みなさんこんにちは。前回からの続きです。



6月に引退が決定した、日本初、さらに日本最後となった「多扉車(たとびらしゃ)」こと、朝ラッシュ時に5扉を使用していた「京阪電車5000系」について、先日まで、さまざまな視点からあれこれと取り上げておりました。


「京橋駅(大阪市都島区)」にて。



大阪日日新聞 2021(令和3)年4月20日付け 16面(一面特集記事)より。


先日11日に行われた、1編成を残すのみとなった京阪電車の名物車両「5000系」を使用した引退記念ツアーの様子が特集されていました。
前回に引き続き、その特集記事の仔細をご覧頂きたいと思います。




目的地の「淀車庫(京都市伏見区)」で、乗ってきた「5000系」を使用しての撮影会。

なんと、ツアー参加者が持参した数々のヘッドマークも掲出して貰えたそうで、大変な人気を博したとのこと。ウラヤマシイ…


3月末から、残り1編成となった「5000系」の第一編成(昭和45年製造)には、この引退記念ヘッドマークが掲出されています。


姿を消して久しい、緑濃淡の旧塗装と、現在のそれが並ぶ、印象に残る秀逸なデザインです。



ところで、先日のことですが…
所用で京阪に乗った折、偶然にその記念ヘッドマークを掲げた「5000系」と遭遇しました!



やはり、実物を拝見するにいいデザインです。


先日からの記事でもしつこく?取り上げて参りましたが、この車系最大の特徴は「側面に5枚の扉」。
ラッシュ時間帯以外はそのうちの2枚を閉扉、そこへ天井に収納している座席を降下させて設置するというものです。

開扉しているものと、閉扉しているものが交互に並んでいる光景は、興味深いものです。
しかし、これを見られるのもあと2月あまり。


帰宅ラッシュの時間でしたが、がらがらのまま発車して行きました。


「守口市駅(大阪府守口市)」にて。



ところで、くだんのツアーには第2弾も計画されています。5月16・29日に予定されていたものですが、目下の緊急事態宣言発令の影響もあり16日のそれは、先日中止が発表されました。


この第2弾、冒頭の第1弾とはコースが異なり、京阪本線をほぼ走破する、どちらかといえば「乗り鉄メイン」のもの。
予約が取れたら、ぜひ参加したいと思っているのですが…やむを得ないですね。


本来であれば、多くのファンに見送られながらの引退興行、ということになるのでしょうが、どうやらひっそりと、半世紀にわたる活躍を終えそうに感じます。


6月のラストランまで、どうか無事の活躍を願いたいと思います。
今日はこんなところです。