国鉄時代、それまでの1等車(現在のJR東日本の新幹線でいえばグランクラスに相当するでしょうか)・2等車(現在のグリーン車)・3等車(普通車)から1等車がグリーン車、2等車が普通車という時代を経て等級制が廃止されてグリーン車・普通車と改められてから半世紀以上が経過しています。

 現在でもJRの在来線車両には車体側面裾部には形式番号の前にクハとかモハとかサロと表記されており、それぞれ意味があるのですが、クハとかキハなどカタカナの2文字目がハなら普通車、ロならグリーン車というのは等級が3つに分かれていた時代の名残ともいえるでしょう。イ(1等車)・ロ(2等車)・ハ(3等車)という感じです。

 私が小学生時代を過ごした50年ほど前の山陽本線の岡山地区や広島地区の普通列車はまだ80系電車の時代で、サロ85が普通車に格下げされた車両も連結されていました。
 格下げされたといっても座席などはサロ時代そのままだったりして、ボックスシートとはいえゆったりとした座席に座ることができて子供心にもサロ崩れの車両に乗ると得した気分になったものです。

 話は鉄道車両からバスに変わりますが、市街地などを走る一般の路線バスのうち日野自動車のブルーリボンはいすゞ自動車のエルガと同じ車体になっています。これは両社のルーツが同じ企業だった関係もあって、近年では一般の路線バスはいすゞ自動車が製造を担当し、高速バスや観光バスに使われる車種は日野自動車が製造を担当するようになったからです。

 数年前まではそれぞれ独自の車体で、現在でも日野スタイルのブルーリボンに乗る機会もあります。
 その日野スタイルのブルーリボンの最後部の座席は他の座席や他のメーカーの最後部の座席よりゆったりとした造りで、私は勝手に「サロ崩れ」なんて呼んでいます。



 画像を見比べていただいて、私が言わんとしていることがお分かりになったでしょうか?
 この座席に座ると、幼き日のサロ85崩れの車両に乗っていた頃を思い出すのです。

えんぴつで絵描いたことある?

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 子供の頃はよく描いていました。
 幼少の頃はクレヨンで描いていたのを記憶していますが、鉛筆で描くようになったのはいつ頃からかは記憶がありません。小学校に入ってからだと思います…あ、決して教科書に載っているじんぶつの写真や肖像画にイタズラで髭を生やしたり歯っ欠けにしたりなんてことはしてませんからね…。