これだけでひと模型作った気分!注目の試作結果は・・・ | 美軌模型店の待合室

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店主の工作日記や、お客様の作品などを紹介しています。
一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

ユニット窓の立体感をガッツリ作ってみよう!その6

完結編

 

できました!!

 

恥ずかしながら近郊形電車といえば

居住地の関係で主に短編成の115系を指すので

コレクションの優先順位としては高くなく

実はサロ110~113の模型を持っていません。

 

あまりにも色が違うので

比較対象としてはどうかと思いつつ

窓まわりの近似した手元の車両にて

代えさせていただきます(^^)

 

如何でしょうか?

12系の方がごく一般的な表現、

それに対してサッシの奥行を表現して、

ユニットの外枠もくっきりさせてみると

ガラスの素材感とも相まって

ものすごくスッキリして見えませんか?(*^^*)

そんな比較はまた後でじっくり眺めるとして

とりあえず工作の続きを少々。

 

もう車体色の塗装まで終えていますので

サッシの銀色をさして、

窓ガラスを取り付けたら完成です。

 

いつもはガラスと一緒に別付けするサッシ、

しかし今回は構造的に

どうしても車体と一体化したものになります。

 

したがって、

作るのは切り抜きが一枚少なくてラクな代わりに

塗装は板キットのような後塗りです。

 

あまり得意な部分でないので

少々気を遣ってしまいました。

縦桟は紙の切り口だけ塗装し、

実物の見え方に即してあまり目立たないように。

目立つ上下の桟は逆に濃いめに塗りました。

 

油性の小面積なのですぐ乾燥します。

ひと呼吸おいたところで早速ガラスの貼付です。

 

使ったのはいつものポリカです。

「ポリカ窓ガラス 0.1mm厚」

 

今回はたまたまそこに転がっていた

使いかけの小片だったというだけで

厚さにあまり意味はありません。

 

実際に作るときは、

薄物ほど微妙な歪みが出やすいので

お好みで選んでいただきたいと思います。

 

と言いますのも

この「微妙な歪み」というのは

決して悪いとは限らないものでして

キッチリした印象に仕上げるなら

歪みの出にくい厚手がいいのですが

逆に、一枚一枚の窓に表情をつけたい時は

わずかにヨレヨレしている位が自然です。

 

わずかな違いですけどね(^^)

窓を開閉できる車両、

特に古い車両の場合は

ガラスをキラッと反射させた時に

ちょっとずつ反射のされ方が違ったりすると

それはそれで活き活きして感じたりします。

 

あ、もちろん個人の感想です(笑)

さてさてお立合い

結果発表!!

 

サッシの立体感は?

下のカドはどのように見える?

 

結論は・・

窓間にゴミを巻き込んで塗ってるとか

面の仕上がりが雑とか

そこじゃありませんよ(笑)

 

下のカドの件、

Nゲージサイズというのもあって

さすがに窪んでいるのは直接視認できませんが

 

一番表層のユニット枠の丸みに対して

銀色のサッシの角が直角になっているのは

それなりに見て取れます。

 

充分、成功ではないでしょうか?

少なくとも、見た目の足を引っ張っていることは

100%無いように思います。

 

何しろ、ひと手間かけているどころか

窓抜きのRを省いてまっすぐ抜いているわけで

むしろ手間はRに合わせるより少ないので

色々な意味でこの構造は採用です!

 

全体的な立体感に関してはどうでしょうか?

これだけ眺めていっても

よく解らなくなってきますので

似た構造の窓の完成品と並べてみます。

実物の写真をご覧いただくと明白なとおり、

実はユニット枠の出っ張りは鉄板一枚分くらいで

スケールにするとほぼゼロなんですよね。

 

それでも私たち鉄道ファンの印象の中で

あの四角いのがくっきり見えて感じるのは

陰影のおかげて良く見えているから、

という要素は大きいのではと思います。

 

では、通常の屋内照明における

走行および展示が中心の模型において

どのように表現すべきか?

 

そこの考え方が十人十色で

唯一無二の正解というものが存在しないのが

模型の面白さたるところ(*^^*)

皆様はどう思われますでしょう?

ちなみに、表面を仕上げる際に

もっと出っ張りを削り込めば

枠の厚みを薄く表現できます。

 

また、今回のこれは

下地さえ隠れない、薄い塗装ですから

サーフェーサーを塗ったり、

塗装をちゃんとした厚さまで塗った時には

枠のくっきりした感じも少し緩和され、

もう少し外板と一体的な雰囲気になると思います。

 

塗装の加減も人それぞれ、

二人と同じ物を作る人がいない

オリジナリティも「型紙キット」の面白さです(^^)

 

最後に普通座席車と並べてみます。

窓の高さの違いも、

当然ですがちゃんと表現しました。

 

交直流の急行形で思い出しました。

一見大して違わないように見える二種の窓高さ、

近郊形に急行塗装を施すと

その違いがはっきり判るのが興味深いと思います。

新潟ネタだけに、

こんど登場するトキ鉄の編成も

いずれ作りたいものです(^^)

 

以上をもちまして

「型紙キット」近郊電車シリーズ、

ひととおりの試作確認を終え、

あとは全力で製図を仕上げるのみとなりました。

 

正直に申しましょう。

各型式で細かい差異があるのは

それなりに承知していたとはいえ

存外にコピペの利かない車両群、

想像をはるかに超える苦労の連続です(笑)

 

しかし、思わぬところで

急行形のユニット窓まで作れてしまったし

実は通勤形との共通点もかなり多い事も確認、

これでかなりの基礎設計が

同時に済んでしまったのはかなりの前進でした。

 

「型紙キット」の客車を始めたのが

ちょうど去年の今頃。

一年そこらで100商品200形式以上、

Nと16番をカバーとなれば

まあ、そこそこ頑張っているということで

ご理解いただけるかもしれません(^^)

 

それでは、

発売までもうしばらくお待ち下さい。

どうぞお楽しみに!(^^ゞ

 

-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-

 

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きらめきライト工作 「水平型&垂直型」編!!

きらめきライト工作 「ピコ&ピコデュアル」編!!

きらめきライト工作 「室内灯&Bトレイン」編!!
ディテールアップ編!!

 

 

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ユニット窓の立体感をガッツリ作ってみよう!その6

完結編

 

できました!!

 

恥ずかしながら近郊形電車といえば

居住地の関係で主に短編成の115系を指すので

コレクションの優先順位としては高くなく

実はサロ110~113の模型を持っていません。

 

あまりにも色が違うので

比較対象としてはどうかと思いつつ

窓まわりの近似した手元の車両にて

代えさせていただきます(^^)

 

如何でしょうか?

12系の方がごく一般的な表現、

それに対してサッシの奥行を表現して、

ユニットの外枠もくっきりさせてみると

ガラスの素材感とも相まって

ものすごくスッキリして見えませんか?(*^^*)

そんな比較はまた後でじっくり眺めるとして

とりあえず工作の続きを少々。

 

もう車体色の塗装まで終えていますので

サッシの銀色をさして、

窓ガラスを取り付けたら完成です。

 

いつもはガラスと一緒に別付けするサッシ、

しかし今回は構造的に

どうしても車体と一体化したものになります。

 

したがって、

作るのは切り抜きが一枚少なくてラクな代わりに

塗装は板キットのような後塗りです。

 

あまり得意な部分でないので

少々気を遣ってしまいました。

縦桟は紙の切り口だけ塗装し、

実物の見え方に即してあまり目立たないように。

目立つ上下の桟は逆に濃いめに塗りました。

 

油性の小面積なのですぐ乾燥します。

ひと呼吸おいたところで早速ガラスの貼付です。

 

使ったのはいつものポリカです。

「ポリカ窓ガラス 0.1mm厚」

 

今回はたまたまそこに転がっていた

使いかけの小片だったというだけで

厚さにあまり意味はありません。

 

実際に作るときは、

薄物ほど微妙な歪みが出やすいので

お好みで選んでいただきたいと思います。

 

と言いますのも

この「微妙な歪み」というのは

決して悪いとは限らないものでして

キッチリした印象に仕上げるなら

歪みの出にくい厚手がいいのですが

逆に、一枚一枚の窓に表情をつけたい時は

わずかにヨレヨレしている位が自然です。

 

わずかな違いですけどね(^^)

窓を開閉できる車両、

特に古い車両の場合は

ガラスをキラッと反射させた時に

ちょっとずつ反射のされ方が違ったりすると

それはそれで活き活きして感じたりします。

 

あ、もちろん個人の感想です(笑)

さてさてお立合い

結果発表!!

 

サッシの立体感は?

下のカドはどのように見える?

 

結論は・・

窓間にゴミを巻き込んで塗ってるとか

面の仕上がりが雑とか

そこじゃありませんよ(笑)

 

下のカドの件、

Nゲージサイズというのもあって

さすがに窪んでいるのは直接視認できませんが

 

一番表層のユニット枠の丸みに対して

銀色のサッシの角が直角になっているのは

それなりに見て取れます。

 

充分、成功ではないでしょうか?

少なくとも、見た目の足を引っ張っていることは

100%無いように思います。

 

何しろ、ひと手間かけているどころか

窓抜きのRを省いてまっすぐ抜いているわけで

むしろ手間はRに合わせるより少ないので

色々な意味でこの構造は採用です!

 

全体的な立体感に関してはどうでしょうか?

これだけ眺めていっても

よく解らなくなってきますので

似た構造の窓の完成品と並べてみます。

実物の写真をご覧いただくと明白なとおり、

実はユニット枠の出っ張りは鉄板一枚分くらいで

スケールにするとほぼゼロなんですよね。

 

それでも私たち鉄道ファンの印象の中で

あの四角いのがくっきり見えて感じるのは

陰影のおかげて良く見えているから、

という要素は大きいのではと思います。

 

では、通常の屋内照明における

走行および展示が中心の模型において

どのように表現すべきか?

 

そこの考え方が十人十色で

唯一無二の正解というものが存在しないのが

模型の面白さたるところ(*^^*)

皆様はどう思われますでしょう?

ちなみに、表面を仕上げる際に

もっと出っ張りを削り込めば

枠の厚みを薄く表現できます。

 

また、今回のこれは

下地さえ隠れない、薄い塗装ですから

サーフェーサーを塗ったり、

塗装をちゃんとした厚さまで塗った時には

枠のくっきりした感じも少し緩和され、

もう少し外板と一体的な雰囲気になると思います。

 

塗装の加減も人それぞれ、

二人と同じ物を作る人がいない

オリジナリティも「型紙キット」の面白さです(^^)

 

最後に普通座席車と並べてみます。

窓の高さの違いも、

当然ですがちゃんと表現しました。

 

交直流の急行形で思い出しました。

一見大して違わないように見える二種の窓高さ、

近郊形に急行塗装を施すと

その違いがはっきり判るのが興味深いと思います。

新潟ネタだけに、

こんど登場するトキ鉄の編成も

いずれ作りたいものです(^^)

 

以上をもちまして

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ひととおりの試作確認を終え、

あとは全力で製図を仕上げるのみとなりました。

 

正直に申しましょう。

各型式で細かい差異があるのは

それなりに承知していたとはいえ

存外にコピペの利かない車両群、

想像をはるかに超える苦労の連続です(笑)

 

しかし、思わぬところで

急行形のユニット窓まで作れてしまったし

実は通勤形との共通点もかなり多い事も確認、

これでかなりの基礎設計が

同時に済んでしまったのはかなりの前進でした。

 

「型紙キット」の客車を始めたのが

ちょうど去年の今頃。

一年そこらで100商品200形式以上、

Nと16番をカバーとなれば

まあ、そこそこ頑張っているということで

ご理解いただけるかもしれません(^^)

 

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