前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/04/27/200619
中間車をまとめて作り、その反省を踏まえてスロフを作ります。
うまく計算しないと塗り分けが直線的になってしまい、この編成の良さである柔らかい曲線の雰囲気が出ません。
この後、雨樋の白色塗り直しと合わせて、少しだけ曲線に直しました。
二重のマスキング修正などで近くで見ると線だらけになっています、、、。
スロフに取り掛かります。どうも写真を見ているとお面を前にして右側面のグリルがないようなのですが、スハフ12には片側グリルと両側グリルのものがあったのでしょうか。
埋めるのが面倒なのとグリルがあった方がカッコよいので気にせず作業します。
中間車ではだいぶ埋め跡が残ってしまったので、スロフでは頑張ります。
まず窓を1ミリ厚のプラ板、ドアは折戸の中央のモールドを削り、0.3ミリのプラ板を貼りました。
瞬着カラーパテをモリっと絞り、爪楊枝の先につけて隙間に盛りました。
その後、今回はすぐにタミヤの硬化促進剤でカリカリに固めました。
スティックヤスリの400番ソフトタイプを斜めに切って尖らせてからピンポイントで消しゴムをかけるようにして盛りすぎたパテを削ります。
以前、彫刻刀で大まかに削ったりしてみましたが、いらないところにキズをつけてしまったので今回は地道に削りました。と言っても1分くらいで明らかに「山」の部分はなくなりました。
削りすぎるのは怖いですが、パテに隣接する部分の元車体の塗装が削れるくらいまでやる必要があります。
軽くサフを吹きました。中間車の反省を活かし、削り跡を1000番以上のヤスリで綺麗にしてみました。上の写真は、窓は1000番処理あり、ドアはまだ処理していないところです。
結局そんなに上手く出来てないので語るほどでもないのですが、以前よりは綺麗に作れそうな雰囲気です。この鉄道模型の窓埋めは丁寧に教えてくれるサイトがあまり見つからずいろいろ試行錯誤しています。失敗も含めてどなたかのご参考になれば幸いです。
知り合いに教えてもらった瞬着パテ、硬化促進剤、スティックヤスリの3点セットにより、だいぶ作業効率は上がりました。
なお、スロフは右側面の窓を埋めるべき車両と左側面を埋めるべき車両がありますので、作られる際はご注意下さい。
お面の窓をマスキングします。Bトレ車体を種車にする時は窓が一体のため、いつも悩ましいポイントの一つです。
今回は少し大きめにマスキングテープを切って、爪楊枝でHゴムのモールドに合わせて端をめくり、折り返しました。また、裏側へスプレーが吹き込む事件が多発しますので、裏もマスキングします。
金に塗ります。
金のスプレーを使うのは楽しいです。
金の部分をマスキングします。両端のお面は、側面に続く金色の形状により、少し塗り分け線が異なるようです。
また側面の金は立ち上がりの角度をちゃんと考えておかないと、次の色を塗る際にデザインが破綻したり、曲線にできず、直線でつながざるを得なくなったりします。
前面のマスキングを剥がします。マスキングしすぎで元の青20号が窓周りに残ると嫌だなと思っていましたが、今回はうまく行きました。
左右の金の塗り分けもバランスが取れたようです。
ダイソーのアクリル絵の具を爪楊枝の先につけて、テールランプを色付けします。
ひたすら修業のような塗り分けのマスキング塗装をしていきます。
ホロ枠を銀に塗る時に事故が。
実はマスキング漏れなどいくつもの事故が起こり、その度に修正しています。
車体が組み上がるとやる気が出ます。
今回、インクジェットシール用紙で小窓やテールマークを表現しました。いつもは白い紙に出力して両面テープで貼っているのですが、それよりは少し薄く仕上げられたように思います。
今回新しい試みとしてインクジェット透明シールも作ってみました。
この列車は号車ごとに「若狭」「越前」「加賀」などの愛称がついています。そして正方形の魅力的なマークが付いているのです。しかしそこをわざわざ撮影した方はいないらしくなかなか資料が集まりません。
パワポのオートシェイプでそれっぽく描いたものを縮小して印刷することにしました。
透明シールは白の隠蔽がないのでマルーン地のところは使えなさそうですが、白地のところは役に立ちそうです。
やはりマルーン のところに貼ってもなにも見えません。
一旦完成しました!
数ある12系塗り替え系のお座敷列車の中でもトップクラスに綺麗な塗装だと思います。
北陸路の役者が増えました。
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/04/30/221821
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