番外 教習車は現在も残存との事、平成28年訪問時に撮影、大分バス富士重工5E日野ブルーリボン3台 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 かつて大分バスには、上の画像の富士重工5E架装の日野ブルーリボン(形式・P-HT233BA)が多く存在しておりまして、大分市及び近郊におきまして運行される姿が見られておりました。
 
 このブルーリボンは、昭和時代の61年より63年まで大分市内及び近郊の営業所に導入されました車でありまして、先述のように運行される姿を見る事も同じく大分市内及び近郊で見る事ができておりました。しかも、平成10年代中盤にはLED改造も施されておりまして、幕式の車両自体も姿を消しておりました。
 
 しかし、新たな車両の導入に伴いまして平成20年代より多くの車が姿を消しまして、現在は後述の教習車のみが残るのみとなっておりまして、かつて多く所有していた頃の名残を残しております。
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、路線車両では末期にあたっておりました平成28年に中央営業所を訪問しました際の模様でありまして、この時には3台見る事ができておりましたが、うち2台が路線車両でもありましたが、これら車に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずは、昭和63年に導入されておりました12583であります。この車はの新製導入は旧大分東営業所であったそうであります。その後平成17年の大分地区営業所の統合によりまして中央営業所所属となりまして、平成28年訪問時は予備車となっておりましたが、それでも大分市内近郊で運行されている姿は見られておりました。
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 このタイプでは角型のヘッドランプからもわかりますように最終タイプでもありました。またこの車は行先表示は長らく幕式でもありましたが、平成16年にLED改造を施しておりまして、以来平成29年に廃車になるまで活躍する姿が見られておりました。この撮影時は上の画像のように中央営業所の車庫内で休んでいる姿を見る事ができておりましたが、以下画像の平成26年の訪問時にはもこの後運行に入る事になっていたようでして、ちょうど運転士によります仕業点検が行われていた時を収めておりました。
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 一方、こちらは12539であります。この車は昭和62年に導入された車でありまして、新製配置は旧高城営業所でありました。その後12583と同様平成17年の大分地区の営業所の統合で中央営業所所属となりまして大分地区近郊で運行されておりました。
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 この車は、訪問時の時点で既に29年が経過していた事もありまして、残念ながら定期運用からは離脱していた時でもありました。上の画像は前回訪問時の平成26年撮影時でありましたが、この訪問時はナンバープレートは残されてはいるものの、以下画像のように整備工場の横に留置されておりまして、このまま廃車になる所が伺わせておりました。やはり、貴重な車になりつつある時でもありましたので、この姿はより残念ではなかったかとも思う所でもあったでしょうか。尚、上の画像1が平成20年に撮影しておりました同車でもあります。
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 そして、画像はこの架装車によります教習車であります。この車は昭和61年に導入された車でありまして、訪問時で30年になる車でもありましたが、元は路線車でありまして、今回中央営業所訪問時に撮影しました車の中では最古参の車でもありました。
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 この車の元の社番は12509でありました。車体を見ますと通常の白地に青ラインに黄色のラインが付いておりまして、まさに特殊用途である事を意味しているようにも感じられます。また、よく見るとわかりますが、方向幕の表示がLEDではなく幕式である事がわかります。大分バスの一般路線車では、幕式からLED式に変わっておりましたので、そんな中でのこの車も目立つ部分ではなかったかと言ってもいいのではなかったでしょうか。

 

 (社章とともに)
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 また、画像でもありますように、日野ブルーリボンのプレートが車両後部に取り付けてありました。このロゴを見ますと、まさにブルーリボンらしさがわかるのではないかと思いますが、こういった富士重工架装車にも取り付けてあるだけでも、当時は複数メーカーの架装を行ってもいた事もありまして、ブルーリボンである事がわかる部分である事を思いますとふさわしいものではなかったかとも思います。
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 こちらの画像は、平成24年(12月)訪問時に、大分市内へ向けて走って行っている所を以下画像のように収めたものであります。実はこの日は福岡県北九州市の旧共栄車体工業(現・西鉄車体技術)小倉工場に向かっていた時の事でありまして、この時何らかの手が加えられていたのではないかとは思われます。それでも、このように元気な姿が見られていた事は私自身も良かったとは思っております。
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 ちなみにこの訪問時では、運転士の方からも「教習車を撮りに来たのかな?」と質問されるほどでありました。と言いますのも、この古参の教習車を収めに全国各地から訪問に来られるとの事でありまして、それほど関心さが伺えるようにも思いました。そんなこの教習車に関しましては、現在も在籍しているとの事でありまして、この大分バスに存在しておりました富士重工5E架装車の名残を残しているそうであります。

 

 
 今回は、大分バス中央営業所に出向いた際にl収めておりました富士重工5E架装車に関しましてご紹介しましたが、私も長らく訪問しまして見る事ができていた車が見られなくなった事に関しましては正直残念であった事を覚えております。その間にも多くが廃車になっていたという事もありましたが、経年を思いますと正直仕方がない所ではないかとも思う所ではあります。けれども、ご紹介しておりますように
教習車に関しましては大分バス最後の5E架装車として残されております。とにかく、この車に関しましては1年でも長くこれからも元気な姿を見せていただきたいと思います。