大鷲院

2021.4.26 (22) 大鷲院 - 参道 2000-1500

2021年4月26日、豊田は足助(あすけ)のおくにある大鷲院(だいじゅういん)っていうおてらをたずねた。

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2021.4.26 (14) 大鷲院 - 門柱と山門 1700-1500

岡崎から足助街道、飯田街道ってとおって、大鷲院にとうちゃく。飯田街道のすぐひだりだ。いしづくりの門柱からおくに築堤がのびていって、やますそに2階だてのりっぱな山門がみえる。2年まえバスでここをとおったときにみて、おもむきのあるおてらだなあっておもった、ほのけしきだ。

門柱わきの由緒がきをよんでみる。「当初天台宗の古刹だったけど、1500年代に曹洞宗に改宗。1593年5月、やまくずれのため諸堂壊滅し断絶。1602年2月、再興」。

2021.4.26 (15) 大鷲院 - 山門 1980-1480

築堤をおくにのぼりざかにすすんでいく。

2021.4.26 (16) 大鷲院 - 山門 2000-1500

山門のしたまでいって、あらためてみあげる。1階ののきした中央にでっかく「正法(しょうぼう)」の額。

2021.4.26 (21) 大鷲院 - 山門(うらから) 1970-1480

山門うらの説明がきをよんでみる。「山門は1873年完成。総けやきづくり。『正法』の額は、維新の元勲山岡鉄舟ががいた。おおいしがきは、1816年の大飢饉のとき、難民救済の目的で築造された」。

2021.4.26 (20) 大鷲院 - 参道 1980-1480

山門からおくは未知の世界。いしだんをまっすぐにあがっていく。

2021.4.26 (22) 大鷲院 - 参道 2000-1500

とちゅうでひだりにおれて、ゆるいさかみちにかわる。

2021.4.26 (23) 大鷲院(だいじゅういん) - 参道いしぶみ 2000-1500

いしだんからゆるいさかみちってつづく参道の左右ところどころに標語のいしぶみ。ほのひとつに「あったかいこころから愛のことばがわきいづる」。ほういうひとになれたらすてきだな。

2021.4.26 (25) 大鷲院(だいじゅういん) - おおいしがき 1500-2000

さて、参道がみぎにおれるとこで、めのまえにおおいしがき。まうえにみあげるいしがきのうえに、どんなおおきなおしろがあるのか。

参道わきのおおいしがきの由来をよんでみる。「1816年、この地方に大暴風雨がきて、農作物は全滅、餓死するひとがでるほどの大飢饉となる。14世の大運夷船和尚は、この惨状をみるにしのびず、決壊した参道の修理とおおいしがきの築造をして、ひとびとを救済することを決意。おてらの保有米を放出、檀家信者の有力者からこめの寄進をうけて、人夫賃をこめで支給。4,300余人がすくわれた。石工のおやかたは、線香でまくらを自由自在にいごかせるようにするっていうようなことまでして、てこの原理をきわめて、おおいしがきの築造をなしとげた」。

2021.4.26 (26) 大鷲院(だいじゅういん) - おおいしがき 2000-1500

おおいしがきをひだりにそって、さかみちをあがっていく。

2021.4.26 (27) 大鷲院(だいじゅういん) - いしだん 1500-2000

おおいしがきのきれめに、うえにあがっていくいしだん。

2021.4.26 (28) 大鷲院 - 本堂 1790-1340 2021.4.26 (29) 大鷲院 - 本堂 1990-1490

いしだんをあがりきったすぐめのまえにおてらの本堂。おおいしがきのうえのしきちはせばくて、本堂のまえの空間もほとんどない。なかにはいって、おまいり。

本堂わきにたつ足助町文化財保護委員会の説明がきをよんでみる。「本堂は元禄年間1688年から1703年までの再建」。

2021.4.26 (31) 大鷲院 - 手水舎と地蔵さん 2000-1500

おおいしがきのがけしたにおちそうなとこに、手水舎と地蔵さん。新緑のきぎにもかこまれて、いいふぜいだ。

2021.4.26 (32) 大鷲院(だいじゅういん) - かねつきどう 2000-1500

本堂ひだりてまえにかねつきどう。

2021.4.26 (34) 大鷲院 - 黙坐のすすめ 1960-1480 2021.4.26 (35) 大鷲院 - 黙坐堂 2000-1500
2021.4.26 (36) 大鷲院 - 黙坐堂 2000-1500 2021.4.26 (37) 大鷲院 - 黙坐堂(鈴木正三像) 1980-1480

本堂すぐひだりに黙座堂。そとかべに黙座のすすめ。「すべてがはげしくうつりかわる現代。日常生活も繁多なもんになって、いきとることの意味さえみうしなわれようとしとる。こんなときにこそ、姿勢をただして、呼吸をととのえて、しずかにすわって、自分自身をみつめることがたいせつじゃないか」。

なかにはいって、我流で黙座。かべに、「姿勢をただし、いきをととのえてしずかにすわれば、こころの不安をのぞき、あかるくつよくいきるほんとの自分を発見する」のおしえ。

2021.4.26 (30) 大鷲院(だいじゅういん) - おおいしがき 1980-1480

黙座をおえて、大鷲院をあとにする。

2021.4.26 (33-1) 大鷲院 - 保健保安林かんばん 1280-860

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(さんこう)