JR貨物DD200形ディーゼル機関車

DD200形ディーゼル機関車は、日本貨物鉄道(JR貨物)が2017年から製作している電気式ディーゼル機関車です。

JR貨物駅の各地で運用配備され始めたDD200形。

非電化区間の貨物列車牽引と、貨物駅構内の入換作業の双方に使用しているDE10形DE11形などの液体式ディーゼル機関車の老朽化に伴い、両形式の置き換えを目的に投入される。DF200形EF210形の技術を応用しており、各種搭載機材を極力共通化することにより、開発および維持コスト削減を狙っている。

JR貨物が川崎重工業に発注していた本形式の試作機である901号機が2017年6月29日に新鶴見機関区甲種輸送された。そして、新鶴見機関区へ901号機が正式配置されたのちに報道公開がなされた。

構造

車体構造はDE10形と同様の前後非対称ボンネット形機関車であるが、メンテナンス面で問題のあった3軸台車を廃し、通常の2軸台車でB-B形配置とし、保守面に配慮した。車軸数を減らしながらも軸重はDE10形等とほぼ同等の14.7 t(DE10形は13 t、DE11形は14 t)としたことで、従来DE10形が投入されていたローカル線でも運用できることをねらった車両となっている。最高速度も110 km/hとローカル線での多様な用途に応えられる仕様としている。

駆動系はDF200形で経験を積んだディーゼル・エレクトリック方式とし保守の容易化を目指している。発電用機関はV型12気筒で排気量30.48リットルのコマツ製SAA12V140E-3型ディーゼルエンジンをFDML30Zとして採用した。

車体の1エンド側には内燃機関及び主発電機、主電動機送風機並びに熱交換器を搭載し、2エンド側には補助電源装置及び主変換装置を搭載する。

運転室内構造はDE10形やHD300形と同様に、運転台が横向きに対面式で配置されたレイアウトを採用している。

DD200形電気式ディーゼル機関車の置き換え対象になった、DE10形ディーゼル機関車は

貨物駅構内での入れ替え作業で活躍してきた(スイッチャー)動輪5軸の機関車。

JR貨物では、2021年3月13日に実施されたダイヤ改正以降、四日市構内における入れ替え作業が、愛知機関区所属のDE10形から、同区所属のDD200形に変更されています、ダイヤ改正以降、同作業には、おもに5号機および、9号機が充当されていましたが、2021年4月中旬から8号機も充当されています、なお、8号機ですが、5号機、9号機、とは車両の向きが異なっており、四日市基準で、下り亀山方向が1エンドとなっています、写真は、1エンド側を先頭に、コスモ石油四日市製油所から発送車(積載車)を牽引して四日市に戻る場面です。

JR貨物は、2020年3月14日のダイヤ改正、富山~速星間、富山貨物~高岡貨物間の貨物列車の牽引機関車が、東新潟機関区所属の

DE10形から愛知機関区所属のDD200形に変更されました。

DD200形電気式ディーゼル機関車は貨物駅の構内入れ替え作業(スイッチャー)用の機関車です。

 

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