※この記事の内容は2021年3月のものです。

 

東京23区で唯一の非電化路線である越中島貨物線。その終点の越中島貨物駅の先には1989年まで東京都港湾局が運営する専用線が豊洲、晴海の方へ伸びていました。

 

存在自体は知っていたのですが(20年近く前にタモリ倶楽部でやっていましたねぇ)、全容はよくわかっていませんでした。越中島貨物線撮り歩きの際に車止めの先に伸びる空き地が気になったのでちゃんと調べて撮り歩いてみました。

 

越中島貨物線終端部(西端)のこちらからスタート。ピンの右に越中島貨物駅があり、左に廃線跡が伸びています。左右に横切る京葉線は地下を通っているだけなので気にしなくて大丈夫です(笑)。

↑駅がなくてよくわからないという方は縮小して確認ください。

 

↓越中島貨物線終端部から越中島貨物駅を望む。引き上げ線が1本だけ伸びています。

 

↓上写真背後(西)を望む。「都有地」の看板が立った細長い空き地が道路を挟んで伸びています。

 

↓雑草に埋もれた線路が1本だけ残っています。奥を横切る高架橋は首都高深川線でその下を三ツ目通りが通っています。

 

↓右の住宅の列の手前が引き上げ線終端部です。道路が不自然に盛り上がっているのは踏切跡の名残でしょうねぇ。

 

↓三ツ目通り側から写真の場所を望む。線路は緩い勾配になっているようで、両脇には段差ができています。両脇が平坦で貨物駅の線路がここまで伸びていたのでしょう。

 

↓右の駐車場の裏が上写真。そしてその背後には住宅街が迫っています。なぜここだけ残されているのでしょう。

 

↓三ツ目通りを挟んだ先(上写真左)には線路はないものの細長い空き地が続いています。この真下を右奥に京葉線が通っています。

 

↓上写真奥約200mの所から上写真の場所を望む。両側にはマンションや倉庫が建ちます。

 

↓広い道路を挟んだ先(上写真背後)には再び線路が現れます。右の箱は踏切の機器箱のようです。

 

↓木々が生い茂っています。この部分だけGoogleマップに「深川線線路の跡」と表示があります。

 

↓左の木々の下が上写真です。線路は道路と運河に挟まれたスペースに約20mだけ残ります。運河の先にはマンションが立ちはだかります。

 

↓上写真左を望む。正面には豊洲の高層ビル群がそびえます。廃線跡は運河右側のマンション裏を通ります。左奥の橋は越中島通りの蛤橋。

 

↓越中島通りから上写真マンション裏を望む。廃線跡は駐車場になっています。正面のマンション裏の運河の先が短い線路が残る区画です。

 

↓上写真背後を望む。こちらも駐車場。鉄道的な緩いカーブを描いています。

 

↓駐車場の先は運河。運河の先は豊洲地区です。駐車車両の並ぶ先に橋台が残っています。

 

⑯⑰↓豊洲側から運河を望む。橋脚が残っています。その先には上写真の橋台。

 

 

ここから先の豊洲地区は東京都港湾局専用線廃止後(特にここ20年)に大変貌を遂げた街です。線路の痕跡は全く残っていませんが、豊洲地区を抜けた先に大遺構があります。

 

つづく

東京都港湾局専用線廃線跡撮り歩き②

 

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越中島貨物線撮り歩き ①越中島貨物駅周辺

~ウォーキングバスルート案内~ 江東区コミュニティバス「しおかぜ」木場ルート①