特急さざなみで五井へ。小湊鐵道 五井機関区と「こみなと待合室」【小湊鐵道キハ40デビュー①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。


(特急 新宿さざなみ号 @新宿駅)




新宿駅から特急さざなみに乗車(新宿→五井)

臨時特急「新宿さざなみ3号」中央本線・総武本線・内房線経由館山行きが入線


定期特急さざなみ号は、東京〜君津間で平日朝晩のみ運転される通勤用特急と化したため、現在、房総半島の館山方面を結ぶ日中の観光用特急は、土曜・休日運転の臨時特急「新宿さざなみ号」だけになった。

E257系500番台5両編成(普通車指定席3両+普通車自由席2両)















車内へ。

デッキ

洗面所



客室







新宿(しんじゅく)駅、午前9時08分発
車内はまずまずの乗車率。津田沼、千葉、木更津辺りまでの短区間利用客も多い。

神田川に沿って走る。


東京ドームシティ(後楽園)


御茶ノ水駅付近。トンネルを抜け神田川を渡る東京メトロ丸ノ内線と交差。



秋葉原(あきはばら)駅停車

隅田川を渡る。


東京スカイツリー




両国国技館



錦糸町(きんしちょう)駅に停車

亀戸駅から分岐する東武鉄道亀戸線



荒川と、隣接する中川を渡る。

荒川中川橋梁(626m)


JR貨物新小岩信号場駅

DE10形ディーゼル機関車


江戸川を渡る。

江戸川橋梁(410m)



船橋(ふなばし)駅に停車。東武鉄道野田線が乗り入れる。


津田沼(つだぬま)駅に停車し、

千葉(ちば)駅停車
懸垂式の千葉都市モノレールが発着する。


蘇我(そが)駅停車
外房線・東金線経由成東行きが停車中。

国鉄色のEF65形電気機関車



五井(ごい)駅、10時08分着
ここで下車
ちなみに、終点の館山には11時18分に到着する。




ーーーーーーーーーーーーー
五井駅(千葉県)

JR五井駅から小湊鐵道(こみなとてつどう)の五井機関区を眺める。

小湊鐵道キハ200形が車庫に留置

機関庫の隅には、木造貨車が置かれている。


小湊鐵道の「キハ200形気動車」は、1961年(昭和36年)から1977年(昭和52年)にかけて、キハ201〜キハ214の14両製造。
全車ロングシート、トイレなし。ワンマン設備はなく車掌が乗務。キハ209・210以外は冷房車。
キハ209は長らく休車、キハ202は2020年(令和2年)10月10日運用離脱。
JR東日本からキハ40を2両導入し営業運転を開始するが、これはキハ200を全て置き換える目的でなく、キハ200形が今後も長きにわたり運行継続できるよう、負荷軽減のための導入だそう。


2020年(令和2年)10月に定期運用を離脱引退した「キハ202号」

キハ202号は、1961年(昭和36年)日本車輌製造東京支店蕨工場にて製造



ドアは、今では大変珍しい「プレスドア」で下部に「明かり取り窓」付き

JR内房線の五井駅ホーム(手前)に隣接する、小湊鐵道の五井駅ホーム





作業用車両



小湊鐵道・五井駅ホームには、10時23分発の観光列車「房総里山トロッコ3号」養老渓谷行きが発車待ち。

客車を牽引する機関車は、蒸気機関車(SL)の形をしているが、ディーゼル機関車。かつてのコッペル製4号蒸気機関車をイメージし、北陸重機工業で製造。

DB4形ディーゼル機関車がトロッコ形2軸客車4両を牽引する。

客車は、先頭から、4号車(ハフ101)+3号車(ハテ102)+2号車(ハテ101)+1号車(クハ101)



ハフ101客車

密閉型客車で、窓は開閉式、ドアは外吊り式。


ハテ102客車。側窓無しの展望車。

ドア横の座席だけ固定窓となる。



ハテ101客車。側窓無しの展望車。



密閉型のクハ101客車。上り列車では先頭車になり推進運転を行うため運転台がある。



  


JR内房線・木更津行き普通列車

209系電車

小湊鐵道(左側)と、JR内房線(右側)



橋上駅舎のJR五井駅改札内にある小湊鐵道乗り場。割引乗車券類やJR線からの乗換乗車券類はここで購入することになる。

JR内房線は1・2番線ホーム、小湊鐵道は3・4番線ホームを使用。


小湊鐵道切符券売機

小湊鐵道改札口

小湊鐵道五井駅改札口からJR五井駅方を望む。小湊鐵道エリアとJRエリアでは床の材質が違うのが分かる。



五井駅の東西を結ぶ橋上自由通路から、小湊鐵道・五井駅ホーム(右)と五井機関区(奥)を望む。

木製枕木の線路

キハ200形気動車がたくさん留置


車庫の奥に、JR東日本から譲受した、キハ40系気動車が2両見える。




ーーーーーーーーーーーーー 
こみなと待合室

五井駅東口へ。

五井駅東口駅前の郵便ポストは、小湊鐵道色。




五井駅東口を出て、駅前の小湊鐵道本社敷地内に開業したこみなと待合室」




小湊鐵道直営のCaféと売店スペースが併設された待合室


飲み物、軽食のほか、様々な小湊鐵道グッズなどを販売

明るい店内。一部のテーブルには自由に使える電源コンセントを設置。

窓側の席からは小湊鐵道の列車が望める。



こみなと待合室の庭園から、小湊鐵道・五井駅ホームを望む。


小湊鐵道・五井駅ホームには、11時10分発の上総牛久行きキハ200形気動車が発車待ち。

五井機関区を望む。

キハ200形気動車が勢揃い。キハ200形は1961年(昭和36年)〜1977年(昭和52年)の間に14両製造された小湊鐵道の主力車両。製造時期によりドア、窓、ベンチレーターなどに違いがある。
車内はロングシートながら、国鉄キハ20形に準じた設計。デザインや塗装(ファイアーオレンジとモーンアイボリー)は、京成グループ会社のため、京成電鉄の赤電3100形電車に類似。「カラカラ」と懐かしい音を立てるDMH17Cディーゼルエンジンを今も装備する。

キハ203号。1963年(昭和38年)製造。




小湊鐵道本社と五井機関区の建物が隣接




ーーーーーーーーーーーーー
小湊鐵道本社と五井機関区

小湊鐵道の本社社屋



五井機関区には、文化財級の3両の蒸気機関車などを静態保存。

B104形蒸気機関車(B型機関車)
英国ベイヤーピーコック社が1894年(明治27年)に製造したものを、当時の日本鉄道が輸入し、宇都宮機関区、千葉機関区などで使用。1946年(昭和21年)に小湊鐵道が当時の国鉄から払い下げを受け、1950年(昭和25年)まで使用したそう。



1号、2号機関車(C型タンク車) 
1924年(大正13年)、小湊鐵道が米国から輸入。
ボールドウイーン機関車会社が1924年に製造した57776号、57777号であり、1956年(昭和31年)まで活躍したそう。

公道からは、静態保存の蒸気機関車の後部を見ることができる。時折実施される公開時には敷地内に入れる。





五井機関区脇の電鈴式の踏切
警報音は懐かしい鐘の音。

遮断器は、にペイントしたもの。

竹の材質感がそのまま残る。

機関区構内には木造貨車が留置。一部の木造貨車は里見駅に移動した。



★動画(You Tube)↓↓↓↓↓









(続く)