機関車駐泊所ジオラマの製作 | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

8550形完成時に撮影に使用した、機関車駐泊所ジオラマが中途半端だったので、工作の合間に続けていました。一応それなりになったので、報告します。

このモデリングペースト、記憶がないくらい相当前・・・10年以上前に購入したものですが、案の定、固まっていました。ネットの質問コーナーで「固まったものは溶解不可能」とあったので、ああ、ダメか買い直しか?と思ったのですが、最上部に軟らかい部分も残っていたので、水を足して、棒で固まった部分を擦って少し融かしてみました。その後も、工作の合間、気が向くと棒で擦ってかき回しを数か月間、繰り返していたら何と底まで溶解し、使えるようになりました。写真が再溶解後です。急ぐ時には使えませんが。

線路の間に、最初コーヒーのガラを撒きましたが、これは失敗。こげ茶に見える部分がそれです。その穴埋めとしてモデリングペーストを塗って埋めましたが、これもゴテゴテになりました。粘度調整やヘラでの平滑手法など、課題を残しました。凸部を削ったり、凹部を水で緩くしたモデリングペーストで埋めたりして、できるだけ平滑に修正しました。

白いまんまでは次がありませんので、下地と考えて茶色く塗りました。これは亡母が昔趣味でやっていた三才流「盤景」の流れでやっていた「岩絵」用のリキテックスがたまたま手許にあったので、これを使ってみました。もう30年前近くのもので、半数が固まって使用不能でしたが、幸いこの「ローアンバー」が活きていたので、塗ってみました。でもまだダメですねぇ。泥で埋まった感じです。

で、シーナリー用の砂を撒いてみました。砂は米国WOODLAND SCENICS製のFINE BALLAST BUFFです。接着は5倍薄めボンド水+中性洗剤滴下です。まず全体に薄くボンド水を塗り、上から茶こしに入れて粉をふりました。後からもボンド水を滴下しています。

FINE BALLAST BUFFのラベルをよく見たら、Not suitable for children under 14 years! と注記があるのに、日本語では対象年齢8才以上とラベルが。何で差があるのよ? ところで、これが入手できたのは、上前津のジョーシンキッズランドでした。

勢いで、草まではやしてみました。ひどい状況だったのが、見られるようになりました。淡い草はTOMIXのもの、濃い緑は鉛筆削りの削りかすを、ダイロンマルチという染料で染めたものです。これらも20代の頃に用意してあったもので、40年経って初めて使ったものです。こんなんじゃ、寿命200年くらいないと、レイアウトは遠いですなあ。左上が空いているのは、何か建築物を考えています。

そこで、レンガ油庫を考えてみます。これは珊瑚製ですが、昔、モアの店舗で買ったものです。説明書はバラ部品を接着して組立となっていますが、これは素材から切り出さないといけません。

t1もあるので切り出しから大変ですが、ミニサーキュラーソーのお陰で大分助かりました。糸鋸も#0番に代えてザクザク切りました。側面は45度に面取りし、テープで組みました。説明書では接着とありますが、こんなのは大変なので、半田組します。

軒の下は三段重ねします。最初、側と妻と干渉するのでどうするのかと思ったら、ここも45度、さらに側の上部も屋根の角度に合わせ、斜めに削る必要がありました。このヤスリ仕上げが一番大変で、疲れました。鉄ドアはパーツが入ってないので自作必要です。真鍮製ストラクチャーと言えば、SZ師匠のレイアウトのものが思い浮かびますが、すぐ組めるし、丈夫だし、どっしりして安定しているので、ありだなあと思います。

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