Come Again | 遠くで汽笛を聞きながら

遠くで汽笛を聞きながら

鉄道大好きなあたし、葵ちゃんのブログへようこそ。

鯨波へ快速「桜海里」号を撮影に行った4月7日。

朝方は小雨交じりで雲が広がる不穏なお天気でしたけれど、

時間と共に回復して絶好のコンディション。

それでも列車の本数も少なくなって、

寄せては返す波の音を聞きながら日向ぼっこして時間を過ごします。

貨物列車のラッシュ時間も終わり、正直、ヒマだなぁ・・・

そんな感じのあたし、ケータイいじってたらココロ鷲掴みな情報に目がテン。

あれから苦節何年でせう?

情報通りなら待ちに待ったアイツがやって来るじゃん!

なんて感じでお暇ムードが一転、ウキウキでそわそわムードでございます。

 

 

 

4060レ EF510-509 + コキ*B  鯨波 - 青海川(2021/4/7)

 

この日の4060レに充当されたのは、かつて「カシオペア」や「北斗星」の先頭で

颯爽と駆け抜けていた“カシ釜”こと、EF510形電機の509号機でございます。

老朽化していた田端のEF81置き換えを目的に製造されたEF510形の500番台。

15両の500番台の中でも509号機と510号機の2両はE26系客車に準じた

シルバーメタリックの車体で、文字通り孤高の存在でございました。

「カシオペア」「北斗星」廃止後は15両揃ってJR貨物に売却されて、

富山機関区で0番台とともに日本縦貫線で貨物列車の先頭に立っておりました。

これまで何度も日本海縦貫線で貨物列車を撮影してきましたけれど、

やって来るのは赤い0番台か500番台でも青い“北斗星色”ばかり。

2両しかない貴重な“カシ釜”との遭遇を心待ちにしながら、

その度にがっかりし続けてきたあたしでしたけれど、

ようやくその雄姿を記録することが叶いましたわ。

 

「ヒガハス」で“カシ釜”+E26系正調編成の寝台特急「カシオペア」号を撮影していたのも今は昔。

ピカピカだった車体はいかにも富山って感じに薄ら汚れてるし、

流星マークや虹色ラインも無くなって、良くも悪くも日本海縦貫線の貨物機って感じ。

それでも、そんなマイナス要素を差し引いても、やっぱり“カシ釜”は“カシ釜”。

あたし的にはいつまでもその雰囲気と孤高のお姿は変わらないのデス。