モハ72958とクハ79951の車体の加工は終わりました。
クハ79951は昭和32年度の後期に新製されたグループのため、ドアコックが車体取り付けになりますので、プラ板でテンプレートを作って瞬着の穴あけ針を使って筋彫りしておきました。
また奇数車ですのでジャンパーケーブルも追加しておきます。
ちなみにクハ79920番代は、奇数車も偶数車も床下の配置は一部機器を除いて同一ですので、床板の入れ替えは行いません。
明日は塗装に入る予定ですが、この2両は私の旧国ルールを破って光沢で仕上げるつもりです。
雨樋が引き込まれている上に、窓や戸袋窓の大きさの揃った72系920番代は後年の101系や103系と比べても整ったバランスの良い形態をしており、私的には通勤電車で最もスマートな車両と思っています。
旧型車両ゆえに鋳鉄製のブレーキシューから飛び散る鉄粉を一身に浴び、錆色に汚れてしまう車両なので、ピカピカはおかしいと言う意見もあろうかと思います。
ただ、横浜線にいた72系全金車のうち、下十条から来た8両については、下十条時代に同区のエースとしてブレーキシューをレジン製に変えて全金車だけで8両を組んでいたと言う話を聞いたことがあり、東神奈川に来てからもブレーキシューはそのままで、できるだけ全金車だけで編成を組んでいたとの話もあります。
この72958も79951も下十条組ですので、かつてのエースとして綺麗な姿で仕上げたいと思います。
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。