機関車の形式に54形という存在はありましたが、何れも不遇の存在に終わったものでした。
その反面、電車の形式としては長く活躍した形式でした。
関西が主な活躍場所だっただけに、関東ではなじみが薄い車両でした。
もっとも飯田線に集結してからは、多くの改造車も含めて中心的な存在でもありました。
晩年には更新工事や改造などを施され、厳めしい姿になっていた車両も多くいました。
原形クモハ54002。
右が原形クモハ54001。左はクモハ60形を改造編入した車両です。
大きな違いは側面のドアの間の窓の数と寸法です。