IMG_1165
KATO 2023 C57 4次形 です。今回はこれをDCC対応化改造して
サウンドデコーダーを搭載します。
IMG_1113

今回この4次形を選んだのは、このテンダー内部構造のため。C62等に使用され
ている”2017”の刻印があるものでも、D51等に使用されている”2016”のものでも
なく、”2023”の刻印がある専用のものを使用しているため。これは是非取り扱って
みたいと思ったのです。
IMG_1114

さて、試しにデコーダーとスピーカーを置いてみますが…… やっぱり
収まりませんね。ダイキャストフレーム前方が開いているので以前の
D51風にいけるかと思ったのですが。無加工ではダメそうです。
IMG_1129

そこでダイキャスト前方を切り取る事にしました。グラインダーのように
ルーターに切断砥石を付けて切り取ります。左が元の状態、右が切断後です。
IMG_1133

これで前方の石炭スペース下にスピーカーを横向きに収めることができるように
なりました。こうなれば、あとはいつも通りです。
IMG_1136

いつものアダプターボードを使用してスピーカー、モーター、ヘッドライトへの
配線を引き出します。デコーダーとアダプターボード、ダイキャストは
ショートしないようカプトンテープで絶縁、デコーダーへの電源接続は銅板を曲げて
アダプターボードにはんだ付け、板バネのようにしてダイキャストに接触させます。
IMG_1156

配線はスピーカーの下に通してテンダーから外に引き出し。スピーカーは
もう少し配線を短くしても良かったかもしれません。
IMG_1126IMG_1127

機関車側はこれもいつも通り。モーターの配線を外してデコーダーからの
配線に接続、ライト基板は進行方向左側の電極を絶縁して、デコーダーからの
配線をはんだ付け。ただ、その配線を通す場所が変わっていて、今までモーターの
上を通していたのが車体左側に配線を通すようになっていました。
IMG_1162

あとは配線の余った部分をある程度テンダー内部に引き込んで機炭間の配線の長さを
調整し、車体を組み立てて完成です。

今回はスペースの関係で機炭間にコネクタを設置できず、直接配線となってしまいました。
しかし、作業としてはこちらの方が楽なのと、コネクタ部分での断線の心配がない
というのがメリットなのですよね。今後はコネクタは省略しても良いかもしれません。