとなっていた。
外装の塗装については、試験車両であるが既存のE6系に合わせた塗色となった。
また新在直通でありまた試験と営業運転どちらもこなすことから、マルチロール車と通称され、愛称はMulti Advanced Role Shinkansen type E6(MARS-E6)マルスE6とされた。
車内は側窓4つ分しかない客室のほかはすべてノーズ構造となっていて、ノーズ内は機器を若干搭載したほかは空洞である。
運転室の乗務員扉は省略されていて、乗務員の乗降は後尾側の客用扉を使う。
小さな客室は計測機器搭載スペースとしてであったが営業運転時にはパーティションなど内装を追加され、中央通路の左右に2部屋の区分室(コンパートメント)として運用された。
E637-901先進形ビュフェ車
E637-901はフリースペースと簡易厨房を備えたビュフェ車である。原形のE6系には存在しないが、周遊新幹線運用のためのサービス基地としても機能するように設計され、新幹線のさらに新しいサービスを模索する材料となった。
現在
このZ25編成は試験を終え目的を果たした後、さらなる速度向上試験をALFA-Xに引き継ぎ、現在は在来線用の北急周遊列車「あまつかぜ」のバックアップとして、また周遊ツアー列車として営業運転を行っている。
そして数々の先進機能は封印され使われずに眠り続けている、と公式にはされている。また試験車両運用でどれだけの高速性能を発揮したかについても公表されていない。
いつものように妄想ですが、こういうのを考えるのも楽しみです。また公式にはされていないとした高速性能や営業運転時の封印の話、これはおいしいのでいつかアツい短編小説にしてみたいです。今は全く思いつきませんが。
むすび
新幹線の模型は以前は構造的に大規模改造車は困難と思っていましたが、弊社でもやればできたのが大きな収穫でした。いろいろ仕上げについてはまだ課題もありますが、それは今後につなげたいと思います。ともあれずっと前に買ったE6系の模型がこれでぐぐぐっとうちの子らしくなったのがとてもうれしいです。買ってきたままだと、どこかうちの子と思えないので……。
ともあれお読みいただきありがとうございました。これからもいろいろな工作に挑戦していこうと思います。
では。
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いかがでしょうか?
創作を妄想と言ってしまうのは簡単ですが、
歴史に対してタラレバを語るのが面白いのと同様
あるところまで事実に基づき、
あるところから「こうなっていればな」、
「こうだったらいいな」と思うような事が
乗り物好きの人間であれば
多少なりとも誰でも何かあるはずで
それを模型で実現する、というのは
自分の思う「タラレバ」を実現する事であり
人様の作った自由形車両を見るというのは
人様の書いた小説を読むのと同じ事なんですよね。
それはそれで、面白いものなのです(^^)
「いやいや、
高速試験車両の『その後』は
そうじゃないと思うなあ。」
そう思ったあなた。
実際に模型を作るか作らないかは別として
では、オレだったらこうする!
といったプランを妄想してみると
意外と楽しいと思いますよ(^^)
えっ私ですか?
実は個人的には高速鉄道に対する思いは
これまでの題材をご覧のとおり(笑)
そう強いわけでもないのですが
やっぱり夜行列車ですかね?
昼も夜も運用できて、加減速が良くて、
寝台料金を以前のように課金しなくてもいいような
定員数の多い電車列車。
無理ゲーとおっしゃるなかれ、
それを考えるのが楽しいのです(^^)
そういう意味では
西日本に登場した117系銀河は
結構私の思い描いていたものに近いですね。
あー、いつか乗りに行きたいなあ(*^^*)
と、話がだんだん散らかってきたところで
あとがきもこれ位にしましょうか。
YONEDENさん、有難うございました!
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