皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

昨年より精力的にブログ更新を行うことにより色々な情報が入ってきたこともありますし、「ブログを書く」という脳を刺激する行為によって今まで気づかなかったことに気づくということも多々ありました。その中で、以前急行「ときわ」用として整備した車両の形態が実車と異なっていることに気づきました。それはキハ28 2446です。

 

 

このキハ28 2446は昨年8月に急行「ときわ」の編成として加工整備していました。

 

 

 

 

この中で、単調になりがちなキハ58系急行の編成に変化を付ける意味もあって(常磐無線アンテナ付きなので単調ではないですが…)、1両は水戸では唯一側面の機関冷却水給水口が車体中央付近に寄った2446を選定していました。

 

↑キハ28のうち、機関冷却水給水口が車体中央付近に寄ったグループを再現しています。

 

ちなみにこれの種車としては…

 

↑この、「氷見線セット」に入っているキハ28が機関冷却水給水口が車体中央付近にある車を再現していたので、これ急行色に塗り替えて使いました。これの急行色が出ていればもっと簡単なのに…。

 

 

しかし、よくよく調べているとこの2446は常磐無線アンテナが付いた非冷房時代は通風器8個車でデッキ上に通風器があったこともあり、通常の常磐無線アンテナ取付車と比べると前位側アンテナが極端に前に寄っているという変形車でした。

 

 

 

 

 

この事実はこの記事を投稿した、つい先日の4月11日に発覚しています。いまでも知らないことが発覚することがあるのがキハ58系の奥深い所でしょう。

 

↑新たな写真を発見し、イラストを修正後のキハ28 2446(常磐無線アンテナ取付時代)です。前寄りのアンテナが極端に前に寄っています。

 

これは、当車が水戸のキハ28で唯一デッキ上に通風器が増設されたグループで、このデッキ通風器を避けるためにアンテナが前寄りに付いていたものと思われます。

 

↑これが想像ですがキハ28 2446の非冷房時代です。通常のキハ28はデッキ上にアンテナが載っていますが、デッキに通風器があるため前位寄りに付いていたものと思われます。通風器を撤去して通常の位置に付けるとか、デッキ通風器の後ろにアンテナを付けるということはしなかったのですね。

 

↑結局冷房化によりデッキ上の通風器は撤去され、さらにJR化直前に常磐無線アンテナは廃止され統一無線となり、更に機関換装により側面の給水口も埋められると、この特異な2446は他のキハ28に紛れてあまり特徴の無い車になっていました…。

 

 

さて、以前製作していたキハ28 2446はその後の調査で前寄りのアンテナ位置が違っていましたので、今回修正することとします。

 

 

↑機関冷却水給水口が車体中央付近にある2446ですが、前述の通り常磐無線アンテナは通常の車と同じ位置に付けてしまいました。

 

↑ちょうどデッキ上あたりにアンテナが来ていますが、実車はデッキの通風器を避けて前位側の屋根と車体の塗分けギリギリくらいにアンテナが付いていました。よってやり直しになります。

 

とはいえ、この加工済みの屋根を再加工するのはアンテナを一旦撤去し、今付いている配線の固定金具も穴を埋めて付けなおしという結構手間な作業になってしまいますので、潔く別の新しい屋根板で作り変えることにします。

 

 

 

↑ウチにいた別の通常のキハ28から屋根板を拝借し、このキハ28を通常の常磐無線アンテナ取付車にすることとしました。このキハ28は中古品でしたが、前ユーザーさんが常磐無線アンテナ取付車の「キハ28 2371」のインレタを貼っていたので丁度良いです。

 

↑屋根板を拝借したキハ28に先ほどのキハ28 2446の間違っていた屋根板(通常の常磐無線アンテナ取付車として使う分には問題ないもの)を取り付けました。無事に常磐無線アンテナ取付車が1両増えました(汗)

 

↑前ユーザーさんが「2371」のインレタを貼っていたので丁度良かったです。

 

では、キハ28 2446用の屋根板を加工しましょう。

 

↑先ほどのキハ28通常品から外した屋根板です。

 

↑影響範囲とその周辺のクーラーと通風器を一旦撤去します。移設するクーラーは前から2・3・4個目です。以前「いわき」用に久しぶりに改造した際は移設する対象を間違えて台座を切除してしまっていました。 ちゃんと確認が必要です。

 

 

↑とりあえずニッパーで粗切りします。屋根板を傷つけないように、あまり根元までは切りません。

 

↑続いてリューターを利用してゴリゴリ削りました。

 

↑見づらいですが、φ1.6㎜のプラ棒でクーラー取付穴を塞ぎます。長めに切ったものを差し込んで瞬接で固定します。

 

 

↑瞬接が固まったら、飛び出ているプラ棒を切除します。

 

 

さて、夜も更けてきましたのでこの続きは次回にしたいと思います。この続きは、まず屋根加工部をヤスリで仕上げたのち、新しい穴あけ位置をケガき、新しくクーラー取付穴を開けます。続いて常磐無線アンテナ台座となる0.5mmのプラ板を貼り付け、GMパーツのアンテナを挿します。最期に真鍮線で配線を再現して完了です。これらは次回の作業としたいと思います。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!

 

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にもキハ58系各車の解説がありますのでご覧になってください。