北図書館は大阪市北区にあります。北区は大阪の都心を構成する区のひとつでして、大阪駅のある梅田は北区になります。また、堂島、中之島などのオフィス街も北区にあります。区の北側には淀川、南側には土佐堀川が流れています。
では出発。
18時7分に勤務先を出ました。渡辺橋からバスに乗ります。
やって来たのは大阪シティバスの88号系統、大阪駅前行き。天保山から九条を通って来たバスです。
この系統は朝夕のラッシュ時にとても混雑するのですが、このバスは空いています。立っている人の人数と空席の数が同じくらいでしょうか。新型コロナウイルスの感染者が増えたことを受け、出勤を控えている人が多いのかもしれません。
バスは四つ橋筋を北上。桜橋交差点で国道2号を横断します。
わずか数分で大阪駅前に到着。他の系統のバスに乗り換えます。
次のバス停へ行くのに大阪駅の南ゲート広場を通り抜けるのですが、ここには「水の時計」があります。水滴で絵柄や時刻を表示するもので、普段なら待ち合わせ場所によく利用されているのもあって多くの人が見物しています。しかし今は人が少ないですね。
次に乗るのは大阪シティバス34号系統、守口車庫前行きです。
この系統は便数が多く、朝夕は数分おきに配車されます。
18時31分発の便に乗ります。発車前には次の便に乗る人が行列を作っていました。まだ空席はありますが、いわゆる密を避けるためでしょう
バスは国道176号を北上し、済生会病院の前で阪急電車の三複線の高架をくぐります。ここからは城北公園通。
地下鉄中津バス停で多くの人が乗ってきて、混雑してきました。その先の急な右カーブを過ぎると左手にJRの貨物線が並走します。
JR東西線で見かける車両が新大阪方面へ走っていきます。新大阪から直通快速奈良行きになるのかな。
東海道線の高架をくぐると左手に医療機器大手のニプロの本社があります。新聞記事によるとワクチン向けに注射針を増産しているそうです。その先の天神橋筋八丁目で下車。バスの乗継割引適用で料金は0円です。
きんでん(昔の近畿電気工事)の本店と関西電力の大きなビルがあります。きんでんの大きな屋上看板はJR東海道線や阪急千里線からよく見えていますよね。
北図書館は関電のビルの裏にあります。大淀コミュニティセンターとの併設施設です。大阪市が26区だったころ、このあたりは大淀区でした。施設名はその当時の区名を残しています。
18時43分、図書館に到着。
図書館は3階にあり、図書館の入口には浪速百景が展示されています。先月、浪速図書館でもこれとよく似た展示を見ましたよ。
今回借りた本はこちら。大正から昭和にかけての観光ブームで鳥観図が人気を博したそうですが、その当時の絵がたくさん載っています。
19時の閉館と同時に図書館を出まして、すぐそばにある長柄橋を見に行きました。
淀川に架かる天神橋筋の橋。詳しくは別の記事に書こうと思います。
長柄橋南詰から阪急千里線に沿って南下します。鉄道の高架は天神橋筋六丁目駅へ向かって急な下りになっていて、城北公園通との交差では道路がアンダーパスになっています。
さらに南下すると大きなマンションの角に
『関西大学天六キャンパス跡地記念碑』
を見つけました。
そうそう、天六(天神橋筋六丁目)に関西大学のキャンパスがありました。浪人時代に模試を受けに来たことがあります。
記念碑と天神橋筋六丁目駅との間に餃子の王将がありますが、もしかしたらここは昔、関大生の胃袋を満たしていたのかもしれませんね。
天神橋筋商店街の入口まで来ました。この入口の正面に阪急オアシスがあるのですが、そこが昔の阪急天神橋駅(千里線のターミナル)だったそうです。
現在の千里線は天神橋筋六丁目駅で地下鉄堺筋線と直通しています。天下茶屋行きの普通に乗ります。
2つめの南森町で下車。バスから地下鉄への乗継割引適用で料金は80円でした。
JR東西線に乗り換えます。JR東西線の駅名は大阪天満宮。
このあと普通、京田辺行きに乗って帰りました。
(2021/4/20)
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